BLTとの出会い
生後5か月になったら離乳食。その中のママの心配の大きな一個ではないかと思います。
私もその中の一人で
「レシピどうしよう」「毎日大変なのかな」と心配していました
そんな時歯科医師の友人から
「最近【BLW】って離乳食の方法が主流になりつつあるよ~」
と声をかけてもらい初めて出会いました
コンセプトは
「赤ちゃんの力を育てる」
素敵すぎる響きです
BLTとは
BLW(baby-led Weaning)の略で英国発、固形食を手づかみでたべ、口と歯、そして心身の能力を自然にのばす注目の離乳法
めちゃくちゃすごい!っと感化されさっそく本を購入
「「自分で食べる! 」が食べる力を育てる:赤ちゃん主導の離乳(BLW)入門」
海外の本特有の読みにくさと、冒頭の衝撃的な写真!(気になる方は本をチェックしてみてください)
赤ちゃんが大人と同じ食べ物を手づかみで食べ(遊んで)ている!
これ現実・・・???まずは本をちゃんと読んでみよう!
いままでの既成概念をいったん捨てて、どういったものか知ってもらえたらと思います
離乳食とは
→母乳やミルクを反射的に飲んでいた赤ちゃんが自分で食べ物を口に取り込み、咀嚼して消化するまでの機能の成長を促すもの。食べる力・生きる力を育て、健康な体・心を作るもの
BLWでは受動的にスプーンで与えられる離乳食ではなく、あくまでも赤ちゃんが自分のペースで学び自然な楽しいやり方で自分の食べる力を発達させる
何をすればいいか?
・食事の時間は一緒に食卓につく
・赤ちゃんが食べ物を手でつかんで興味を示したらすぐに食べ物で遊ぶように促す(食べれるかは気にしなくていい)
・赤ちゃんがらくにつかめるくらいの大きさにする
・最初から赤ちゃんが自分で食べる
・どのくらい食べるか?どのくらいで種類を増やすか?は赤ちゃんに決めさせる
・赤ちゃんがほしがる間はミルクや母乳を与える
ハイハイしたり歩いたりが、きっかけさえあれば自然にできるようになるのと一緒で、たべることもきっかけさえあれば自然にできるようになる。
すなわち赤ちゃんの力を信じて伸ばすことをする
書いてあることは理にかなっているし、理解できるけれど、今までの方法と違いすぎて「じゃあ一体どうやればいいの?」ってところが解らなかったし、このやり方で食べ物は胃に入るのか?飲み込みの練習はできるのか?離乳食は生後半年ごろから開始したほうがアレルギーの発症リスクを減らせることがわかってきているが、この方法で大丈夫か?っとっちゃぐるぐる。。
そんな時に普段高齢者の食事のリハビリ内容を思い出し(職業理学療法士)確かに食事介助されている患者さんより、自分なりの方法で食べている患者さんのほうが食欲をみればあるし、食事を楽しんでいる印象!
それでいくと赤ちゃんの離乳食は
「何を食べるかではなく、どう食べるか?」
っという結論にたどり着く
要はいままでの飲み込みや味覚の発達のためにピューレのようなものを食べていた部分と、BLWの赤ちゃん主導の部分を組み合わせていければ最高やないかい!ってことにたどり着く!(おそらくピューレから段階的に食べさせていく方が生命的なリスクは少ないからかもしれない)
子供の手づかみ食べはなぜいいか?
子供の手づかみ食べはなぜいいか?の本に出会い、そこには食べる前に手でもって食べれて、歯茎で噛み千切れない野菜スティック(人参、ゴボウ、キャベツの芯、ブロッコリーの芯)を与えて、そのあとピューレ状の食形態のものを与えていると書かれていました
この本の中でもスプーンで食べ物を与えられて育つと偏食や咀嚼力低下、母親の顔色をうかがうなどのデメリットが紹介されていました
やっぱり赤ちゃん主導の離乳食って魅力的だなぁ。。
実践してみた
この2つのいいところをまぜて
ピューレを野菜スティックにのせてあげればいい
という結論にいたる(生後6か月)
液体しか飲んでいない状態でいきなり固体を飲み込むという筋力や反応はないため、安全に実施できるのが適度にとろみがつきやすいおかゆ
1週間程度おかゆをためし、次は野菜のポタージュ上にしたものを実施
離乳食の食べさせ方にある
・赤ちゃんが自分からスプーンに近づく
・口にスプーンを入れて押し返す原始反射が出ない
ことを確認し、ピューレを飲み込みできていることを確認!
むせや窒息の危険性がなかったので、いよいよ野菜スティックにチャレンジ!
野菜スティック(これはスプーンがわりになる)
・人参、大根(生)ステックや、大根は円形に切っても歯固めみたいになめていた
・キャベツ、小松菜、ホウレンソウの芯(これはピューレが乗せやすい)
・サツマイモ(輪切りにして焼いたもの)これは結構簡単にかじれるから危ないかも
・食パンのみみ(唾液で上手にゆやかして食べる)
手づかみ食べ
・ゆでたナス(上手にこそいで食べれるようになる)10cmくらい太めのスティック
・果物(イチゴ、リンゴ、スイカ、メロンは手でつかみやすい)リンゴも上手にシャリシャリ歯茎で削り始めた・・・
・ブロッコリー(これはゆでても焼いても食べやすい)房がちょうど口に入りやすい大きさ
*アレルギーや窒息の危険性などの注意点は一般的なガイドラインに従ってください
やってみると野菜ステックをかじったりしゃぶったりして味を楽しんで、そのうちスプーンに食べ物をのせたら自分で食べる様になった
上手に歯茎でこそいで果物をたべて、かけらが大きすぎたら口からだしている・・・これが赤ちゃんのもつ力を信じるということか・・・と実感した瞬間でした(ただこの本では両方のやり方を組み合わせるのは推奨されておらず、あくまで赤ちゃんがすべてを決めるというものです)
次はまた引き続きBLWについてまとめていきたいと思います