ゲイリーは

敗戦後の様子や、部下からの信頼のないことから
ゲイリーってもともとクズ側の人間だったという前提で話します

記述や本人の証言もあってゲイリーはイレニアあってのコルニア王国だけを愛していたんだと思う、だから大貴族として仕えていたころは非常に国に厳格な臣下であって、特に国を侮辱するような輩は不敬罪であっても重いものとして扱う程に全力の思いを忠義として一生を捧げていた

だから王女から母親として変わっていったイレニアを快く思っていなかっただろうし、返させたアレインも心底うざかったんだろうと察せる
自分が見たかった仕えるだけに値した王女のしてのイレニアを見ることが少なくなり、自分の思い描く至高の王国コルニアからどんどん衰退していったと感じてるんじゃないかな?

じゃあなんで、ガレリウスとの決戦でついていったの?と聞かれれば
これはあくまでコルニア王国VSゼノイラ軍だったことが重要で、領地や民を守ろうとするかつての姿を見ることができたからついてきているだけだと思う、侵略や反乱についてははらわた煮えくり返るだろうけど、内心ゲイリーは王としてのイレニアに全力で支えられる機会が出来て嬉しかったんだと思うし、ガキ1人逃すよりも最後まで近衛騎士としてお供することが彼にとっては正しかったはず

でも残念ながら敗北することになって、戦いの後目が覚めたら王女の姿はなく、荒れ果てたコルニアだけが彼に残されてしまった

この時点で彼の愛した王国はもう終わった判定だったんじゃない?もうどうでもよくなったに近いかもしれんが
でもかつてのコルニアのこと愛しすぎて、残った領民がイレニアのこと悲しんでたらそんなに悲しいなら肉の盾にでもなって役に立てや!とか言いながら殴ってそう

そのあとはイレニアという道標がなくなったのだから道を間違えることは想像に容易い、ただもともと能力があったのと大貴族としてのノウハウがあったから生きるだけなら楽勝だった、だからあのポジションにいただけ、ただの自分の生活レベルの維持だなだけだね

そんななかエルヘイムにジョセフとアレインがやってきた
クソむかついたんだろうなと思う、目の前に敵前逃亡した裏切りの負犬聖騎士と自分が愛したものを違う名義で建て直そうとしているんだから
ゲイリーにとっては反乱軍の行いそのものが思い出を塗りつぶそうとしてるからたまったもんじゃない、俺のコルニア王国は終わったんだよ!って言いながら殴りにっててもおかしくない

まあそのけっかイレニア王女とも再開できずにコルニアに帰ることもできずに、ゼノイラに加担した1敵将と死んでしまったのは少し哀れに感じるがははなしとしては非常に美しい

でも少しだけ救いになっているのは、ゲイリーはついぞ変わった、変わってしまったコルニアを見ないで済み、自分の愛したものを抱えて死ねたのは幸せだったと思う


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