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生きてるだけでしんどい人とそうでない人

西のオカマさんがこんなことを言っていた。

生きているだけでしんどい..わかる..わかります。世の中には生きているだけでしんどい人と、そうでない人がいる。しんどくない人にとって生きるとはただ生きることであり、しんどい人にとっては生きるだけでもう苦行なんである。


さらにわ.....わかる.....

しんどくない人にとって、人生はただの人生だ。朝が来たら起きて、夜が来たら眠ればいい。しかししんどい方の人にとっては、「まっ、、また朝!!!あああ起きなきゃ、、」と思って起き、起きているあいだじゅうは「世間ではなんとたくさんの物事が起こっているのだろうか、複雑すぎてもうヘトヘト」と翻弄され、家についたら体力を削り取られてもう寝るだけ。寝ると朝が来るのでまた繰り返し、という感じである。そういう人は最近「HSP(ハイリ-センシティブパーソン)」と呼ばれるようになった。(追記:ADHDも生きるのがつらい。詳細は朝日新聞「生きるのがつらい女性のADHD」にて)


HSPの人にとって、車は100倍ぐらい早く走っているように見えるし、電話は100倍くらいうるさく聴こえる。そうするともう対応するだけでいっぱいいっぱい。「毎日」「楽しい」という概念を持つこともできず、生きるというのはただそれだけでキツイことになる。他の人はどうもこれをやすやすとやっているように見えて、オラもこの世界が楽しいと思えるように頑張ってみるぜ、と思ってはいるのだけど、いまだその思考を身につけられたことがない。

わたしは生まれつき生きるのがしんどいと思うほうなので、「しんどくないと思っている人」の気持ちはわからないが、しんどくない人だって、しんどい人の言っていることはひとつもわからんアホかと思っておられると思う。「しんどくない人」にとっての気力・体力回復法(目的を達成するまでが長いウィンドウショッピングや、BBQ・山登りなど前もってたくさん準備をしなくちゃいけないこと)は、しんどい人にとっては全て大ダメージになる。ただ生きるだけでいいのに、こんなに簡単なことが出来ないのはなんでだろう。全然わかりません。大変申し訳無い。めんごめんご。

でもしんどくないと思えるときもある。友達と会って楽しく話しているときとか、映画を見たり本を読んだりブログを書いたりしているとき、ホテルに泊まっている時とか。世間に急き立てられることがないときは「この世界も悪くないかも」と思う。

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ホテルがいいのは、自分が片付けなくてもいつでも片付いていて、静かで、電話一本でごはんを持ってきてくれたりするところ。あと、おいしい朝ごはんが食べられるところ。

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今日泊まったホテルは西新宿にあって、お客さんはみんな外国人。周りは中華圏の三世代の家族で、おばあちゃんときたら、まるで春節の仮面のような厚化粧だ。孫をしかりながら、山盛りにした肉を食べている。「おばちゃん!!それ!!朝の顔?!?!?」とびっくりした。

静かなホテルでひっそり過ごして、おいしいごはんを食べると気力と体力は回復する。しかしそれにはお金がかかるのが問題だ。X-menの「恵まれし子らの学園」みたいに、生きてるだけでしんどい人が無料で泊まれて、体力と気力を回復できるホテルがあるといいな〜。

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