【不育症の妊娠ブログ】#09.ヘパリンカルシウム自己注射の極意

不育症治療のため、妊娠5週目のヘパリンカルシウム自己注射の教育入院以降、1日1回のバイアスピリン服用と、1日2回のヘパリンカルシウム自己注射をやっています。

ヘパリンカルシウムは約12時間ごとに打つ必要があるので毎日朝の8時と夜の8時みたいに時間を決めてアラームをセットして打っていました。

打つ場所は太腿外側か、お腹、お尻、二の腕。
お尻と二の腕は自分じゃ打てないので家族に協力してもらえる場合はいいですが、
自分で打つ場合は太腿がお腹の2択になります。

私は特に自己注射に抵抗もなければ怖いと言う気持ちもない方だったのですが、
それでも妊娠5週から35週までの30週間、210日間。420本の注射を打ち続けるのはかなりの苦行でした。

痛いのは一瞬だし毎日のことだからそのうち慣れるかな、、なんて思っていましたがやってみたら慣れるどころか
毎日のことだからこそその一瞬の痛みが日に日に本当に嫌になってきて
妊娠後期とか毎日のように「もう注射やだ!」と愚痴ってた気がします。

そんな私が考える自己注射の極意6点。

1.初期の頃はお腹に打つべし
2.痛くないところを見極めろ
3.お尻の近くは賭け
4.中期以降はかゆみと痛みとの戦い
5.しばらくの間太腿は人前でだしてはいかん
6.鞄に予備の注射セットを忍ばせろ

です!

1.初期の頃はお腹に打つべし

お腹が大きくなると皮膚も突っ張るのでお腹に打つのが厳しくなり必然的に太腿に打つことになります。その時のために初期の頃は太腿は温存しておくことをお勧めします。
初期から太腿を酷使してしまうと中期以降打つ場所がなくて私のように苦しみます。

2.痛くないところを見極めろ

慣れてくるとだんだんここに打ったら痛い。ここは平気そうと言う見極めができるようになります。伝えるのは難しいんだけど針先を当てた時に明らかに痛いところは注射を打ってもすごく痛い。逆に針先を当ててあまり痛みを感じないところは打っても痛くないことが多いです。
血管の近くは痛いことが多いので太腿の血管が見えてる場合その周辺は避けた方が良い。

ほんの数ミリ横にズレるだけでめちゃ痛かったり全然痛くなかったりするので針先当てチェックは結構大事でした。

3.お尻の近くは賭け

お尻の近く(太腿とお尻の境目くらいの場所)は脂肪が多いからか全然痛くないことが多くてラッキー!って感じだったのですが、
打った後に腫れて痛くなることがあり、そうなると座るのが苦行になるレベルで痛くなるので、お尻の近くに打つのは賭けです。
でも毎日注射打つと本当に打つ一瞬だけの痛みがだんだんすごく苦痛になってくるので、
もう痛いのやだから今日はお尻近くに打とう、、腫れても知らんわ今痛いのから逃れたい。。
みたいな気持ちになって打つことも多かったです。

4.中期以降はかゆみと痛みの戦い

これは私が初期の頃から太腿を酷使してしまったせいもあると思いますが、中期くらいからだんだん打つ場所がなくなってきて、一度打った場所に近いところは避けるということができなくなってきます。
そのため以前打った場所と同じようなところに打った結果やっぱり腫れたり痒くなったりとトラブルが発生します。
そしてだんだん皮膚は硬くなり腫れてボコボコになり痒くなり。
でも打つ場所ないんだから仕方ない。耐えるのみ。
極意でもなんでもなくてすみません。

5.しばらくの間太腿は人前に出してはいかん

4にもかいた通り中期以降の太腿はとてもかわいそうな状態になります。
皮膚表面はボコボコになるし、針を打たれすぎて色素沈着やするのか内出血なのかなんか、太腿全体がマダラ模様になるし、痒くてかいてしまった日には掻き傷もできるし、とても人前に出せるような足ではなくなりました。。

太腿といいつつ打つ場所なくなってほぼ膝の横あたりまで打ってたので、膝上の外側全体的に色が黒ずんでました。
打ってる時はその一点しか見ないからあんまり気にならないのですがお風呂場とかで足全体を俯瞰すると膝上から明らかに色がおかしい!

妊娠期間中はずっとジーパンがレギンス必須。そもそもそんなに妊娠中に短パン履いたりしないだろうけどね。

6.カバンに予備の注射セットを忍ばせろ

毎日打ってると注射を打つのが日常になってきて特別感なくなってくるので、
今日はいつもより早く出勤しなきゃいけない!とか帰宅が遅くなりそうとか、旅行で一泊するんだー、みたいなイレギュラーな日は注射を忘れがちです。

電車に乗ってたら注射時間のアラームが鳴って
「しまったー!!注射忘れたー!!」ってなって打ちに帰ったこともありました。。

多分1回くらい飛ばしてしまっても大丈夫なんだとは思うけど、もしこれが原因で臍の緒が詰まっちゃったら。。、とか思ったら怖くて。。

なのでいつも持ち歩くカバンに予備の注射セットを忍ばせておくことをお勧めします。


以上、私的注射の極意でした。

ちなみに私の場合ヘパリン自己注射は35週で終了でした。終了時期は分娩方法や病院の方針によると思いますが、注射から解放された時は本当に嬉しかった!!


そして現在産後1ヶ月、注射をやめてから約2ヶ月。皮膚のボコボコやかゆみなどは全くなくなりましたがまだ変色は治らず。。
色素沈着しちゃってると治らないのかなぁ。。早く綺麗な腿に戻ってほしいと願っております。

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