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エクスペンシブ吉牛

外出先でなにかガッツリ食べたいなという時、1人だったらスープストックに行く。頼むのは決まって東京ボルシチ。周りの席ではおひとりさまの女性がスマホを見ながらみな黙々とスープを食べている。

ああこれが都会の殺伐か。

それにしても、味のクオリティはあんまり変わらないのに、吉牛なら一食400円だけどスープストックだと800円。女の人が吉牛に行けたら、みんな吉牛に行くんだと思うけどそういうことにはならない。一体どうしてなんだろう。普段は「コスパ」「コスパ」と命をかけているのにそういうところは本当に謎だ。素人が飯に汁をかけただけの謎のカフェ飯に1000円を払うことはできるのによく出来た吉牛の牛丼に400円は払えないのだ。女の人は味というか雰囲気を食べているのかもしれない。

女の人はベーグルベーグルとかにはたくさんいる。マックとかフレッシュネスとかのハンバーガーチェーンやスタバなどのコーヒーチェーンには普通にいる。だが日高屋とかかつや、ルノアールには女の人はいない。そのすみ分けはなんか電波かなんかが出てるのかと思うくらい明確だ。

しかしかくいう私も吉牛に行けずにスープストックに行っている人間の1人である。毎回「えらく高くつく吉牛だ、、、」と思いながらモクモクとごはんとスープを食べて席を立つ。


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