素敵なポルトガル(旅3日目)

前述の温泉を出て、ポルトガル方面へ。
昔は国境審査に使っていたのだろう小屋を通り過ぎるとポルトガル。

国境審査どころか、コロナ対策関連のチェックなども何もなかった、というか、誰もいなかった。
コロナでそれぞれの国境が閉まっていた時は、ユーロ圏導入前に戻った感じだったんだろうなー。今は、またユーロは一つになったけど、フランスは、スペインとの国境を閉じることを考えているみたいだし、ポルトガルもいつ、なんと言うか分からないのかも。

ヴァレンサという街に宿を取る。
なんの変哲もない街に見えたけど、朝起きて宿から3分歩いたところにあったトンネルを抜けたら

とっても、すてきなところだった。
並んでいるお店もテンション上がる!

ポルトガルは窓のデコレーションとか壁のタイルのデザインがすごく素敵なので、歩いていて楽しい。

そして、タオル天国!
質もデザインも素敵なタオルが安いので、色々買いたくなってしまってすごく危険。

キロ売りしているところもあって、思わず買ってしまった。質の良いでかいバスタオルが、1000円しないくらい。
あと、ベッドカバーとか、シーツとかソファーカバーとかもかわいくて安い。
ペルーやボリビアのように織物ではないけど、ポルトガルの布製品は実用的。
布好きにはたまらない国である。

ポンテデリマという街を通った時、古い石の橋が見えたので、寄ってみることにする。

川沿いには、田舎で働く人々の銅像があって、脇には「田舎の思い出」と書いてあった。

「とっても素敵だったシーンだけど、もう見れないもの。うるさいトラクターの登場によって、今や荷物を運ぶ牛たちは、牛小屋で大きなあくびをし、くわは錆びて使い物にならない。耕す人たちの歴史は死んでしまった。」
銅像といえば大抵、街を作った軍人とか政治家とか学者とかだけど、ここでは一般の人たちが彫刻され、飾られていたのが珍しく、いいなあと思った。

それから素敵できれいな公衆トイレもあった。

アストゥリアス地方には少なくとも公衆トイレと出会わなかったし、オビエドの駅のトイレはあっても汚過ぎて入る気にならなかったので、ポルトガルのポイントがさらに上がった!

次にブラガという街で一休み。花がすごくきれいだった。

アストゥリアスと比べると人々が普通に楽しそうに歩いていて、マスクもしていなかったりするので、ここではコロナの傷痕がすくなかったことがうかがえる。

お昼の定食7ユーロ。
イワシの焼いたやつと、インゲン豆の温サラダ。

さて、この後が問題だった。ポルトガル第2の都市ポルトのそばを通らずに南下するというルートを探してもうまく見つからなくて、時間を無駄にしたこと。

仕方ないので、ポルトから遠くにある都市を適当にGoogleマップでセットしてその通りに行くことにする。
行き先はビセウ。あんまり南下できてないんだけど、この調子で大丈夫か?
https://goo.gl/maps/JxVnToArGcein5gX8

着いたのは夕方だった。
この街も観光都市らしいけど、ツーリストは少なくてがらんとしていて、きれいであった。


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