土星 〜西洋占星術〜

今日は土星について!

土星はたまに「凶星」と言われることがあります。
災いをもたらす星(の象徴)…と思っている人たちがいる、ということです。
でもそれは西洋占星術をちゃんと学ぶと正しくないとわかるんですね。

人はどうしても現状維持を好むところがあるので、意味がなくなっていてもずっと続けてしまう…ということをやりがちです。
あるいは、そもそも自分がやるべきではないことをずっとやっている…という場合も多いですね。

そういった人が、外側から無理やり変革を迫られる、ということが起きることがあります。
こういうのがまさに「土星の作用」なんですね。(実際の天体としての土星がそうさせるということではなく、そういった作用のシンボルが土星であるということです)

その変革というのは、確かに、今までやってきたことが猛烈にクラッシュされる出来事ではあるので、
その様子は一面的に見れば不幸と言えなくもない。
これが土星が凶星だと言われてしまう所以です。

でもそれは土星の一面でしかありません。
土星は人生の屋台骨、骨格のようなものです。
本来のコースを歩いている人に対しては土星は凶星にはなりませんし、
逆に、本来の道から逸れてしまっている人に対しては警告し、行きべき道に強制連行してくれるような作用があります。

要は土星的作用をネガティブにとるか、ポジティブにとるかです。
賢い年長者から未熟な若者への忠告、みたいなイメージもありますね。
それをうるさいと捉えるか、ありがたい助言とみるか…
そこは本人次第ですが。

土星は公転周期が約29年と結構長めです。
司る年齢域も56〜70歳で、人生の後半、終盤に関係の深い天体なんですね。
目に見える自分の人生や生活の到達点として捉えるとうまく使うことができると思います。

ちなみに惑星毎の年齢域はこちら。

西洋占星術 惑星 年齢域

一般的な星占いでは太陽星座しか見ませんので、土星がどこに入っているか知りたい方は
ホロスコープ 無料
などで検索し、調べてみて下さい。

例えば土星が水瓶座に入っている場合。
水瓶座は結構クールで、大局的、普遍的なものの見方をします。
グローバル、インターネットなども水瓶座的要素です。
その水瓶座に土星がある人なら、最終的には広い視点を持って、地域性にとらわれない活動をしていく傾向がある、となります。

若い頃がどうなのかを見たければ月や太陽をチェックすればOK。
ホロスコープから人生を読み取り、強みを理解するには
月→太陽→土星の流れを見るのが一番です。

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