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私の失敗ストーリー#2『無敵な僕に立ちはだかった壁』
僕の名前は松原嘉哉。
現在は『honto』というハイブリッド型総合書店サイトを運営している企業の初期メンバーとして立ち上げから関わっています。
不思議なことに僕は中学生くらいの時から『自分は絶対に上手くいく』という確信を持って生きていました。
大学受験に失敗して予備校に通った時ですら、高校が男子校だったこともあり、女の子と一緒に勉強が出来ることが嬉しくてラッキーだなと思うくらい『僕の人生はどう転んでもすべて上手くいっている』という謎の絶対的な自信がありました。
しかしある時、そんな僕の絶対的な自信が根底から揺らぐ出来事が起こったのです。
それは僕がバイオベンチャー会社で働いていた時のことです。
その当時、僕は営業マンとしてそのバイオ会社が作った健康系の製品を飛び込みで売り歩いていました。
しかし、ここで大きな壁が立ちはだかります。
飛び込み先で僕にその製品に対する熱量が無いことを見透かされてしまい、全く売ることが出来なかったのです。
今まで周りの空気を読んで、その時その時の最適な対応をしてきたのですが、その代償として僕にはこれといって熱量をかけられるものが無かったのです。
それが仕事にも大きく影響していたのです。
今までのやり方が通用しない状況になり、僕はこの時生まれて初めて味わう挫折感を嫌と言うほど味わったのでした。
おそらく鬱状態になっていたのだと思います。永遠に彷徨う迷路を歩いているような先の見えない絶望感と虚無感に打ちのめされました。
ただ、その経験のお陰で、僕は「自分や他人の心の声」に興味を持つ様になり、それが自分の人生や仕事に活かされている様に思います。
他人の思考を知りたいから『ペア読書』という同じ本を読んでその感想をシェアし合うワークショップも定期的に開催しています。
これが僕の経験した失敗談です。
もし、このお話しがこれを読んでくれたあなたの人生においてほんの少しでもお役に立てたなら、とても嬉しく思います。
最後まで読んでくれて、どうもありがとうございます。
松原嘉哉プロフィール
1981年8月3日生
千葉県佐倉市出身
新しいことが好きで新規事業ばかり担当しているサービスプロデューサー。現在は、読書のコミュニケーションとしての価値を生むペア読書を世の中に広げるために奮闘中。プライベートでは、双子(4歳)のパパ。一緒にプリキュアを見るのが日課。自慢のリサーチ力を使い、娘にプリキュアの知識をひけらかしている。
Twitter https://twitter.com/freeryman/
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