スキンケアのお話〜洗浄料について①〜 (現役皮膚科医が教える皮膚科に行かなくても健康、綺麗になる方法)

みなさま、明けましておめでとうございます!
今年の外来は1/4スタートでしたが、たくさんの患者さんたちに来院いただいています。
やはり、外来業務は私の元気の源!患者さんたちからたくさん元気をいただきました。ありがとうございます😊

今回は洗浄料について少しお話したいと思います。

世の中にはたくさんの洗浄料があります。
私は月刊LDKやLDK the Beautyといった雑誌で化粧品の成分分析をさせていただいています。
それゆえ一体どんな商品を選べば良いの?と外来でも良く質問を受けます。
最近ではたくさんの商品があり、みなさま選択に困っていらっしゃることが多いのです。

洗浄料の役割は当たり前ですが、汚れを落とすこと。
その強さは様々です。
洗浄力は含まれている界面活性剤の種類や量で大体決まります。

まず界面活性剤についてお話します。
界面活性剤とは水と油を混ぜるのに欠かせません。洗浄料には界面活性剤が入っているからこそ皮脂やメイクの汚れを落とせるのです。
最近では石鹸以外の合成界面活性剤を悪、とする考え方もありますが、決してそんなことはありません。
上手に選んで賢く使えば問題ないのです。

次に界面活性剤の種類を見ていきましょう。
界面活性剤は大きく分けると次のようになります。

①陰イオン系
②両性イオン系
③非イオン系
④陽イオン系

細かいことをいうと、またいろいろ種類があるのですがだいたいこれをわかっていれば大丈夫です。

洗浄料としてよく使われるのは①陰イオン系。この中には石鹸やアミノ酸系洗浄料が含まれます。しっかり汚れを落とすことができます。

石鹸はそれ自体悪いものではないけれど、洗浄力はわりと強めで洗い上がりにお肌がつっぱったりすることがあります。また、もともとお肌は弱酸性。石鹸はアルカリ性が強くお肌の弱い方が連用するとお肌に負担がかかってしまうことも。しかしながらお肌に触れると不活化されるためバリア機能を壊しにくいという点から見直されている面もあります。
実は私も最近愛用しているのは、ドクターブロナーのマジックソープ。メイクも落とせるし、食器だって洗えるスグレモノ。複数揃えて香りを楽しんでいます。

https://www.drbronner.jp/

石鹸は油脂をアルカリで鹸化したもの。
表示は「カリ石鹸素地」とか「ミリスチン酸」などの油脂に「水酸化カリウム」などのアルカリが添加されていれば石鹸です。

アミノ酸系洗浄料と呼ばれるものは洗い上がりはしっかり。しかし石鹸ほどはつっぱらない。さまざまな種類があり、強さもそれぞれですが現在発売されているほとんどの洗浄の主体になっています。
「グルタミン酸」や「アスパラギン酸」などのアミノ酸+「ナトリウム」や「カリウム」などが組み合わさった名前がついています。

続きは次回に…。

医療法人社団兼愛会前田医院皮膚科・美容皮膚科ホームページ
http://hopitalmaeda.com/derm/index.html
 
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https://www.environ.jp/ http://

www.cutera.jp/zoskinhealth/ https://

www.amazon.co.jp/顔は洗うな-なぜスキンケアで失敗するのか-大仁田亜紀-ebook/dp/B01NAZ7NHQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1525966921&sr=8-1&keywords=大仁田亜紀

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