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エルヴィス

エルヴィス・プレスリーとマネージャーのパーカー大佐を描いた映画「エルヴィス」を見てきました。

僕はエルヴィス・プレスリーが大好きで、自分が生まれて初めてバンドを組み、人生初ライヴで歌った曲はエルヴィスのジェイルハウスロックでした。影響を受けたヴォーカリストを10人あげろと言われれば、今でもその中の一人にエルヴィスが入るであろうくらいに好きです。

そんなエルヴィスの映画。アーティストの歴史を他の人が演じる映画は今までも沢山ありました。最近だとQUEENを描いたボヘミアンラプソディなどが思い出されます。そんな映画でよく話題となるのは似てるか似てないか。今回のエルヴィスについて言うなら、ルックスはまるで似ていません。しかし声がかなり似ています。だから結果オーライ。一番似てたのはリトル・リチャードでしたが、顔ではなく声が似ていることは相当大事です。今回のエルヴィスは、若い頃のライヴシーンは演者自身の歌声を使っているので特に重要な要素となっていました。

以下、ストーリーや重要なポイントのネタバレにならないように書きます。

パーカー大佐はトム・ハンクスが演じていたのですが、これはもう完全にトム・ハンクスでした。しかしそれが良かった。キムタクが何を演じてもキムタクなように、タケテツが何を演じてもタケテツなように、トム・ハンクスでした。結果、面白いのでOKなのです。

僕はエルヴィスが大好きだとは先述した通りですが、若い頃のエルヴィスが大好きなだけで晩年についてはそれほど好きと思えず、追いかけることをしないでいたので知らなかったことも沢山描かれており、なるほどそうだったのかと、そしてそれを無意識に感じていたから好きになれなかったのかと、非常に納得がいきました。

時代性もあり、今では考えられないような社会的常識があったからこその様々なトラブルだったり、あれやこれやある中で、結局歌うことで生きるしかないエルヴィス。色々と考えさせられるものがありました。

大画面で音響効果もしっかりした中で観ることができたからこそ、深く感じることができた部分も多々あると思います。やはり音楽映画は映画館で見てこそですね。

久しぶりにエルヴィスの曲を歌いたくなりました。

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