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終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris- Encore イヴ√感想


アルペシェールに戻ってきたぞ感。

待ちに待った終ヴィルFD!やっと始めました!
どのストーリーから行くか迷いましたが
公式ブログさんの『優しい気持ちで終わりたい方へ』を信じて-Encore-からスタートすることにしました。
プレイ済みの先人達のお声を聞いて、最推しのマティスくんはラストに取っておこうと思ったんだけどこの判断は果たして…。
ハピエン厨私の心折れるな頼むぞ。

↓↓そんなわけで感想↓↓


とりあえずメインだろ!!と思いイヴを選択。
開始と同時に、-Encore-に分岐する四章までの本編ストーリーについて軽くあらすじ振り返りムービーを流してくれて親切設計でした。
本当は本編再プレイがより深みにハマれるんだろうけど時間がないからね忙しい現代人にはね。こういうの大変ありがたいです。

イヴの話は英雄となって死ぬか博愛を発揮して死ぬかのストーリー。どっちにしても死ぬんかい。
そうだったコレ終ヴィルだったネ…。

なんやかんやでシアンさんに(実験動物として)保護されたイヴセレ、ナディアちゃんのために結果を急ぐダハトくんの暗躍によってアルペシェールは大ピンチに。ダハナディ〜!とか興奮してる余裕は1ミリもないほど事態はめちゃくちゃ悪いです。
リコリスノワージュの花畑は焼かれ、国全体に毒素がばら撒かれる前に花畑を爆破しに行くイヴ。燃え盛る炎の中で愛を確認し合うイヴセレは本編を思い出しますね…。よりにもよってイヴ√のリコリスはよく燃える。つら。
普通に考えてこの時点でもうイヴセレに待つのは死のみって感じだったんですけど、アンクゥ&アドルフの活躍によって研究所に戻れた2人。
本編プレイ済み前提だからか、アンクゥ=アドルフについて明らかにそれと分かる描写がたくさんあってエモエモのエモでした。
あとねマムね…。マムに向かって何度も「マ…」と呼びかけてしまいそうになるアンクゥ、それを息子と見抜いたマムよ。ここでまず一回泣いた。マムの愛は深い。アンクゥがそれに応えようとするのも良い。

たしかこの辺りで分岐して
【英雄の章】ではリコリスノワージュの毒素から生き残った国民が大パニックで研究所襲撃→勝手にリライバー装置起動したり殺し合いしたり発狂祭り。
イヴセレたちはとりあえずみんなでダハトくんの隠し部屋に逃げるも、この混乱を鎮めるためにはイヴセレ2人を『自己犠牲の英雄』『慈愛の聖女』として抗体を作る材料にする&救済の象徴という形で犠牲にするしかないという結論に。
「冥界で2人愛し合う」とその提案をあっさり受け入れるイヴセレ、さすが達観してるゥ〜!!
展開的にはバドエンまっしぐらなんだけどここの2人は本当にスッと受け入れてるからなんか明るい未来待ってる??と思っちゃったよね。
イヴの遺伝子によって汚染された染色体を治療する&セレスちゃんはクローンたくさん作られ国中に生き埋めにされリコリスノワージュの代わりに毒素を吸収させられる、こんな明るい未来があってたまるか…。
最期の瞬間まで口づけして愛し合っていた2人、からのED曲で終了!!
ではなく。
ED後に研究所から脱走を試みるクローンセレスちゃんが1人。リライバーのようでセレスちゃんの『記憶』は引き継いでいるらしく。生き埋めは嫌だよねそりゃ逃げるわ。
そこに現れたのは同じくクローンリライバーのイヴ!顔に火傷の跡は無く瞳の色も変わっていました。
ED前までのイヴセレと地続きで見てしまった私がアレなんですが、感動の再会を果たすのかと思いきや、当然リライバーなので『恋愛感情』は持ち合わせていないわけですよ。さっきまで(作中時間は結構経過してるのかもだけど)あんなに愛し合っていたのにセレスに対し「単なる興味で会いたかった」というリライバーイヴ。ここ本当にキツかった。どえらいバドエン踏んだと思った。
愛し合ってた2人の『愛』が丸ごと無かったことになるとかいう、リライバーの悪いところを存分に発揮した終ヴィル感たっぷりのバドエン。
でもその後「一緒に逃げる?」というイヴの手を取るセレスで終わったのでちょっと心が救われました。
これから恋愛するか友情を育むかは2人次第…的な締め方で良かったほんっとに良かった!!

【博愛の章】では、リコリスノワージュの毒素に侵されたイヴの体が限界を迎え、シアンさんが抗体を完成させるまでの時間稼ぎとして遺伝子を使うため即犠牲になることに。
ボタボタ体が崩れながらの「愛してるって叫んでくれたのが嬉しい」と頬染めイヴはちょっとレベル高すぎよ…。
「全てを救うと決めたけど愛しているのは君だけ」と博愛の中に偏愛を僅かにのぞかせ、仮面とともに生きてという【呪い】をセレスちゃんにかけて死ぬイヴ。
ED後は50年経過。国を救うため犠牲になったイヴと抗体を完成させたシアンさんが【ヴィルシュ】と呼ばれる英雄となり語り継がれている。
そして赤い彼岸花に囲まれたアルペシェールで孤児院を引き継ぎシスターとして暮らすセレスちゃん(68)。いつものようにアンクゥと話をして眠りに落ちるセレスちゃんの元に「ずっと君のことを待っていた」と語りかけるイヴ。そしてようやく彼のお嫁さんになるため共に行くセレスちゃん!
これはかなりの涙腺崩壊エンドでした。(書きながら再度号泣)
68歳セレスちゃんが眠るシーンで、アッこれはアカン…と察したものの、案の定イヴがお迎えに来たもんだからもう涙がボロッボロン。
映画『タイタニック』のラストシーン的なやつにはとことん弱いです。
あと展開的にはイヴセレ叶わなかったはずなのに読後感はハピエン風味があってとても素敵だった。

英雄の章グッド(?)エンドのみED曲あり&振り返りスチルが流れる仕様だったのでそちらが一応ベストエンド扱いなのかな??
でも私は救済の章が好きです!!!!

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