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ときメモGS3 新名旬平攻略感想

※個人の感想ですよ

 攻略3人目は新名旬平。
 愛称のニーナ呼びに慣れすぎて思わず本名を確認してしまった、流行パラ担当である。
 メインで攻略していた不二山の対抗馬として誰か欲しいなと思っていたところ、GS攻略のパイセンフォロワーに「青春組だと三角関係が成立する」との超絶有益情報を教えてもらったので、ならば!とニーナを不二山と同時に狙うことにした。
 私はGSに限らず、初めて手にしたゲームは公式サイトを一切見ずに始めるし、攻略し終わるまではTwitterに流れてくる二次イラストもスルーしている。つまり実際にプレイするまではキャラビジュアルを知らない。いや、ビジュアルどころか、何もかもわからないままスタートする。
 だから私は、買い物をしに街に出て何度か遭遇したニーナの事をずっと「GS名物のナンパモブ」だと思っていた。ようやく、もしやこいつも攻略対象では?と気づいたのはスチルが出たからだ。
 街角でナンパモブと間違うくらいだから、ニーナは歴代流行パラ担当と比べてもかなりのチャラさ軽さを持つ。
 ただ、GSに限らず乙女ゲーの男はギャップ、あるいは悩み(家庭環境の悩み、才能コンプレックス、暗い過去が乙女ゲー男子のお悩み三大柱)を抱えているものだ。
 特に軽くてモテる男は、大体ナイスギャップ持ちと相場が決まっている(※個人の感想です)。だから、ニーナについては最初から期待大!で攻略に臨んだこの私だ。
 そしてニーナはその期待を裏切らない。流行パラといえば成績イマイチが定説だったのだが、ニーナは首席で入学出来る賢さだ。さらに彼には姉弟がいるためか面倒見がよく、ニーナ自身はヒロインよりも年下。つまり、ニーナは流行パラ担当でありながら年下枠までも受け持っているのだ。
貴様!ナイスギャップにもほどがあるだろ!(突然キレ出す)
 つまり、ニーナルートはそれだけ良かった。大接近モードでやたら息が荒いところや、たまにデートで「流行とは一体?」みたいな服を着てくるところも含めて良かった。
 ニーナの良さは、シンプルに性格がいい事に加えて、可愛気があるところだと思う。ショタ系の容姿ではないのに可愛い。それはやはり彼が年下であることが大きい。それも普段はタメ語で接してくるようなキャラだからこそ、ふとした時に年下を感じてときめくのだと思う。
 ゲームを進めるにつれて、プレイヤーはニーナのチャラい言動に「年下くんが背伸びしてる感じ、頑張ってる感じ」を勝手に受け取るようになるからだ。
 不二山との三角関係の場合はそれが尚更顕著だ。ニーナは年下だから、学校というフィールドでヒロインと出会うのはどうしても他より遅れてしまうし、部活動という場では先輩後輩の関係がより目立つからだ。
 三角関係で彼のライバルになる不二山は部活の先輩であり、自分の欲求に素直な本能型。一方ニーナはといえば後輩であり、空気を読むのも他人との距離を計るのも上手そうなタイプ。これは、普通ならニーナが身を引いて一件落着のパターンなのだが、実際にそうなった時のニーナの切なさは只事ではなかった(逆に不二山が身を引いた時はそこまで不憫ではなかった気がする)。
 この三角関係ルートをやったら、どうしたってニーナに肩入れしたくなる。
再三あちこちに書いているように、私はヒロイン=自分だとは思わないタイプのプレイヤーである。だからGS3も、バンビと誰かの恋物語を一歩引いて読むようにプレイしているし、時には「バンビ!頑張れ!」と友人に対するようにエールを送る。
 しかしこのルートでは、教会にニーナが現れて告白をするのを、私はバンビの友人としてではなく、ニーナのズッ友として見守ってしまった。
 やったな、ニーナ! よかった……よかった!
 とニーナの肩を組みたい気分だった。同じ三角関係でも不二山の時にはそんなことを思わなかったので、やはりこの「なんとなく不憫で肩入れしたくなる」のはニーナならではなのではないか。
 それもこれもニーナが明るくていい奴だからだろう。デートだって、大体はどこに連れていっても喜んでくれるし、最初から優しい。
 そして、これはニーナに限ったことではないのだが、乙女ゲーに出てくる遊んでる風キャラ最大の萌えは、ヒロインを好きになってきたら逆に真面目になり手を出してこなくなるという事だと、私は勝手に思っている。
 最初ヒロインに厳しかったキャラが段々優しくなってくるのはもちろん嬉しい。だが、女と見れば軽率に手を出してきそうなタイプが、実は「本命にはウブ」だったり、「これまで遊んだ相手は多いがこんなに好きになったのは初めてだ」を発動したら、こっちはもう爆発四散するしかない(萌えで)。
 しかもニーナの場合はそこに「我慢してる年下の可愛さ」のようなものまでプラスされるのだ。そりゃ、GSの先輩フォロワーがこぞって勧めるわけだ。
 ニーナのルートは、まさに青春そのものの甘酸っぱさで、特に不二山との三角関係ルートはそれを余すことなく味わえる。
 ただ、学年違いのつらさで修学旅行に一緒に行けないのが寂しいので、やはり同時攻略なら不二山か桜井兄弟でそれを補っていくのがおすすめである。

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