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TOUR22 PHALARIS -Vol.I- 2022/6/2(木)【神奈川県】KT Zepp Yokohama -「a knot」only-

DIRENGREY
TOUR22 PHALARIS -Vol.I-
2022/6/2(木)【神奈川県】KT Zepp Yokohama -「a knot」only-

感動に包まれた新木場2days。その最後に告知された待望の11th ALBUM『PHALARIS』のRELEASEと全国TOURの開催。静かに歓喜した。

その後公表されたALBUMの収録内容。ALBUM名と曲名だけで凄まじい程に想像を掻き立てる。そしてそのALBUM名がそのまま題されたTOUR。今回SINGLE楽曲以外の楽曲は一切の情報がない。LIVEで初披露される楽曲。その始まりに心躍らせその後の展開に息を呑み探り探り身体を順応させていく。この感覚を今日は何度も味わえるのだろう。期待は膨らむ。DIRENGREYの現在を『PHALARIS』を刻み込む。

待望のTOUR初日。初日は「a knot」only。会場は定番になりつつあるKT Zepp Yokohama。18時開場にどうにか間に合わせる。新木場は両日開演前の到着だったので番号を呼ばれるのを待つあの独特の緊張感は久々。本日整番632。1階後方上手で待機。視界は上々。シンプルなステージ。御立ち台は『PHALARIS』のジャケットアートワークに使用された雄牛のオブジェ。

19時5分頃暗転。新SEと映像が流れる。円盤、座禅、業火。メンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。スクリーンに本TOUR TITLEが映し出される。徐々に滲んでいくTOUR TITLE。Dieのアコギで前奏が始まる。【新曲】。展開が凄まじい長尺曲。早くも『PHALARIS』の核であろう楽曲が投下される。1番メロ後に京が御立ち台に上がり両手を広げる。パート毎に多彩な声を駆使して歌い上げる。実に宗教的。早く聴き込みたい。続けて久々【Celebrate Empty Howls】。「穢されて行くのは--」の後に客側を指差し『むしろお前等の方だ‼︎』と叫ぶ。

小休憩。京が背中を向け煙草に火を付ける。そのまま奇怪な前奏が流れ出す。【Phenomenon】。途中煙草を咥えながら器用に歌唱。久々のパフォーマンス。続けて【Midwife】。中盤御立ち台に上がり「重なって」は従来通り客側に手を差し出す。この位置で【落ちた事のある空】。「どうにでもなれ--」は強く言葉で放つ。「この時代に--」は御立ち台の前で原曲通りに歌唱。そしてまた初めて聴く音が流れ出す。【新曲】。重く緩やかな始まりから一転一気に曲調が激しくなる。この楽曲も展開が凄まじい。

再びの小休憩。小休憩後に流れ出したのは新しくも懐かしい音。【mazohyst of decadence】。『PHALARIS』で再録となった楽曲が早くも披露される。曲調や展開はほぼ原曲通りも時間は短縮。歌詞は全く別。「明日も愛して下さい」。この流れで【朧】。前回TOURでは感情剥き出しの歌唱で圧巻のステージを見せた楽曲。今回はほぼ原曲通りに歌唱。最後の高音も出し切る。1つの楽曲をいつも多様な表現で魅せてくれる。

小休憩後再び新しい音が流れ出す。【新曲】。曲調は重たくも綺麗に歌い上げる楽曲。「現実はきっと」「許してくれるから」。続けて【Behind a vacant image】。良い流れ。この楽曲のLIVEでの後奏は至高。空気が一転する。【Values of Madness】。映像の一部にメンバーが映し出される。2番サビ前から御立ち台で歌唱。「お前等分かり合えね--よな‼︎」。会場の熱が高まる。この流れならと右腕を構える。【T.D.F.F.】。予想通り。メンバーが動き回る。終盤御立ち台に上がり「いけるか--‼︎」と煽る。本編最後は【詩踏み】。「かかってこ--い‼︎‼︎」と煽る。

メンバーが一旦捌ける。本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。一向に揃う気配がない。

メンバー登場。緊張のアンコール1曲目。予想外の前奏が流れ出す。【蛍火】。映像と照明で蛍の光を表現する。堪能。再びその前奏に驚かされる。【逆上堪能ケロイドミルク】。スクリーンにメンバーが映し出される。再び会場の熱が上がる。この流れは止まらない。【INCREASE BLUE】。メンバーが動き回る。怒涛のように投下される過去曲に笑みが抑えきれない。終盤京は上着を脱ぎ白のタンクトップ姿に。そして【CLEVER SLEAZOID】で更に攻め立てる。京が御立ち台に上がる。首を横に振ると左胸を複数回マイクで強く叩く。『いけるか--‼︎』『いけんのか--‼︎』『いけんのか----‼︎』(2階を指差し)『お前等いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』『男----‼︎』『男----‼︎‼︎』『女----‼︎』『いけるか----‼︎』『いけんのか----‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎‼︎』【人間を被る】。最後は全力で拳を振り上げる。

京は御立ち台の上で指差しを行い拍手をすると早めに捌けていく。

公演終了

待望の新ALBUM TOUR初日。
一切の情報がないまま身体全身で感じる新曲。
『PHALARIS』の断片を垣間見た。

『The Insulated World』
『ARCHE』
近年のALBUM楽曲と共に構築する本編の世界観。

ただただアンコールは衝撃的だった。
TOURは始まったばかり。今後にも期待が募る。

ALBUM発売まで後2公演。
ALBUM発売前のこの貴重な時間をまずは堪能したい。

次は新潟


SET LIST

SE.新SE
01.新曲
02.Celebrate Empty Howls

03.Phenomenon
04.Midwife
05.落ちた事のある空
06.新曲

07.mazohyst of decadence
08.朧

09.新曲
10.Behind a vacant image
11.Values of Madness
12.T.D.F.F.
13.詩踏み

ENCORE
14.蛍火
15.逆上堪能ケロイドミルク
16.INCREASE BLUE
17.CLEVER SLEAZOID
18.人間を被る


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