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わが家へいらっしゃ~~~い

また増えました。
おかげで男:女の比率も上がりました。今までは4:1だったのが、4:2に。(人間とネコを含めて。うちの場合)

やってきたのは生後3か月の子猫。
ネコ好きの友達のCさんが、何を思ったかレスキューされた子猫を5匹、フォスター・ケアすることになったのが5月中頃の話。

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その過程として、なるべく子猫たちを人間に慣れさせるように(そのうちもらわれていく予定だから)と、友達を呼んで子猫と遊んでもらう、ということをやっていた。もちろん私にも声がかかり。。。

家にはもうすでに2匹ネコがいるので、3匹目は無いよ。人に慣れさせるために遊ぶだけならいいけど、引き取ることはできへんわ~。

と話をして、息子ちゃんを連れて遊びに行った時点でもう私の行く末は知れていたか、と思うけど。

子猫なんて可愛すぎるのだ。それこそ毛玉のように飛び回り、お互い追いかけまわし、取っ組み合いしてミューミュー言っている。

息子ちゃんも子猫たちと仲良くじゃれてくれて、聞き分けも良く、彼なりに一匹心惹かれる子猫がいたが、私たちは上手いこと「どうもありがとうね~」と言ってCさんちを後にした。

そのはずがっ

その後2週間ぐらいで子猫たちはレスキュー施設に引き取られて(回収されて)いき、Cさんの元を離れた。その時点で5匹のうち3匹までは引き取ってもらえるおうちが決まっていた。なんだけど。。。私が気に入っていた、ちょっと内気か?と思われる子猫は行き先が決まっていなかった。おまけにこのレスキュー施設は要するに一時のシェルターで、ある期間内にもらわれるおうちが決まらないと処分されてしまうシェルターである。

まあ、それも仕方ないことなのかもしれない。無常だけど。。。などと、自分の気持ちに折り合いを付けようとしたけれど、毎日毎日ネコのことばかり考えている。それで夫に「あのさ、Cさんが預かっていた子猫たち、5匹のうち3匹まではもらわれ先が決まったんだって。でも私が気になる子のもらわれ先が決まってなくてね。うちに迎えたいんだけど。」と言ってみた。

案の定、ヤツの返事は「そんなん有り得へんやん。もうすでに2匹いてちょうどいい感じやのに。」だった。やっぱりな。そういうと思ったよ。

その晩、レスキュー施設のペット・アダプションの応募用紙(?)に申し込みをした。

私が面倒みるんだから、あなたの言い分は参考に聞いただけなのだ。第一、今いる若いほうのネコ(ポーという)なんて、あんたと息子ちゃんでお昼ご飯食べに行って、帰りにレストランの前に止まっていた移動式ペット・アダプションで引き取ってきた子じゃないか。それこそ一言もネコを増やす、という話無しに家に登場したじゃない。という前例があるので、ネコは後一匹ぐらい増えたって何とかなるのだ。しかも今ポーの面倒(主にネコのトイレをきれいにするという作業)見てるの誰よ? 私じゃん。

それから2日後、「では、明日子猫を引き取りに行ってきますので」と宣言すると、夫は、あ、やっぱりそうなる?という顔をし、息子ちゃんは飛び上がって喜んだ。

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家に来た彼女はいろんな柄が混じりあっている。うちに来た当初はべっ甲柄が一番はっきり出てるかな、と思ったが、光が当たるとオレンジの縞柄も。それに兄弟(他の4匹もどうやら同じお母さんから生まれてきたようだ)にはシャムネコ柄がはっきり出ている子がいたり。

ついでに、生後3カ月ぐらいの子猫の顔って、まぁ、ネコにもよるがかわいい子とちょっと不細工な子がいて、彼女は鼻の周りがベージュで何となくポッサムのような顔をしていた。顔の真ん中とお腹の真ん中を半分に分けるように柄が入っていて、バットマンに出てくる二面相の悪者みたいにも見える。

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顔の片方半分側には黒いそばかすみたいな柄が入っていて、それが星のようだから、名前はステラにする、というも夫と息子ちゃんから却下される。ビールの銘柄だし、私らが贔屓にしているピザ屋の名前と同じだから、という理由で。

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こんなポーズを取ってくれるお茶目さんである。

ネコの名前なんていうのは、しばらく一緒に暮らしてどんなネコか知れてくるとそのうち浮かんでくるので、とりあえずはそれまでいろんな名前で呼んでみる。どれかしっくりくるかしら、という感じで。うちに馴染んでくると良く食べるようになり、ちっこい体に真ん丸のお腹をしてるので、BB(Big Bellyの頭文字を取って)なんてどう?というとそれも却下された。

いろんな名前が出たけど、とりあえずはサリーに決り。今月の頭に獣医さんに連れて行って予防接種をしてもらった時に、彼女のファイルにサリーと登録したので、言ってみれば正式にサリーになったとも言える。サリーは息子ちゃんの提案である。なんでかは良くわからんが、この名前がぴったりな気がするらしい。

Cさんにその話をすると、「じゃあ、女性宇宙飛行士のサリー・ライドみたいね。」というので、そうかそれならなんだか顔に散らばる星柄ともあっているかもしれない。。。なんて納得したりして。

家に来てもう早や、一カ月が過ぎた。うちに十分馴染んでくれて、初めの頃は緊張感漂いまくりだった前からいる2匹とも上手くやってくれている。特に年の近いポー(4歳だけど)とは毎日バタバタとうち中を駆け回って遊んでいる。年寄りのリオはそばに近寄ってくるぐらいならいいけど、子猫とは遊ばん、という態度を貫いている。そんなもんだろう。

そしてたまに3匹でくつろいでいる。

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Cさんは、子猫のフォスター・ケアなんて別れが精神的に辛すぎるからもうしない、と言っていた。だろうね。私的にも止めといて、と伝えておいた。うちは3匹が限界だと思うから、今後また彼女が血迷ってフォスター・ケアしても、引き取ることなんてできないし。ネコ好きの彼女だからどうなるか知らんが。

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