稽留流産の記録

妊娠9週での稽留流産と診断された。

5週目
妊娠検査薬で陽性

6週目
胎嚢確認。
でも排卵が遅いのか、卵が小さくて見えない。
また来週来るように、と言われる。
確かに空っぽの胎嚢。
でも子宮外妊娠ではないことを喜ぶ。
先生から『おめでとうございます』と言われないことを訝しんだが、
まさか流産しているとは夢にも思わなかった。

7週目5日
心音確認できず。
胎芽もない。
赤ちゃんいないんだ、と思う。
どういうこと?
『今回は流産です』と告げられる。
頭が整理できず。
気持ちの整理もできず。
検索魔になる。

8週目
主人と病院へ。
病院に行くのが嫌すぎた。
卵黄嚢は確認できるが、赤ちゃんはやはりいない。
もし、今後心拍が確認できたとしてもこの週数で赤ちゃんまで育った例は見たことがない、
と言われる。
手術日決定と、術前説明を受ける。
手術にむけて気持ちを固める。

9週目
月 出血始まる
病院に連絡したが、出血増えてきたら来てくださいとのこと
赤ちゃん、パパに見てもらえるまで待っててくれたのかな

火水 出血は出たり、止まったり、生理4日目ぐらいで何とも微妙。
水曜日はアウトレットの買い物のため久しぶりに外出&歩く

木 17時ごろにキューっと絞られるような腹痛
20時半〜 ゴロンと塊が排出
以後15分おきにトイレへ 塊が何回も出たのでどれが胎嚢かはさっぱりわからない。
大量出血
0時からは1時間おき
3時まで続く
割とフラフラになったが、トイレと寝床の往復で対処


病院受診
出血はほぼ無し。
てっきり自然排出で終わったかと思ったらまだ胎嚢あり。
『まだまだこれからだ』と言われて凹む。
帰宅後、ゴロンと塊排出。1回だけ。
前夜のようにダラダラ続くわけではなく、比較的元気に過ごす。


出血落ち着いた。生理4日目ぐらい。
体調がかなり復活。
つわり以来、塞いでいた気持ちがかなり上向きになったことを感じる。
もう、今回の流産は終わったような気持ち。


手術かもしれないと思うと怖くて眠れない
怖い手術ではないけれど、でも怖かった


入院、手術日。
入院手続きを済ませ、病棟へ。
病棟の看護師さんは優しかった。
すぐに処置室へ。
勤務スケジュール外の主治医の先生の姿にホッとする。
『もう終わった感がすごくあるんですけど』
と訴えて、超音波へ。
少し痛みはあるが耐えられる。
『赤ちゃんの袋、無いですね。
綺麗になってます』
ということで、入院10分で退院。
手術は取りやめで、経過観察になった。

流産の診断を受けてからの1週間が、メンタル的にはかなりきつかった。
時間薬が必要な感じ。

これじゃメンタル持たない!
と思い、手術日を早めてもらうように訴えてみたが、
産婦人科医の半数がコロナに羅感し、難しいと言われる。

結果、自然排出となった。

自然排出は、出る!と思ってからトイレに駆け込めば、
ナプキンから溢れ出るような事態にはならなかった。

トイレに駆け込めない状態だったら、
すごいことになっていたと推測される。
自宅にいられる時間帯と状況で良かった。

1番身体に負担のかからない形で終えられたと思っている。

痛がりの怖がりの私に負担がかからない形で出てきてくれた赤ちゃんに感謝している。

悲しい気持ちよりも、今は恐怖から解放された感覚。
1番良い形でゴールができたような感覚。

もっと元気になって、強くなって、
また赤ちゃんに来てもらえるように、
日々を大切に過ごしたい。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?