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どうやって星占いで人との相性を見るか? 〜相性占星術〜

今回は占い(西洋占星術)でどうやって他人との相性をチェックしているか?を解説していきたいと思います。

そもそも相性とは何なのか。
人間関係って不思議ですよね。
いつも元気をくれる人もいれば、一緒にいるとイライラする人もいるし、なんだか落ち着くという人、毒にも薬にもならない人etc…
意図して起こせるわけでもなく、まるで化学反応のよう。

Aさんという人がいたとして、BさんにとってAさんは「いつも元気をくれる人」だけど、Cさんにとっては「うるさい人」ということもあります。
Aさんのキャラクターは絶対的なものではなく見る人によって変わるわけです。

なんでこういう色々なことが起きるかといえば、そもそも人はまっすぐ偏りのない相手を見ているのではなく、
自分仕様の色眼鏡を通して相手を見ているからです。
真実のその人を、なんの着色もなく見ることができる人は、おそらくほぼいないでしょう。
ブッダ並みに悟れば可能かもしれませんが。

自分の中にある様々な思考や感情、思い込みなどを相手にかぶせることを投影と言います。
例えば父の愛に飢えて育った女性がかなり歳上の男性と不倫したとしましょう。不倫相手は父親と同じ職業だったとします。
この場合、この女性は自分の中にある″父親像″を不倫相手に投影していることになります。

こういうことはしょっちゅう、いろんなところで起きています。
これが人間関係が複雑な反応を示す理由の一つです。

では相性とはなんなのか?
少なくとも占いにおいては絶対的に良い相性、悪い相性というのが決まっているわけではありません。
運命的な二人だからこそ苦しむこともあれば、
強い反応が起きない二人だからこそ穏やかにやっていけることもあります。
ただ、この人とこの人の組み合わせだとこうなりがちというパターンのようなものはあります。

占星術で相性を見ていくにあたり、ざっくり二つの方法をご紹介します。
①太陽星座同士の相性を見る
②二人の出生ホロスコープを重ねてアスペクトを見る

【太陽星座で相性チェック】
今回の記事では①、太陽星座で相性を見る方法を解説します。
①の方がより簡易でわかりやすいです。
長くなるので②は次回。

太陽星座は一般的によく使われている、
私、魚座〜みたいなやつです。
生年月日ですぐわかりますし、皆だいたい自分が何座か知っています。
これだけでも相性チェックはある程度はできます。

まず西洋占星術においては4元素という考え方があり、火・風・水・土の4種があります。
あらゆるものを4つの性質に分けて考えます。
ポケモンの火タイプ、水タイプみたいな感じです。

牡羊座〜魚座までの星座は12種類あります。(西洋占星術ではサインと言います)
12のサインも4つのエレメントに分類されます。
星座を日付順に並べてエレメント毎に色分けするとこんな感じ。

12サイン 4元素

🔴赤=火
🟢緑=風
🔵水色=水
🟤茶色=土
を表しています。
季節毎に火→土→風→水の繰り返しになっていますね。

このエレメントだけで相性というものが既にわりとあるんです。

【風と火は◎】
風と火は基本的に好相性です。
火はまず始まりの元素であり、独りで燃え始めます。
そこに風が吹いて火を煽ります。
私は何を隠そう風の人なのですが、たしかに火タイプの人は結構好きです。
私はこの組み合わせにはロックンローラーとそのファンのようなものを感じます。
ロックンローラー=火の人
そのファン=風の人です。
ロックンローラーはたった一人でも何か変なことをおっぱじめますが、キャーキャー言ってくれる人や応援してくれる人がいた方が調子は良いのです。
それに対し風の人は、最先端のことや風変わりなことが好きではあるのですが、自分一人で前面に出てやっていくタイプではあまりないため、変人を応援する側に回った方がイイ感じです。

【水と土は◎】
大地に水が浸透していくことで土は豊かになります。
水がないと土はカピカピになってしまいます。
水は感情的にウェットで人間関係重視型のエレメントです。
土は社会生活、ルール、お金や富など物質を司るエレメントです。
人間関係がないと社会は発展しませんし、お金も流れていきません。
土は4元素で最も固く、新しいものにはあまり興味を持ちませんが、慣れ親しんだものを維持していくことには長けています。
風と火が革新派なのに対し、水と土は保守派です。
人間関係重視というのは既に見知った人たちを大事にすることでもありますから、自然と保守的にもなります。
水と土は基本的に保守派同士なので気が合いやすいということですね。

【水と火は×】
これはイメージ的にもわかりやすいですが、火がせっかく燃えているところを水が消しにきます。
あまり良い相性とは言えません。
火からすれば水を差されている。
水からすれば自分はもっとウェットにくっついていきたいのに、火はそれを弾いてくる存在です。
水が熱で蒸発するようなイメージです。
火は独立心旺盛ですから、水の他人にくっついていこうとする性質が通用しづらく、あまり嬉しくないんですね。
とはいえ相性バツだからダメということではなく、火の暴走しがちなところを水がうまくブレーキをかければ良いパートナーにもなり得ます。
どんなことにも表と裏の面があるのが面白いところです。

【風と土は×〜△】
これもあまり良い相性ではありません。
土は最も固い、保守的なカラーですが、それに対し風は最も流動的です。
風がどれだけ吹いても土はどこ吹く風。ほとんど変化がありません。
風にとってはそれはつまらないんですね。吹きがいがないし、そもそもあまり興味をそそられることもありません。
といってもこれも絶対に合わないということではなく、お互いにあまり変化を与え合わないからこそ穏やかに過ごせるし、そこに安心感を見出す人もいます。

【風と水は△】
微妙な相性。
水からすると風は流動的すぎて、繋がりたいのに繋がれないことにフラストレーションを感じるかも。
風からしても自分を情緒的に繋ぎ止めようとしてくる水はやや鬱陶しい存在です。

【火と土は△】
これも微妙。
あまり大きな変化を与え合うことはありません。
火のやっていることは土には新しすぎて意味不明でついていけません。そもそもついていく必要も感じないのが土なのです。
対して火からすると土は周回遅れといった感じなので興味を持ちづらいでしょう。
縁あって土が安定的に火をサポートする形になれば、パワーが生まれるかも。

さて、6通り解説しました。
図にまとめるとこんな感じ。

星座 4エレメント 相性

星座だけならすぐに聞けますし、他人との相性チェックに使ってみては如何でしょうか。

とはいえ、太陽星座は生まれ持った性格ではなく、人生の発展方向を指すものですから、
本人の現在の性格と太陽星座が一致しないことはわりとあるので注意してくださいね。

あと、相性についてはこちらの本もオススメ。

ウンケミは運命のケミストリーだそうです。
ネーミングセンスはともかく、アスペクトを細かく刻んで色んな組み合わせの二人が描かれているので面白いですよ。

次回はより深く相性を見るための相性占星術、アスペクト使用編を解説予定です。

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