DEEPJEWELS43のはじまりから終わり


RIZINガールが終わり、
事務所に最後の挨拶に行った時に
佐伯社長とお会いしてお話したのがはじまり。


有名選手とエキシビジョンマッチと
横瀬選手との試合を提案していただき
横瀬選手との試合が良いと即答した。

2年間本気でやってきたのに
エキシビジョンマッチは絶対に嫌だった。


MMAの試合で勝った経験のある横瀬選手の方が自分より強い事はわかっていたけど
それでも真剣勝負が良かった。


試合が発表されても、
自分がJEWELSに出られるなんて夢のようだった。

アマチュアのオープニングマッチだと思いきや
プロ試合だった。

DEEPJEWELSに出場できる実力ではないことは
私が1番わかっていた。
私の役目は客寄せパンダだとしても
元RIZINガールという肩書きと注目度で呼んでいただいてるとしても
それでも絶対に勝ちたかった。
本気でやってきた事を証明したかった。


とにかく練習をした。

ALPHAのプロ練に出稽古に行かせてもらい
みさきちゃんと組ませてもらった。
まったく何も出来なかったし
チョークで喉が潰れた。
今までの練習とレベルが違って、
自分の弱さに絶望して
泣きながら帰宅した。

でもここでスイッチが入って
ジムでも前よりハードな練習を自分でもやるように心がけた。
クラス終わってから残ってもらって
連続スパーもしてもらった。

ハードな練習で恥骨結合炎になってしまい
子供4人産んでから体を大事にしていなかった事を後悔した。


1週間ほど安静にして

青帯初試合の三つ巴戦でボロ負けした。

勝ってJEWELSの試合までの勢いをつけたかったのでとても悔しかった。


痛みを騙し騙し練習を続けた。
腰痛も首のヘルニアも
肋骨のヒビも悪化して、毎日の練習がとにかく痛かったけど
絶対に絶対に勝ちたかった。


最後はパーソナルを増やしてもらって
壁や立ち上がる練習もたくさんしてもらった。


カルぺディエム三田で
竹浦さんにアドバイスをもらった。
とても勉強になった。



試合が近づくにつれて
不安でメンタルも不安定になった。


自分でエントリーしてお金払う今までの大会とはわけが違った。


最後の1週間は、
不安もあり毎日のように泣いていた。


でもできる限りの練習は、した。


泥臭くていい、漬けてでも
とにかく今回勝たなきゃダメ。

代表に言われて、その通りだと思った。

次に繋げるためにも
勝たなきゃだめだった。





初めての公開計量。
ずっと横に立って華を添える役割だったのに
自分が体重計に乗れる日が来たことが嬉しかった。
でもとても緊張した。


54キロだったけど不安で2日塩抜きして半身浴も長くしたから

2キロ近くアンダーだった。


終わってゆみえさんとちーこさんと
うどんとカツ煮丼を食べたのも思い出になった。




試合前日は緊張であまり眠れなかった。


試合は自分の方が沢山出てるはず
相手よりも人生経験は勝ってるはず
ポジティブになれるように色々考えた。


竹浦さんが
楽しんできて自分のための試合をしてとメッセージをくれて
とてもホッとした。




大会当日、

代表が運転してくれて
みんなで会場に向かった。
緊張していたけど、
みんなと一緒だから嬉しかった。


会場についたら
もうABLAZEのみんなが並んでくれていて泣けた。
応援してくてれている方も既に並んでくれていた。


受付をして
ドクターチェックして
控え室に行ったら
浜崎選手がいてめちゃくちゃ嬉しかった。

ゆみえさんがアイロンをしてくれた。
ホッと、やさしい気持ちになれた。


着替えて、リハして、
リングチェック。先輩に一緒にしてもらった。

床は少しザラついていたけど回りやすかった。
ケージは固くて少し打ち込みしてもらっただけで肘を擦りむいた。

回りやすいから動きの調子が悪くなくて安心した


やりたい事ができているイメージをたくさんした。




大会が始まり、
オープニングマッチが終わり
選手みんなでリングに上がった。
入場、とても緊張した。
あきぴー!って声が聞こえて
みんながいてくれて
嬉しかった。
ゆみえさんが作ってくれたうちわか見えた。
めちゃくちゃ嬉しかった。



1試合目が始まり
すぐに入場口に行った。


自分の試合があるのにちーこさんも一緒にきてくれた。
緊張でたくさん水分をとって、
目薬も何回もした。

みんながついてるから大丈夫って先輩たちが言ってくれた。


第1試合が終わり自分の番になった。


6月に癌で亡くなったまことさんが好きだった曲で入場した。
まことさん、見てくれてたかな?


めちゃくちゃ緊張したけど、
腹括った。

みんながあきぴー!!ってたくさん言ってくれた。
泣きそうだった。



横瀬選手も入場して、
試合がスタートした。

練習通り下を選択して
やりたい流れがあったけど無理で抑え込まれ
上手くいかないまま動けずマウント、
代表の声は聞こえているけど脳がまったく働かず、掴まれている右腕がとれずどうしていいかわからず、パニックになっていたと思う。

体の向きを変えて
なんとかクローズドに戻したくてもダメで
またマウントをとられ
三角されそうなタイミングで逃げようとしたけど
バックとられてチョーク。
首がメキメキと音がなって
しっかり苦しくて
このままタップしなかったら首壊れるし失神するなとわかったから
負けを認めてタップした。

辛かった。
惨めだった。
恥ずかしかった。
消えたかった。
申し訳なかった。

たくさんの人に応援してもらったのに
全てが終わってしまった。

勝って、MMAに挑戦すると言いたかった。


全て無駄になった気持ちになったし
やっぱりADHDで運動神経のない自分には
頑張っても無理だと思った。


散々泣いた。


ちーこさんの試合を入場口とU-NEXTで見て
すごくかっこよかった。
勇気をもらえた。


自分の試合が終わってから1時間くらい
代表からは言葉もなくて
もう、私に呆れてるんだろうなと、思った。
恥ずかしい生徒でごめんなさいっておもった。
たくさん教えてもらったのに申し訳なかったし
ジムにとっても、
マイナスな存在になっていると思った。



代表は、試合の修正すべき点を教えてくれて、
すぐには強くなれないということと
自分もそうだったという励ましの言葉と
勝たせてあげられない自分にも責任はあるという言葉と
これからチームで頑張ろうと、言ってくれた。


大輝さんも、たぶちさんも、
たくさん励ましてくれた。


もう、また、練習がしたくなっていた。



やめないなら、運動神経わるくても、
カッコ悪くても、
やるしかないと思った。



Twitterを見るのが怖かったけど
みんなたくさん優しい言葉をくれていた。


負けたのに、みんな優しかった。


次は勝っている姿を見せたいと思った。




大会が終わり
会場にいたら
一緒に泣いてくれた方もいた。
たくさん励ましの言葉をくれた。
遠くからきてくれているのに、
お土産までくれた。
みんな優しかった。
絶対に勝って、恩返ししたいと思った。




元RIZINガールからのスタートは
惨めなバックチョーク1本負けだったけど、
いつか勝って
この負けすらも誰かの希望になれるような
人生にしたいと思った。

たくさん負けも含め経験して
最高の、初心者専門の指導者になりたいと思った。


スポンサー募集していないのに
スポンサー名乗り出てくれて支えてくれる方がいたり
試合までも試合後も
色んな方に支えてもらっていた。





まだ首の痛みも心の傷も直ってないけど
もう1週間後にはノーギとギの試合がアダルトである。
勝てるように頑張る。


いつも練習してくれている
ABLAZE八王子の仲間に感謝。
みんなありがとう。



ありがとうございました。


また、諦めず、頑張ります。

いつか、
必ず勝ちます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?