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えがくこと

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たかさんは、20代の頃に統合失調症を発症してから、何度も入退院を繰り返してきました。そのたびに、スケッチブックに色鉛筆で絵を描いてきました。絵を描くと、とても心が落ち着きます。た…
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#当事者

きょうだい会#01(20230819)

きょうだい会がスタートしました。 専門知識のないシロウトがいつまで続けられるかわかりませんが、きょうだい当事者という立場と経験だけを頼りにやってみました。備忘メモですが、会の冒頭でお話した原稿を記しておきます。 ■はじめに わたしには長年統合失調症を患っている兄がいるので、「きょうだい」という立場で参加しています。 (父が12年前に亡くなり)昨年母が亡くなったことをきっかけとして、兄の面倒を看る「きょうだい」になりました。 ◼️きょうだい会のきっかけ 母が亡くなり兄のこと

きょうだい会#02(20230910)

ケーススタディ(自分語り)では、発表者が自分の体験談を話して、それを聞いた人たちが、自分の体験や思いに照らし合わせて感じ取ったことを発表者に伝えるということをやってみたいと思います。今日はまずわたしが発表させて頂きます。みなさん、メモを取るなどしながら、聞いて頂ければと思います。 ◼️障がい者アート展覧会出品 兄が初めて急性症状を起こしたのが20代の頃ですので、もう30年以上たちます。はじめの頃は入退院も繰り返しながら何とか回復して、一時期はこちらの施設にもお世話になったこ

きょうだい会#03(20231001)

「対話による、気づき」 前回は、会話と対話の違いについてお話ししました。きょうだい会では、是非みなさんとの「対話」を深めて、そこから「小さな気づき」を得られるようになりたいと思います。 きょうだいや、家族は、生まれたときから、一緒にいるのが当たり前になっています。人と一緒に生活をしていると、楽しいことや嬉しいことだけでなく、辛いことや悲しいことも起こります。 人は、こどもからおとなに成長する過程で、学校や趣味において、周りの人たちとの関わりの中で自分自身をひとりの個体と