オーガスタキャンプ

オフィスオーガスタという音楽事務所の所属アーティストが集まるフェス、オーガスタキャンプに行ってきました。
僕はオーガスタに所属する浜端ヨウヘイ君と友人であり、時折一緒にカレーを食べに行く仲であり、ヨウヘイ君の番組のカレー紹介コーナーのナビゲーターというかただ一緒にカレーを食べるだけのおじさんとして出演していたこともあります。

そんな縁もあるのですが、僕はオーガスタに所属する杏子さんが所属していたバービーボーイズの大ファン。全アルバム持っていますし、ライヴも最前列で見たことがあるくらい。

今回のオーガスタキャンプは杏子さんのソロデビュー30周年も一緒にお祝いするものだったので終始杏子さん大活躍でとても楽しかったです。
ヨウヘイ君の優しい歌声も空に響いて溶けていき、自然と笑顔になれました。

赤レンガ倉庫の特設野外ステージだったのですが本当に沢山の人が見にきていて、改めてオーガスタの偉大さを感じることとなりました。

イベントのお客さんとして来ていて偶然再会できた人もいて。
なんだか個人的にエモくて写真を撮ってもらいました。

この二人、どちらも僕の元教え子。
帽子を被っている方が僕が最初に歌を教えたアイドルグループ「CUTIE PAI」のももせ。
帽子を被っていない方が僕が一番長い期間教えていたアイドルグループ「ハコイリ♡ムスメ」の星里奈。

ももせを教えていた頃はもう20年数年も前のこと。その頃まだ里奈は生まれてすらいなかったという。
思えば長いことアイドルに携わることができているのだなとしみじみ。
芸能界の、特に浮き沈みの激しく活動期間も限られているアイドルという世界の中で、僕はもう20年以上もの間仕事を続けられているという奇跡。
有難いことです。

しみじみしつつイベントは夜に。
山崎まさよしさんの歌うOne more time,One more chance.の曲の力が凄まじかった。
桜木町のすぐ近くでこの曲を歌うという場所的な相性の良さもあったのですが、それにしたって本当にイントロの一瞬で空気が変わったんです。
秦基博さんの歌う鱗もとてもとても良かった。個人的に大好きな曲で、これを生で聴けて本当に良かった。

やっぱり音楽は生なんですよ。
今時はCDすら持っていないという人が多く、音楽を聴くのも携帯で。もちろんそれは便利ですし、最近の携帯は音質も良くなってきているので悪いことではないと思っています。
しかし、生の魅力を知らないままでいる若者が多すぎるのではないかとも同時に思うんです。

生じゃないと伝わらないものって沢山あります。同じ場所にいないと感じられないものって沢山あります。だからちょっとでも好きな曲だったりアーティストだったりがいたら是非ライヴで、生でそれを体感して欲しいと思います。

考えてみるとアイドル業界はその生に溢れています。だからこそこの苦境の音楽業界の中で一つのビジネスモデルとして成立し、逆に生き残ることができているのではないかとも思うのです。そのおかげで僕もまだ音楽を生業としていられるのではないかとも。

アイドル様様です。
そして、アイドルにしろアーティストにしろ、音楽は生で味わってこそ。
そんなことを再確認できたイベントでした。
とても良い1日となりました。