「Google+は過疎っているのか、過密っているのか」を考えてみた。

** 前提 **

総務省発表のユーザ数とかGoogle発表のユーザ数とかありますが、それらの数字は体感的に正しくない気がしたため、自分が2年だか3年間Google+を使った経験を元にしています。

βサービス一日目から使い始めましたが、2年ほど使ったところで人間関係に疲れるという典型的なSNS疲れにて退会。転職先の会社で業務で使用する必要があることから利用を再開しています。

業務で使うこと以外に趣味である写真をたまに上げ、開いたついでに+1したり、コメントを入れたりするといったライトな使い方です。


** 本論 **
SankeiBizで「【ITビジネス最前線】Google+は「緩やかな衰退」に向かうのか 」という記事を見かけました。

まず一行目から間違ってます。


"ソーシャルからプラットホーム重視へ"


Google+(以下、G+)が発表された当初からGoogleはG+をGoogleが提供するすべてのサービスのプラットフォームを目指すとGoogle Inside AdWordsの「ビジネス向け Google+ で顧客との結び付きを強化」で謳っています。


"Google+ の完成形は、Google でのユーザー エクスペリエンスを変えること、つまり、アイデンティティと共有機能をすべての Google サービスに織り込むことです。"


さらに「【ITビジネス最前線】Google+は「緩やかな衰退」に向かうのか」には


"グーグルプラスをソーシャルネットワークとして利用し、アクティブに投稿したり他の人の投稿を読んだりしているユーザーを数えると、月間700万人ほどだといわれる。私はその多くが日本にいるのではないかと推測する。個人的な経験から、日本ではソーシャルメディアの専門家や著名人がこのシステムをアクティブに利用しているのを見てきた。"


と書かれていますが、この一文もそこはかとない悪意を感じますねーw

推測するのはいいんだけどそう推測するに至った根拠が全く明確ではありません。

"個人的経験から"以降の一文が根拠なのかもしれませんが、全然根拠になってません。


ただこの文章中の


"ユーザー見いだせず" "サービス横断の功罪"


という部分には同意します。


前者はそもそも明確にSNSとしての方針が示されていない(見えづらい)ので、どう使っていいのか分からない。

明確に示さなくても使っている内に見えてくるものですが、G+に関しては何故かなかなか見えてこない。

人間というもの、特に日本人というのは「こう使ってくださいね」と示されないとダメなものなのです。

セカンドライフが日本で爆死したのも「セカンドライフという器」に放り込まれて、「ここは何をするにも自由です!さぁ!セカンドライフを楽しんでください!」と言われても何していいのかまずそこが見えないからだったのではないかと思います。

逆にmixiやTwitterがウケたのは「友だちの友だちはみんな友だち!日記を書いてみよう!コミュニティに入ってみよう!」や「知らない人や有名人ともゆるくつながって情報を共有しよう!」というコンセプトが明確であるからだと思います。

あと高機能すぎて何をさせたいのかぼやけてしまっているというのもあるように感じます。

※インターネット黎明期からネットに触れ合っている人は、ネットという広大な海で試行錯誤した経験があるので、G+に抵抗がないと思います。(だからユーザの年齢層は比較的高めで主なユーザは30代~40代が多い印象です。大学生以下はほとんどいない。)


後者に関してはGoogleの便利なサービスを使用する場合、「G+も使わなければいけないような感じ、しかも実名で」というのも人を遠ざけている一因かと思います。

日本人にとって「実名で」というハードルはかなり高いようで、実名でないという理由でGoogleにアカウントを凍結され、そのままサービスを使わなくなったという人を何人も見てきました。

Googleで検索したら自分の実名での投稿が真っ先に出てくるなんてこわくて使えない!という人は多い気がします。

YouTubeの閲覧履歴も見えちゃいますしねー。


後者の不安を解消するために限定公開機能(投稿を閲覧できるアカウントを限定する。この場合はGoogle検索には引っかからない)を使用して投稿をしている人は多いです。結構な数います。

事実、投稿の全てが限定公開という友人がいます。

まったく知らない、信頼できない他人が自分の投稿を見れるのがイヤなんだそうです。

限定公開の場で盛んに他の人たちと交流しているが、投稿が限定公開なのでトップページには何も投稿されていないように見える。しかもそういった人は結構な人数いる。

結果、ちょっと使おうかなと覗いてみた人には過疎ってるように見える。
という構造があるのではないかと思います。

G+のパワーユーザである鷹野凌さんが

「どうしてもGoogle+をオワコン扱いにしたい連中がいるみたいだけど、ずいぶん賑やかなゴーストタウンだこと」

と題してSankeiBizの記事を皮肉ってらっしゃいます。

「使っていない人に非難なんてされたくない」という気持ちは分かりますが、この分析も弱い部分があると感じます。


"Google+の今が客観的に分かりやすいのは、コミュニティだと思います。Google+にコミュニティができたのは2012年12月なので、Google+の開始から1年半後に追加された機能です。コミュニティへ参加するには少なくとも自分で[参加する]ボタンをクリックする必要があるので、少なくとも参加したタイミングではアクティブなユーザーです。"


それ言い始めたらmixiも同じですがな。


** 結論 **

SNSは自分がつながっている人によって賑やかに見えているようにも見えますし、過疎になっているようにも見えます。

SankeiBizが取り上げた記事を書いたEjovi Nuwereさんは自分が使ってみた結果ゴーストタウンに感じたんでしょうし、鷹野さんが使っている環境ではアクティブユーザが多いのでしょう。

何を基準とするかで評価が変わってきますよねというような論旨になっているので、厳しいことを申し上げるようですがどちらの記事もあてにならないというか、決して客観的ではないなと感じた次第です。


** 余談 **

私の基準はそのSNS発信の情報が世間で話題になるかならないかですかねー。

TwitterやFacebook発信の話題ってのは結構ありますがG+発信の話題ってあまりない。

G+発信の話題といえば、サービス開始後すぐにG+で面接を実況した「ネットマイル事件」

日本人の中でフォロワー数No.1だった某女性を利用したstudygiftぐらいですかね。 


彼女に関してはほんと「利用された」といった感じでほんとにお気の毒としか。あの人、今何してるんでしょう。ちゃんと大学を卒業したんでしょうか。あの人たち金持ってんだからお詫びとして授業料出してやれよと思わんでもないです。
先ほどからあの人、あの人たちを多様している点に関してはお察しください。


そもそもG+自体、画像保存に上限がない、アップロードサイズは15Gまでという容量を誇っているがゆえ、写真を撮る人たちのためのSNS状態になっており、G+の機能である「話題の投稿」(再共有や+1が多いと話題の投稿として表示される機能)もほとんどが写真なので、世間的な話題に上ることはまずないといったところです。

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浅く広くな自称オールラウンダー。なお投稿頻度は低い模様。