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TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death- 2023/11/27(月) 【神奈川県】KT Zepp Yokohama

DIRENGREY
TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death-
2023/11/27(月) 【神奈川県】KT Zepp Yokohama

CLUB CITTA’で幕を開けた待望のTOUR。川崎2daysで明らかとなったFINALのSET LISTは重厚な中盤を軸とし過去曲を効果的に挟みながら『PHALARIS』の世界観を徹底して刻み込ませる内容だった。毎公演のアンコールでは久々な楽曲も披露された。『PHALARIS』の終焉。早くもTOURは折り返し後半戦に突入。本TOURで演奏されている楽曲は公演を経てより深くより痛く確実に研ぎ澄まされてきた。この壮大な世界観をどう締め括るのか期待は募る。

本日会場はKT Zepp Yokohama。18時55分頃会場到着。開演にどうにか間に合う。本日整番A489。当然ながら番号は既に呼ばれておりそのまま入場。後方はまだスペースがある。上手後方の端で待機。ステージには本TOUR定番演出の紗幕が下ろされている。期待を胸に開演を待つ。

19時5分頃暗転。新SEが流れ出す。紗幕に映像が映し出される。蝋燭。次々と本の中で描かれる物語。そして重厚な『PHALARIS』 の本が開く。始まり。SEに被せ薫とDieがギターを掻き鳴らす。血塗れの少女。Shinyaのドラムが加わり1曲目【御伽】の前奏が流れ出す。京が登場。黒のコート。メイク有り。中盤猟奇的な映像に重ね順にメンバーのシルエットが映し出される。映し出される5人のシルエットに本日もまた心を奪われる。曲が終わった瞬間ステージが真っ赤に染まり紗幕が外される。続けて【現、忘我を喰らう】。多彩な声。中盤「現を喰らい」で御立ち台の前に移動。「同じ魂じゃない」の繰り返す「ない」は全て客側に振る。両手を広げ2回目の「何故なんだ?」は客側で歌唱。『もっと‼︎』と煽り【落ちた事のある空】。会場の熱が上がる。御立ち台に上がり「どうにでもなれ--」は強く言葉で放つ。「意味など‼︎」で叫び「何処にもない」から客側で歌唱。『聞こえねぇぞ‼︎』『もっと‼︎』と更に声を求める。「この時代に--」は客側を指差しながら『この時代に生まれた‼︎全ての‼︎お前等の‼︎命を‼︎』と叫び『生きてるか--!!』と煽ると更に続けて『もっと俺等に全部ぶつけてこい!!』と煽る。

小休憩後に【響】。マイクを何度も左胸に打ち付ける。最初の「抜け殻は」後にシャウト。サビは感情を昂らせ力強く歌唱。終盤「目を下に向け--」で前方に来るとそのまま御立ち台の前で歌唱。マイクスタンドを設置。【The Perfume of Sins】。本日もまた中盤の高速ドラムの位置でマイクスタンドを左肩に担ぎ御立ち台に上がるとそのまま歌唱。「鳴呼 一つ--」でマイクスタンドの先を客側に向ける。最後はシャウト。青白く染まるステージ。【Schadenfreude】。御立ち台に上がると『横浜--‼︎』と煽る。「誰しもが吐口--」前で『もっと‼︎』と煽る。間奏で黒のコートを左腕だけ外す。右腕から黒のコートを垂らしながら歌唱。「子守唄」後に黒のコートを脱ぎ捨てると曲調転換で『横浜‼︎』『お前等のここに溜まってる糞汚ねぇもん俺等にぶつけてこい‼︎』と煽る。「誰しもが吐口--」前で『もっと‼︎』と煽る。2度目の「ただ生きてるだけで--」は強く言葉で放つ。呻き。御立ち台に上がったまま赤いレーザーの照明が降り注ぎ前奏が流れ出す。【朧】。序盤から感情を昂ぶらせ歌唱。「思い出す--」で荒れる呼吸。「掻き毟る」後御立ち台を両手で掴み激しく身体を揺らす。「何処も--」は御立ち台の上にマイクを落とし泣き声で歌唱。「畳に--」で再び御立ち台に上がると最後『返して‼︎』と繰り返し泣き叫ぶ。そのまま【INWARD SCREAM】。御立ち台の上にしゃがみ込むとマイクを落とし呻き続ける。

前奏が流れ出す。【The World of Mercy】。序盤から激しく昂ぶる感情。2度目の「本当の心」後強くマイクを左胸に打ち付ける。「遊戯」では左手を凝視しながら奇怪に動かし弧を描く。曲調転換。「情に絡み付いた--」前に『こっちへ...こっちへ...こっちへおいで』と手招く。狂気。「世界で」で照明が落ち曲調転換。繰り返される「The World of Mercy」。スモークと眩い照明が幻想的な空間を創り出す。曲が終わると繰り返し何かを口ずさむ。1つの命を。【輪郭】。御立ち台に上がり「MINERVA」。背を向けると大きく両手を広げ声を求める。終盤高音が出なくなる。声を振り絞る。最後「私と変わ...」の「わ」で左手を勢いよく伸ばす。

小休憩後に【13】。強く何度もマイクを左胸に打ち付ける。痛々しい音が会場に響く。「独りで生きて--」で御立ち台の前に来ると「必要と--」で『必要とされることが‼︎全てだろ‼︎』と叫ぶ。「13階段を--」で御立ち台に上がり見下ろす動作。2番サビの「そう誰かの為--」「与えられた道--」は『そう誰かの為じゃない‼︎』『自分自身の為だろ‼︎』と叫ぶ。続けて【谿壑の欲】。最後「誰かがこう言うの」を「俺はこう叫ぶの」に変え「早く...死ね--!!!!」と叫ぶ。『横浜--‼︎』『1つになれるか--‼︎』と煽り【DIFFERENT SENSE】で攻撃再開。「吐き満たされた--」前に『いけるか--‼︎』『1つになれるか--‼︎』と煽る。御立ち台に上がり「Live Through This World」前で『横浜‼︎』と煽り『もっと‼︎』と更に声を求める。御立ち台の前に来ると『掻きむしる胸‼︎』で叫び「残せない--」は客側で歌唱。「救われない--」からは客側と交互に歌唱。最後「青空」で左手を高く掲げる。『横浜‼︎』『もっと命削ってこい‼︎』と煽り本編最後に【Eddie】。『相見えた‼︎』で叫び両手を広げ「気が気じゃねぇ--」は客側で。「ドブ夢--」前で『もっと糞汚ねぇもんとばしてこい‼︎』と煽り『3!!2‼︎1!!Go‼︎』とカウント。2番サビ前で御立ち台の前に来ると『お前等生きてんだろ--‼︎』『ならもっと感じさせてくれ‼︎』と煽り「踏み付ける行進曲は」は客側で。歌い終えると京はマイクを落とし直ぐに捌けていく。

本編終了。メンバーが一旦捌ける。アンコールコール。

メンバー再登場。アンコール1曲目。【BUGABOO】。「灼熱の--」から御立ち台の上で歌唱。この楽曲も『PHALARIS』の世界観に違和感なく溶け込んでいく。想定外な前奏が流れ出す。【RED SOIL】。『UROBOROS』楽曲の共存。「肌は何色?」後に『横浜--‼︎』『横浜--‼︎』『お前等もDIR EN GREYの一部だろが‼︎』『もっと命削ってこい‼︎』『もっと俺等にぶつけてこい‼︎』と煽る。再び京が御立ち台に上がる。『横浜--‼︎』『横浜--‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『聞こえねぇぞ‼︎』『男--‼︎』『男--‼︎‼︎』『女--‼︎』『俺等と1つになれるか--‼︎』『俺等DIR EN GREYと1つになれんのか--‼︎』『男も女も関係ねぇ‼︎命削ってこい‼︎』と煽り【T.D.F.F.】。「瓜の蔓に--」の箇所で『お前等の首寄越せ‼︎』と煽る。曲が終わる。歓声が止む。静寂。前奏が流れ出す。【カムイ】。本日もまた中盤から感情を昂らせ歌唱。「私も人間」は『私も生きてる‼︎』と歌詞を替え強く言葉で放つ。「Absolute」で御立ち台に上がる。サビの直前でマイクコードを縄に見立て首を吊る動作。胸に突き刺さる。歌い終えると京はマイクを落とし両手で顔を覆うと直ぐに捌けていく。曲が終わるとスクリーンにTOUR TITLEが映し出される。

公演終了

上手後方からの景色
高い芸術性
言葉を失う程に痛く美しい

次は和歌山


SET LIST

SE.新SE
01.御伽
02.現、忘我を喰らう
03.落ちた事のある空

04.響
05.The Perfume of Sins
06.Schadenfreude
07.朧

INWARD SCREAM

08.The World of Mercy
09.輪郭

10.13
11.谿壑の欲
12.DIFFERENT SENSE
13.Eddie

ENCORE
14.BUGABOO
15.RED SOIL
16.T.D.F.F.
17.カムイ

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