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2024年京都検定出題予想

*2024年6月1日 初投稿
*2024年6月3日 植物園を追記
*2024年6月9日 京都タワーを追記
*2024年6月24日 都をどり、世界遺産を追記
2024年12月の第25回京都・観光文化検定試験まで随時内容を追記・修正する予定です。

*以下に記載しているテキストページは京都検定公式テキスト第8版のページです。2024年6月時点で販売されている最新のテキストは第9版です。


公開テーマ

https://www.kyotokentei.ne.jp/news/120888.html

京の涼さがし

「家のつくりやうは、夏をむねとすべし」と徒然草に記したのは吉田兼好

虫籠窓:テキスト191ページ
通風のために設けられた窓
虫籠窓以外にも、京町家についてはこちらのサイトの写真が参考になります。

夏越の祓:テキスト275ページ 各神社で行われる行事
こちらのサイトの情報が親しみやすく分かりやすいです。


水無月:テキスト315ページ 1年の半分が終わる6月30日に氷の形を模した水無月を食べて疫病除けを願う

笹屋伊織で水無月を買った時にいただいたリーフレット

鹿ヶ谷かぼちゃ:テキスト307ページ・291ページ
土用の丑の日に安楽寺でふるまわれます。

御手洗祭:テキスト291」ページ
下鴨神社の末社・井上社で土用の丑の日に行われる足つけ神事


清水寺の風鈴
:毎年南部鉄器の風鈴がかけられ、心地よい音を奏でています。歴史は浅いですが、観光スポットとしてはとても有名。

鴨川の納涼床のうりょうゆか 

貴船の川床かわどこ 

京の年末年始

六波羅蜜寺の皇服茶 昆布と梅干
根引松の門松は京都ならでは
いわゆる門松は関東の門松とは大きく異なります
土台が四角で葉ボタン、笹、竹、松、南天など
お正月の和菓子は花びら餅
お餅は丸餅
餅花の正月飾り

紫式部と京都

紫式部ゆかりの地一覧

https://global.kyoto.travel/resource/global/download/159-pdf.pdf


蘆山寺

法然上人

法然上人二十五霊場のうち京都にあるのは14か所
清水寺阿弥陀堂
正林寺
源空寺 (要予約)
粟生光明寺
二尊院
月輪寺 (要予約)
法然寺 (要予約)
誓願寺
勝林院
百萬遍知恩寺
清浄華院
金戒光明寺
知恩院
禅林寺(永観堂)

2024年10月からは京都国立博物館で「法然と極楽浄土」が始まります


時事トピック・〇〇〇年

三条大橋

老朽化した三条大橋は5年かけて補修され、2023年12月に完成しました。
室町時代には存在していた三条大橋。1590年に豊臣秀吉の命で改修され、その時の擬宝珠が現在の三条大橋にも使われています。
擬宝珠には幕末の池田屋事件でついたとされる刀傷が残っています。

https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/cmsfiles/contents/0000242/242802/pamphlet.pdf

京都検定では橋の周囲の銅像を問う出題があります。
三条大橋
東 京都御所に礼している高山彦九郎の像、駅伝発祥の地の石碑 
西 東海道五十三次西の起点、『東海道中膝栗毛』の主役である弥次郎兵衛と喜多八の像

高台院(ねね)

1624年に亡くなっているので、今年2024年は400年遠忌となります。https://www.kodaiji.com/

京都検定では高台寺に至る「ねねの道」や高台寺にあるお茶室(時雨亭、傘亭)についての出題が過去にありました。

高台寺 開山堂と臥龍池

法成寺の礎石

過去にも出題されましたが、大河ドラマの藤原道長+開宗850年の浄土宗の寺院である清浄華院という話題性から再度出題されるかもしれません。

法成寺の基礎石
清浄華院の境内にある説明

国宝・重要文化財文 新規登録

大報恩寺の仏像が新たに国宝に指定されることになりました。
800年前の1224年に肥後別当定慶らが制作したと考えられている仏像です。定慶は運慶の次男とする説が有力です。
大報恩寺は洛中にありながら応仁の乱などの戦禍を免れ、本堂は京都市街地現存最古の木造建築として国宝に指定されています。

大報恩寺 本堂

◆国宝
大報恩寺(千本釈迦堂)
・木造六観音菩薩像 定慶作
・木造地蔵菩薩立像

◆重要文化財
金蓮寺
・紙本著色遊行上人絵伝

知恩院
・絹本著色五百羅漢図

清水寺
・板絵金地著色繋馬図 狩野山雪筆

北野天満宮
・北野天満宮聖廟法楽和歌

https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/94035801_01.pdf

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/bunkazai/23/pdf/94049401_02.pdf


富岡鉄斎

2024年は没後100年
京都国立近代美術館では富岡鉄斎展が開催されました。

富岡鉄斎は生涯で1万点もの作品を残しています。
「私は画家ではない。儒学者である。」という言葉も残していて、「まず絵に描かれた賛(絵に添えた文章)を読んでほしい」とも語っています。

富岡鉄斎が晩年を過ごした旧富岡鉄斎邸は、京都府議会議員公舎を経て、京都商工会議所が管理する「文化と産業の交流拠点(仮称)」となりました。
京都検定を主催する京都商工会議所の施設ですので、京都検定に出題されるのではないかと思います。

文化と産業の交流拠点(仮称)の内部


文化と産業の交流拠点(仮称)の展示物
上御霊神社の絵馬は富岡鉄斎筆とのこと
期間限定かもしれません(未確認)

京都市中央市場

日本で最初の中央卸売市場、2023年に改修工事が完了しました。2023年に出題されると予想していたのですが、出題はなかったので、2024年こそは出題されるのでは?と思います。

見学エリアには京都検定で出題された食文化にまつわる展示も多数ありました。東寺や梅小路公園から徒歩圏内で、無料で見学できるので、京都検定の勉強をされている方は一度行ってみるのもいいかもしれません。

京のブランド農産物
平安時代にさかのぼるところが、さすが京都
乾杯条例は2級で過去に出題されました

京都府植物園

2024年で100周年、日本で最初の公立植物園は京都府植物園です。
2023年12月の3級(98)で出題されましたが、2024年も出題があるかもしれません。
2024年の京都マラソンでは植物園内部がマラソンコースになって、祇園甲部の芸舞妓さんたちがお三味線や鳴り物でランナーを応援していました。

植物園の100周年記念サイトが作られています。

京都タワー

1964年に開業したので、今年で60周年
ニデックがネーミングライツを取得して、4月からはニデック京都タワーになりました。

京都で創業もしくは本社がある有名企業は、任天堂、ワコール、佐川急便、京セラ、島津製作所、村田製作所、餃子の王将、グンゼなどなどたくさんあります。
東京からの移住者である私は、スミマセン、ニデックのことを知りませんでした。
ニデックは売上高でいうと京都企業としては毎年上位にランキングしている大企業です。京都タワーにニデックの看板をかかげることで全世界からの旅行者がその名を見ることになるので、知名度向上につながると思います。

都をどり 

2024年4月に150回目の公演が行われました。
花街は毎回出題がありますし、祇園甲部は特に出題が多いように思います。

都をどりは京舞井上流。現在の井上八千代さん(お家元)は五代目。人間国宝でいらっしゃいます。

二代目が能の型を舞に取り入れ、三代目が観世流能楽師と結婚したことにより、井上流はお能の影響を強く受けています。四代目も五代目も能楽家と結婚されています。

都をどりは明治5年の京都博覧会の余興として公演されたことがきっかけとなり、毎年春に公演。戦時中は中断したり、オリンピックイヤーには年に2度開催されたりしましたが、原則は毎年4月に祇園甲部歌舞練場で公演されます。

祇園甲部の秋の公演は温習会。
都をどりと同じく祇園甲部歌舞練場で公演されます。幕間にはお酒を飲むこともできます。

祇園甲部歌舞練場に2024年に花街芸術資料館がオープンしました。
毎月のかんざしやお着物の展示があるので、京都検定の勉強のために訪れる価値はあると思います。

世界遺産 古都京都の文化財

1994年にユネスコの文化遺産に登録されたので、今年で30年です。
京都と滋賀にある17の寺社仏閣・城で一つの文化遺産として登録されています。

いずれも有名な場所で、京都検定では3級で世界遺産に関連した出題が多いと思います。


2023年の京都検定出題予想


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