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TOUR21 DESPERATE 2021/9/24(金) 【神奈川県】KT Zepp Yokohama -「a knot」 & ONLINE only-

DIRENGREY
TOUR21 DESPERATE
2021/9/24(金) 【神奈川県】KT Zepp Yokohama -「a knot」 & ONLINE only-

想像を超えるSET LISTにてCLUB CITTA’で幕を開けた約2年振りとなる待望の全国TOUR。その矢先に京の急性気管支炎により仙台・静岡公演が延期。京の調子が気掛かりではあったが前回栃木公演で無事復活を果たす。そして本日「a knot」 & ONLINE only公演。栃木公演で変化のあったSET LIST。本日の公演もまた期待が募る

18時頃会場到着。検温を行い質問票を提示し入場。「a knot」専用チケット窓口に並び受付で電子チケットにスタンプが押され紙チケットを受け取る。その流れで消毒をし紙チケットを提示。本日座席はE列センターブロック上手寄り。TOUR4公演目にして初のセンター。視界良好。18時35分頃BGMの音量が上がり席から立ち上がる。暗転。

新SEと映像が流れる。下着姿の女性、ベッドに横たわる女性、入院中の男性、森の中に佇む少女、十字架が並ぶ墓地、手形塗れの壁、車椅子の少女、両手で抱えた蝋燭、最初の女性に忍び寄る複数の手、青い瞳。メンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。スクリーンに本TOUR TITLEが映し出される中予想通り【Spilled Milk】の前奏が流れ出す。TOUR初日の序盤の流れを期待する。続けて【朔-saku-】。2番サビは御立ち台の上で歌唱。栃木公演では掠れていた部分も全く問題ない。【REPETITION OF HATRED】。序盤で早くも京が御立ち台の前で歌唱。『力で‼︎』と叫び両手を広げ声を求める。期待通りの怒涛の序盤。

小休憩後に【滴る朦朧】。京がステージ上で奇怪に動く。最後御立ち台にしゃがみ込みマイクを何度も叩き付ける。そして【「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
】。「君に」で客側を指差し「幸あれ」で十字を切る。京の声が妖しく会場に響き渡る。続けて【谿壑の欲】。序盤の攻撃的な展開から一転し新旧の曲を組み合わせ一気に世界観を構築する。ほぼ歌詞替え。御立ち台に上がったまま最後は「息をしてる俺は最後叫ぶ」と歌詞を替え「早く死ね--‼︎」と叫ぶ。昂った感情のまま【落ちた事のある空】が投下される。凄まじい迫力。「どうにでもなれ--」は強く言葉で放つ。「この時代に--」は客側を指差し『この時代に‼︎生まれた‼︎お前等‼︎』と叫ぶ。終盤御立ち台の前に来て『もっとぶつけてこい‼︎』『首まだ残ってんぞ--‼︎‼︎』と煽る。

素晴らしい展開。

小休憩後に【てふてふ】。メンバーが順にスクリーンに映し出される。続けて【赫】。恒例のマイクコードを縄に見立て首吊り。最後首を絞め呻きながら崩れ落ちる。栃木公演同様そのまま【朧】の前奏が流れ出す。本TOUR残りの公演全てこのまま固定を望む程に秀逸な流れ。御立ち台の後ろでしゃがみ込んだまま泣き声に近い声で歌唱。徐々に感情は昂ぶり「爪が--」では胸を掻き毟る。最後御立ち台の上でしゃがみ込み「畳に--」で御立ち台をゆっくり摩る動作。曲終わり『さよなら愛した さよなら私の子』と呟く。

小休憩後。【Devote My Life】で再び会場の熱が上がる。ステージ上で京が動き回る。【CLEVER SLEAZOID】で攻め立てる。「声も出ない--」で御立ち台の前に来て歌唱。再録で追加された終盤前に『首とばしてこい‼︎』と煽る。続けて【T.D.F.F.】。間奏で『お前等首残ってんぞ--‼︎‼︎』と煽る。終盤御立ち台に上がり『一つになろうか--‼︎』。本編最後に
『お前等の心の声響かせてくれ--‼︎』『いいか--‼︎』『男--‼︎‼︎』『女--‼︎‼︎』と煽り【人間を被る】。サビは何度も声を求める。以前のLIVEが急に戻って来た感覚。曲が終わると京は直ぐに捌ける。

メンバーが一旦捌ける。
本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。見事に揃わない。

メンバー登場。アンコール1曲目。京が左手を高く掲げる。【THE FINAL】。栃木公演に引き続きの披露。ただ直ぐに京が着ているTシャツの違和感に気付く。一面に描かれたうさぎのイラスト。何が起きているのか理解するのに時間を要する。最後「咲かせよう」は本日もまた長く永く限界まで伸ばしきる。この位置で【THE FATAL BELIEVER】。TOUR初日同様「Please grant me--」前の間奏で京が御立ち台の前に来て手拍子を求める。続けて『もっといけんだろ--‼︎』『まだ首残ってんぞ--‼︎‼︎』と煽り【Rubbish Heap】で畳み掛ける。「吠えて--」前の間奏でも御立ち台の上で『いけんだろ--‼︎‼︎』と煽る。御立ち台に上がり【詩踏み】。久々に左手で首を斬る動作。間奏で再び御立ち台に上がると何度も胸をマイクで叩く。反応を見て何度も頷く。『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてんのか----‼︎‼︎』『男----‼︎‼︎︎』『女----‼︎‼︎︎』『生きてるか----‼︎』『生きてんのか----‼︎‼︎』『お前等の心の声もっと響かしてくれ----‼︎‼︎』『いいか----‼︎‼︎』『いいか------‼︎‼︎』『LAST----------‼︎‼︎‼︎』【Sustain the untruth】。「LAST」ではなく「生きてるか」が主体のLAST前の煽りも久々。京が上手下手に移動。スクリーンには再びメンバーが順に映し出される。少し掠れる部分はあるものの最後まで京の声はよく出ている。

京は御立ち台の上で何度も左手で胸を叩く。指差しを行い最後は『バイバイ』と口にし捌けていく。

公演終了

今年6月の疎外公演から感じていたのはやはり「声が出せない」ことを前提にしたLIVEだと言うこと。それに伴い煽りも必然的に少なくなる。それは仕方がないことだと受け入れていた。それが突然本日の公演では本編から京が凄まじく煽り続ける。懐かしい感覚。血が騒ぐ瞬間。これこそLIVEだ。まだ声は出せない。まだ元通りのLIVEは出来ない。それでもまた一歩以前のLIVEに確実に近付いた公演だったことは間違いない。

SET LISTの構成も素晴らしかった。未だに少し朦朧としている意識と充実感が本日の公演を満喫した証明。

TOURはまだ序盤

次は川口


SET LIST

SE.新SE
01.Spilled Milk
02.朔-saku-
03.REPETITION OF HATRED

04.滴る朦朧
05. 「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
06.谿壑の欲
07.落ちた事のある空

08.てふてふ
09.赫
10.朧

11.Devote My Life
12.CLEVER SLEAZOID
13.T.D.F.F.
14.人間を被る

ENCORE
15.THE FINAL
16.THE FATAL BELIEVER 
17.Rubbish Heap
18.詩踏み
19.Sustain the untruth


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