見出し画像

久々の激しい転倒

バイクでスラロームの練習中に転倒しました。

先週、茨城で開催されたスラロームマニアBE(ビギナーズエディション)に参加していろいろと課題が見えたので、それらを確認すべくヤル気満々で走り、見事に転びました(涙。

課題は沢山ありすぎて羅列するのもアレですが、集約すると切り返しが遅いんです。片側にバンクして旋回し、そこから逆側にまたバンクする。ここでもたもたしているからその後の操作が後手後手になり、ターンが連続すると段々と帳尻が合わなくなる。

上手な人を見ていると切り返しが素早い。参加者みんなが同じコースを走るので、自分との違いが良くわかる。バイクは軽いのでちょっとした身体の使い方で挙動が変わります。頭の位置やシートに座る位置は大きな要素です。そんな一つ一つを確認したくていつもの浮島を訪れました。

話を戻します。転んだ原因はフロントタイヤで泥を踏んでのスリップダウン。

前日の雨で路肩に泥が溜まっていたんですが、当日は雨が止んで表面が乾きはじめてた様子。路面との見分けがつきませんでした。分かってます、完全に言い訳です。

ちょうどVLOGを撮っていたのでその様子をYoutubeに上げています。
(※最初から激しく転んでいるので苦手な方は要注意)

直線スラロームを走ってきて、小さくUターンしようとした瞬間でした。

動画の中で説明していますが、フロントから転んでいるのであっと言う間の出来事です。バイク乗りとしては最も嫌な転び方ですね。左側に転んでバイクから投げ出され左半身を強打、しばらくは息が出来ない状態でした。こんなに見事に投げ出されたのは二度目の経験です。

前回は鎖骨と肋骨を骨折しましたが、今回はそこまで酷くはなく、二日後の現在は深呼吸をすると肋骨に痛みが走る程度。転んだ瞬間は身体よりもバイクで帰れるかが心配でした。走行不能になると非常に面倒なので…。

ヴィットピレンは短気筒のコンパクトなバイクです。特に車幅が小さくラジエターも小ぶり。驚いたことに倒れた状態でもエンジン周りの重要パーツは全く地面と干渉しません。クランクケースも、です。これは幸いでした。

ダメージはハンドル端のバーエンドとクラッチレバーが削れたこと。シフトペダルが瞬間地面と接触したようでペダル脇のプレートにその跡が残っています。でもその後の走行には全く支障ありません。

かなりハードな転倒にかかわらず軽症だったのは驚きました。華奢な外見のわりに生存能力の高いバイクだなと。こういう特徴はオフ車に近いのかも知れません。

練習をすれば大小の転倒は避けられない事なので今回のダメージ部分が100%消耗品で良かったです。バーエンドはそもそも転倒保護の為にあるパーツだし、レバーも折れなければ交換の必要はありません。ある程度の転倒は前提なのでぼくは美麗な社外パーツを付ける習慣がないのです。

考えてみれば前回のスリップダウンも真冬で同じく左側でした。多分根っこは同じなんだろうな…。あの時は雪溶け後の砂、今回は路肩の泥。どちらも左側なのは鋭角にUターンする時は左旋回を選ぶ癖。タイヤも冷えていて充分な仕事が出来てなかったかも知れません。あまり進歩していない感じがするのが寂しいですが、せっかく痛い思いをしたので教訓にしなければダメですよね。

先月、新型になったKTM RC390(フルカウルのレーサー)に惹かれて買い替えの見積もりを取ったことがあります。考え抜いた上で買う寸前まで行って止めました。

もしRC390で今回の転倒をしていたらカウル全損で十数万円の出費だったはず。実際に買ってないバイクの心配をしても仕方ありませんが、その時は転倒のことは頭にありませんでした。「今思えば」というやつでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?