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がん余命宣告から転移が消えるまで〜泣いて笑って挑戦した日々〜#5

自分を愛して!リズ・ブルボー著

「がんになった原因は探すな」と
お医者さんに言われて
その時は確かに救われたんだけど、

日が経つと
この病気は
私に対する
何かのメッセージではないかという
気がしてならなかった。

そんな時出会ったのが
『自分を愛して!
ー病気と不調があなたに伝える
<からだ>からのメッセージ』という本

病気や体の不調に対して
肉体的なレベル・感情的なレベル
・精神的なレベル・スピリチュアルなレベル
から原因と対策を解説してる本なんだけど

「スピリチュアル版 家庭の医学」
らしい

そこには

病気というのは私たちの人生を立て直すための
< 贈り物> であることに気がつきました。

自分を愛して!

なぜだか
人生を振り返る作業が
必要な気がした。

正確に知りたい人は
ぜひ買って読んで欲しいんだけど

右の乳がんは
母親との関係が原因と書いてあった
(と、思う。。。本は病気のお友達にあげた)

私の母は、
シングルマザーで子どもを三人育てた。

母親のことは
今となっては、すごいなーと思うし
大変さは想像できるけど

当時は
貧乏だったし、
母は、昼も夜も仕事で
ほとんど家にいなかった。

寂しくて

惨めで

嫌いだった。

私は、長女だから
まだ子どもなのに
妹たちの面倒を見なければいけないことが
辛かった。
でも辛いと言えない。
だってお母さんも頑張ってるんだし。
私がなんとかしないと。
わがままは言えないもん。


母親との関係性を
丁寧に紐解いて、

お母さんに手紙を書いた。
(渡さないけどね)

こんなことが嫌だったとか
あの時こうして欲しかったとか
寂しかったとか
すべて

そしたら涙が
止まらなくなって
うわん うわん
声出して
泣いたんだよ。

自分でもびっくり!

インナーチャイルドが
癒された瞬間。

みんなもやる時は
1人の時にしてね 笑


そうやって

自分のこと
我慢してきたこと
人の目を気にしてたこと
自分のルールにガチガチに
縛られてたこと
人のために生きてきたこと
自分のことを後回し?
いや、無視してきたこと

なんかを
ひとつずつ掘り起こしていった。

これに気づいたことで
生き方がガラッと変わった。

まさに
新しい人生を生きるための
<ギフト>だった。

このことをきっかけに

ありのままで生きる
人の目を気にしない
自分を優先する、大切にする
やりたくないことはやらない
断る勇気を持つ
ストレスを溜めない
我慢しない
自分の本当の気持ちを知る

こんな自分になることができた。

とは言っても
生き方のクセはなかなか
簡単には
直らない。
元の自分に戻りそうな時は、

「それをすると死ぬ日が早まるけどいいの?」
と自分に問いかけます。

そうすると
あっ、そうだった!
と軌道修正することができました。

このクセ、今でもたまに
出てきます。
「私さえ我慢したらまあるく収まりそう」
というときとか。。。

心のクセ、手強い、、、

そんな時も
なるべく自分の気持ちを伝える努力をします。

だって、がんが治った今、
また逆戻りしたくないから。

私の人生は私のもの。
自分の感情が投影された世界なんだから
心穏やかに
ピースフルに過ごしたい。




とうとう手術した話

がんになって2年半くらい経って

余命宣告の日を無事に超えたこと
娘が大学に合格したこと
一人暮らしの基盤が整ったこと

もし私に万が一のことがあっても
娘はなんとか生きていけそうだなと
思って
手術することにした。

この手術は
治すためじゃなくて
がんが皮膚から出てきそうだったので
QOL(クオリティオブライフ)
生活の質を落とさないためのもの。

患部のお手入れとか大変そうで。。。

私が主治医にそのことを相談したら
すごく喜んでくれた笑

やっとその気になってくれたか〜って
感じだった笑

全身麻酔なので何があるかわからない。
先生には「絶対失敗しないで」と頼んで笑

家族にはもしもの時用に
手紙を書き
家の中を片付け
身の回りをきれいにして
洗濯機、精米器の使い方を伝授して笑
猫のお世話を頼んで
通帳や保険、
ネットバンキングのパスワードを記し

手術に挑んだ!

手術時間は予定を大幅に超えた
13時間。

私が手術室から戻ってきたら
心配しすぎたパートナーが
貧血で倒れた笑
(今では笑い話)

術後、主治医の説明に
母とパートナーが呼ばれて

先生から
「ここまできたんだから
お二人の力でKINAKOさんに
抗がん剤治療をやってもらいましょう!」

と謎に3人で団結して、
2人とも洗脳されていた。

私が目覚めたら、
母親が
「抗がん剤やろう?やらなきゃダメだよ」
と言ってきた。

娘だけだよ。
「ママがやりたいようにやらせてあげてよっ!」
と言ってくれたのは。

おお、
味方はひとり。
中立がひとり笑

パートナーは、うちの母親も
たてなきゃいけないし
私の気持ちも知ってるしで、
つらい立場だよな。
察します。


今となっては
母親は
「KINAKOの言う通りだったね」
と言っていますが、
心配をかけて申し訳ない気持ちです。

もし、自分の娘が同じ状況だったら
同じことを言うかもしれないな
と思うことがあるから。

それでも
人生の選択を
誰の手にも委ねてはいけないと思う
自分の選択に最後まで責任を持つこと
誰かのせいにして逃げてはいけないこと
医者に丸投げせずに
自分でも調べること
それで納得したなら
治療するなり
食事療法なり
自分で選択すること
その結果に後悔しないこと

強い信念を持つこと
イマジネーションを使うこと

あーーーー
2000文字超えてるーーー
と言うわけでこの辺で。

最後まで読んでくれて本当にありがとう!
必要な人に届きますように。

Instagramには
元気になった私がいます。
暇だったら覗きにきてね。

#6はイマジネーションの続きしようかな











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