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揺れて揺れて今世界が

僕は酷く疲れると風呂入りながらアイスを食べることで癒しを求めます。
最近非常に多忙で疲れがたまっていたので今日も風呂アイスをかましていました。そして風呂に入った時にゆっくりと携帯にたまった仕事の連絡の返信をするのが日課なので、アイス食べた後にひととおり返信し、携帯を置き、頭と身体を洗い終わり、バスタオルで身体を拭こうと思ったその時、携帯がブオーンブオーンと嫌な音を立てました。
音を切ろうにも切れず、どうしたもんかと思った瞬間揺れました。携帯を片手に目線はそこにあったのですが、その携帯の先にあったものが揺れているのが視界に入りました。

僕の男性器です。
と言っても僕の珍宝はたいしたものではなく、平均よりも控えめな存在感でして、普段は地震があっても揺れる事もないような代物なのです。
しかしそんな僕のディックですら大地と共に揺れているということは、愚息と反比例するようにこの地震は大きいのだななんてことをぼんやり考えていました。
さらに、揺れているのはペニスなのか、はたまた自分自身なのか、それとも世界なのか、なんて哲学的なことを考えだしてしまいました。そもそも人格とチン格は別物であり、どちらが本体なのだろうかということまで思考が及び、答えが出る前から新たな問いがひっきりなしに湧き出していく中で地震は止まり、タオルで身体とその先端にあるポケットモンスターをいつもより丁寧に拭いて風呂から出ました。

人間はいざという時、一瞬で色々なことを考えるものです。
思い返せば以前交通事故にあった時も一瞬で色々なことを考えていました。そしてその時も実にくだらないことばかり考えていたのでした。
そう考えてみると僕は元々くだらないことばかり考えているタイプなのかもしれません。どうでも良いことばかり考えているタイプなのかもしれません。ですからたまにはこうやってどうでも良いくだらないこともここに書き記しておこうと思い、思うがままに書いたというわけでした。

ナニはともあれ、僕は無事です。

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