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TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death- 2023/12/5(火) 【埼玉県】大宮ソニックシティ・大ホール

DIRENGREY
TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death-
2023/12/5(火) 【埼玉県】大宮ソニックシティ・大ホール

CLUB CITTA’で幕を開けた待望のTOUR。『PHALARIS』の終焉。早いものでTOURは終盤。本TOURで演奏されている楽曲は公演を経てより深くより痛く確実に研ぎ澄まされてきた。この壮大な世界観をどう締め括るのか期待は募る。

本日会場は大宮ソニックシティ・大ホール。和歌山に続くホール公演。18時40分頃会場到着。会場入口前に長蛇の列。そのまま入場。本日座席9列センターブロック下手寄り。和歌山の座席とほぼ同じ。ステージには本TOUR定番演出の紗幕が下ろされている。期待を胸に開演を待つ。

19時5分頃暗転。新SEが流れ出す。紗幕に映像が映し出される。蝋燭。次々と本の中で描かれる物語。そして重厚な『PHALARIS』 の本が開く。始まり。SEに被せ薫とDieがギターを掻き鳴らす。血塗れの少女。Shinyaのドラムが加わり1曲目【御伽】の前奏が流れ出す。京が登場。黒のコート。メイク有り。中盤映像が後方のスクリーンでの投影に切り替わり紗幕にはメンバーのシルエットが映し出される。5人のシルエットが揃うこの演出は何度見ても感慨深い。曲が終わった瞬間ステージが真っ赤に染まり紗幕が外される。青のレーザーの照明。続けて【咀嚼】。『埼玉--‼︎』『かかってこい‼︎』と煽り【落ちた事のある空】。会場の熱が上がる。「そんな世界では--」から御立ち台の前に移動。「どうにでもなれ--」は強く言葉で放つ。2番サビは「意味など‼︎」で叫び「何処にもない」から客側で歌唱。『もっと‼︎』と煽り更に声を求める。「この時代に--」は音源通り歌唱するも「君よ」を客側を指差しながら『お前等を‼︎』に変え叫ぶと『生きてるか--!!』『もっと1つになれんだろ--‼︎』『埼玉--‼︎』と煽る。

小休憩後に【響】。サビは感情を昂らせ力強く歌唱。マイクスタンドを設置。【The Perfume of Sins】。高速ドラムに合わせてスモークがステージを覆う。中盤の高速ドラムの位置でマイクスタンドを左肩に担ぎ御立ち台に上がるとそのまま歌唱。マイクスタンドを背中に担いだまま身体を折り畳む。最後はシャウト。スモークと青の照明が幻想的な空間を創り出し前奏が流れ出す。【Schadenfreude】。「天は正しい」で左手で十字を斬る。御立ち台に上がると『かかってこい‼︎』と煽る。「誰しもが吐口--」前で『もっと‼︎』と煽る。間奏で黒のコートを左腕だけ外す。右肩から黒のコートを垂らしながら歌唱。「有象無象の--」前に黒のコートを脱ぎ捨てる。2度目の「ただ生きてるだけで--」は強く言葉で放つ。『川のせせらぎ‼︎』で叫ぶと「重ね--」は客側で歌唱。赤いレーザーの照明が降り注ぎ前奏が流れ出す。【朧】。序盤から感情を昂ぶらせ歌唱。「数えてみたの」後に2度強くマイクで左胸を打ち付ける。痛々しい音が会場に響く。「私ばかりは--」で再び繰り返しマイクを左胸に打ち付けながら歌唱。「何処も愛で--」はマイクを御立ち台に落としマイクレスで泣き叫びながら歌唱。「畳に--」で御立ち台にしゃがみ込むとただ泣き叫ぶ。そのまま【INWARD SCREAM】。悲痛な声。呻き。心が抉られる。

前奏が流れ出す。【The World of Mercy】。昂ぶる感情。最初の「仲間に入れて?」後に『こっちへ...こっちへおいで』と手招く。「遊戯」では左手を凝視しながら奇怪に動かし弧を描く。狂気。繰り返される「The World of Mercy」。スモークと眩い照明が幻想的な空間を創り出す。圧巻。一時の静寂が訪れる。続けて【輪郭】。あれ程迄に感情を昂らせ叫び続けた後にサビではファルセットが美しく響く。心が奪われる。御立ち台に上がるとマイクを身体から離し「MINERVA」。そして背を向け大きく両手を広げ声を求める。「此処に居る」でステージを指差し「この俺は」で自身を指差す。終盤御立ち台の上で奇怪に動き最後「私と変わ...」の「わ」を強く叫び左手を勢いよく伸ばす。

小休憩後に【13】。「必要と--」は音源通り歌唱。「Never die.」前で御立ち台前に移動。「13階段を--」で御立ち台に上がり見下ろす動作。2番サビの「そう誰かの為--」「与えられた道--」は再び御立ち台の前に移動し『そう誰かの為じゃない‼︎』『与えられた道でもない‼︎ ︎』と叫ぶ。「壊してくれ全てを」振り絞る声が強く胸に刺さる。続けて【盲愛に処す】。序盤で上手花道に移動。「名前も知んない」後に『Say‼︎』と煽り声を求めるも声は届かず不満げな表情を浮かべセンターに戻る。「Break into--」後に下手花道に移動。京が客側に手を伸ばす。最後はセンターに戻り御立ち台の前で歌唱。「怒濤に吹き出す--」京の歌唱から始まる【Downfall】。『いけるか--‼︎』と煽る。間奏で更に『もっと1つになれんだろ--‼︎』と煽る。御立ち台の前に移動すると『お前等の糞汚ねぇ声聞かせてくれ‼︎』『いいか--‼︎』と煽り「まだ間に合う--」は客側で歌唱。『いけるか--‼︎』『埼玉--‼︎』『いけるか--‼︎』『いけんだろ--‼︎』『いけんだろ--‼︎』『全員の首こっちまで持ってこい‼︎』と煽り本編最後で【Eddie】。「気が気じゃねぇ」は客側で。「ドブ夢--」前で『お前等もDIR EN GREYの一部だろ‼︎』『全員でこい‼︎』と煽り『3!!2‼︎1!!Go‼︎』とカウント。全力で首を捧げる。御立ち台の前に移動すると『もっといけんだろ--‼︎』と煽り2番サビの「踏み付ける行進曲は」は客側で。京は歌い終えると両手で首を斬る動作をしてマイクを落とし直ぐに捌けていく。

本編終了。メンバーが一旦捌ける。アンコールコール。

メンバー再登場。緊張のアンコール1曲目。本日選ばれたのは【REPETITION OF HATRED】。1音目から首を落としにいく。何度も御立ち台の前に移動し歌唱。サビ前の「ねじ伏せろ」「名の下に」は客側で。後奏では過去定番だった連続グロウル。『もっと糞汚ねぇ声ぶつけてこい‼︎』と煽り【Rubbish Heap】で畳み掛ける。中盤下手花道に移動。終盤センターに戻ると「止まらない--」は客側で歌唱。京が御立ち台に上がる。『埼玉--‼︎』『埼玉--‼︎』『(左足を高く上げ振り下ろしながら)生きてんのか--‼︎』『(左足を高く上げ振り下ろしながら)生きてんのか--‼︎』『生きてんだろ--‼︎』『生きてるよな--‼︎』『お前等全員俺等と1つになれるか--‼︎』『俺等DIR EN GREYと1つになれるか--‼︎』『お前等一部だろ‼︎』『なら伝わってるよな--‼︎』『命削ってこい‼︎‼︎』と煽り【T.D.F.F.】。間奏で御立ち台に上がると両手を広げる。「瓜の蔓に--」の箇所で『愛してなんかねぇよお前等のことなんか‼︎』と羽田2日目の裏返しの言葉。再びの間奏で御立ち台に上がると『上半身持ってこい‼︎』と煽る。全力で応える。静寂。前奏が流れ出す。【カムイ】。本日もまた中盤から感情を昂らせ歌唱。「私も人間」は『私も生きてる‼︎』と歌詞を替え強く言葉で放つ。「Absolute」で御立ち台に上がる。「Absolute」後に『生きてる‼︎生きてる‼︎生きてる‼︎』と叫ぶ。最後のサビ前に悲痛なシャウト。また一層痛みが増していく。詩。唄。音。映像。照明。壮大な世界観に胸を抉られる。歌い終えると京はマイクを落とし両手で顔を覆うと直ぐに捌けていく。曲が終わるとスクリーンにTOUR TITLEが映し出される

公演終了

これ以上にこの心を震わせるものはこの世界に存在しない
そう心から思わせる程に本日もまた圧倒的な演出だった

終わりが近付く

次は大阪


SET LIST

SE.新SE
01.御伽
02.咀嚼
03.落ちた事のある空

04.響
05.The Perfume of Sins
06.Schadenfreude
07.朧

INWARD SCREAM

08.The World of Mercy
09.輪郭

10.13
11.盲愛に処す
12.Downfall
13.Eddie

ENCORE
14.REPETITION OF HATRED
15.Rubbish Heap
16.T.D.F.F.
17.カムイ

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