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えがくこと

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たかさんは、20代の頃に統合失調症を発症してから、何度も入退院を繰り返してきました。そのたびに、スケッチブックに色鉛筆で絵を描いてきました。絵を描くと、とても心が落ち着きます。た…
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#絵画

かいた絵をnoteに

たかさんは、リハビリのために病院のデイケアに通い、かいた絵をnoteに掲載し始めました。 これまで何度も足を踏み外して、奈落の底に落ちたのですが、そのたびに、板切れにすがりつき、こころに真っ白な紙を広げて色をつけてきたのです。 ♪本マガジンでは、たかさんの闘病やリハビリの様子を観察し、兄妹(あにいもうと)の対話の断片を書き綴っています。記事をご覧いただいた感想をコメント頂けると嬉しいです。 たかさんの画集はこちら https://note.com/hikari1111/

うまいのか、どうなのか

たかさんの絵は、うまいのかどうなのか分かりません。 新しい絵が完成すると自分で額縁にいれてリビングの壁に掛けます。 母もわたしも、いいね!というときもあれば、うーんと首を傾げたり、 うちの家族はどうも言葉が足りないのです。 ♪本マガジンでは、たかさんの闘病やリハビリの様子を観察し、兄妹(あにいもうと)の対話の断片を書き綴っています。記事をご覧いただいた感想をコメント頂けると嬉しいです。 たかさんの画集はこちら https://note.com/hikari1111/m/m

糸が切れたように、ポーンと

たかさんが、急性症状が起こったとき、 目の届くところに家族がいたのですが、 なぜか気づかなかったのです。 いつもじっとしているから、 はたから見ても、こころの状態は分からないです。 そして、ポーンと糸が切れたように、 あちらの世界に行ってしまうのです。 ♪本マガジンでは、たかさんの闘病やリハビリの様子を観察し、兄妹(あにいもうと)の対話の断片を書き綴っています。記事をご覧いただいた感想をコメント頂けると嬉しいです。 たかさんの画集はこちら https://note.c