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図書館で借りた川瀬巴水の画集を見て膨らませたイメージを書いてみました。
川瀬の作品を見ていると、建物や自然が人間のように感情をもって、そこに存在しているかのように感じられるのです。

「塩原おかね路」~林望の日本美憧憬 『夕暮れ巴水』(講談社)~
 白い岩壁を薄黒い川が上っていく
彼女はそれを知らんぷりで自分の脇腹を横たえ迎えている
その奥の橙色の山が
これまた他人顔で左のお隣さんを眺めていて
そのまた奥の青い山が「おおぃ~」と
こちらに向かって叫んでいる


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