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TOUR19 This Way to Self-Destruction 2019/9/23(月・祝)【香川県】festhalle

DIRENGREY TOUR19 This Way to Self-Destruction
2019/9/23(月・祝)【香川県】festhalle

前回のTOURから早5ヶ月。国内だけで3ヶ月、海外迄含めれば半年に及ぶ長期TOURがついに京都で幕を開けた。これ迄の5公演では『The Insulated World』の全曲にNEW SINGLE『The World of Mercy』を加え『The Insulated World』の世界観を存分に見せ付けてきた。其処に旧曲が溶け込みLIVEを構築する。そして昨日より始まった香川2days。香川初日は京の口内自傷から始まった圧巻のLIVE。そして終演後に届けられたメッセージ。何処まで今日はその思いに応える事が出来るのか。不安と期待が募る。

開場。本日整番204。センター上手寄り7-8列目待機。会場内は昨日同様のシンプルなステージ。2度のアナウンスが流れるも全く押しが発生しない。本TOUR初めて暗転で漸く押し発生。

【新SE】が流れメンバー登場。京はメイク無し。1曲目。予期していなかった曲の前奏が流れ始める。【The World of Mercy】。今迄の5公演では本編最後この楽曲の意味合い通り「Ranunculus」の後に『The Insulated World』の世界観を締め括る位置で披露されてきた。少なくともこの流れはTOUR前半戦は固定だろうと考えていた。それがこのタイミングでの曲順変更。戸惑ったまま曲は進んでいく。「瞳の奥が白く濁る」の後で京が後ろを向き両手を広げる。「Ranunculus」で感情が昂ぶったまま歌う本編最後の時とは違い忠実に歌い上げる。堪能。これもこの曲が進化していく為の必要な過程なのだろう。続けて『かかってこ--い‼︎』と煽り【人間を被る】。間奏で『もっといけんだろ--‼︎』。

小休憩後に京が煙草を吸い始めそのまま【Downfall】。再び『かかってこ--い‼︎』と煽る。間奏で『男--‼︎』『男--‼︎』 。御立ち台に上がり「まだ間に合う--」の前で『お前等の声聞かせてくれ‼︎』。御立ち台に上がったまま『おいくそったれども‼︎』『お前等首落として帰れ‼︎』と首を切り【軽蔑と始まり】。間奏で『もっと曝け出してこい‼︎』『いけるか--‼︎』『俺んとこまでぶつけてこい‼︎』。会場の熱が上がる。続けて【Celebrate Empty Howls】。御立ち台に上がり恒例になった「穢されて行くのは--」の後に凄まじき形相で客側を指差し「お前等も同じだ」と歌詞替え。緑に染まるステージ。この位置で【腐海】。2番から御立ち台の前に。サビは客側と交互に。

小休憩。京がドラムセットに腰掛け両手で顔を覆う。なかなか立ち上がろうとしない。【絶縁体】の前奏が流れ出す。前奏途中で漸く京が立ち上がる。「貴方にとってこの時間は何でしょう?」。この詩が昨日のメッセージと重なる。どれだけの覚悟を持って今このLIVEに臨めているか自身に問い掛ける。【谿壑の欲】。小刻みに震えながら歌唱。一段と増した狂気に圧倒される。最後「誰かがこう言うの」を「私は」に変えその後にマイクで呻きながら「早く死ね」と呟く。

小休憩。京が背中を向けドラムセットの台にマイクを何度も叩き付ける。前迄来るも今度は御立ち台にマイクを何度も叩き付ける。【赫】が流れ出す。昂ぶった感情。動作が何時にも増して大きい。最後はマイクコードで首を吊る。【Devote My Life】で攻撃再開。サビの「残酷な」で『もっと‼︎』と煽る。『お前等の汚い声聞かせてくれ‼︎』【Values of Madness】。続けて【Rubbish Heap】で畳み掛ける。間奏で御立ち台に上がり「吠えて糞塗れ--」の前で『1つになれるか--‼︎』と煽る。本編最後に【Ranunculus】。感情を昂らせ歌唱する2番サビはこの心に何度でも突き刺さる。スモークがステージを覆いメンバーが一旦捌ける。

アンコールコール。明日声が枯れようとも全力で。

メンバー登場。京だけ出て来ない。【HYDRA -666-】の前奏が始まり京が出て来るが「The World of Mercy」のお面着用無し。首を捧げる。続けて【鬼眼】。間奏で『飛べ‼︎』。「Victimization」ただ全力で。『お前等の感情全部(左胸を掌で叩き)ここにぶつけてこい‼︎』【Followers】。御立ち台に上がり昨日とは違い穏やかな表情で客側を見詰め「それが私、これが私」。2番サビで御立ち台の前に来て合唱。前に高く掲げた左手は今日も曲が完全に終わる迄確りと掲げたまま。【NEW AGE CULTURE】で再び会場の熱が上がる。御立ち台に上がり『男--‼︎』『男--‼︎‼︎』マイクレスで「女--‼︎」「生きてんだろ--‼︎」「生きてんだろ--‼︎」再びマイクで『ならいけんだろ--‼︎』『かかってこ--い‼︎‼︎』『LAST----‼︎‼︎‼︎』【詩踏み】。冒頭のブレイクで何度もマイクで左胸を叩く。2番サビ後の曲調転換。割れんばかりの歓声が起きる。最後の力を振り絞る。

京は拍手の後『バイバイ』と口にして今日も直ぐ様捌ける。

公演終了


熱いLIVEだった。ただ本当にこれで届くのか。その疑問が払拭出来ないまま終わってしまったLIVEだった。昨日のメッセージがなければきっと楽しかったで終えられた筈のLIVE。

次は心の底から燃え尽きたい。

次は小樽


SET LIST

SE.新SE
01.The World of Mercy
02.人間を被る

03.Downfall
04.軽蔑と始まり
05.Celebrate Empty Howls
06.腐海

07.絶縁体
08.谿壑の欲

09.赫
10.Devote My Life
11.Values of Madness
12.Rubbish Heap
13.Ranunculus

ENCORE
14.HYDRA -666-
15.鬼眼
16.Followers
17.NEW AGE CULTURE
18.詩踏み


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