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SX125というミニ・モタード

最近バイク仲間がモタードへの乗り換えを検討していて、見たり触ったりする機会が増えました。

ぼくにとってモタードは早朝の道志みちでちょくちょく見かけるバイクです。
車種はたぶんハスクバーナの701SM。白いから 笑。
確認しようにもとても追いつけるような速さじゃない。
モタードってこんなに速いんだ!と驚いた覚えがあります。

オフロード車の軽さとパンチのあるエンジンに超ハイグリップタイヤを履かせたバイク。
日本の峠の中間加速にバッチリ合ってそう。
合ってるから速いんでしょうね。

つい先日、ApriliaのSX125というモタードに試乗しました。

SX125は原付二種で、鬼の中間加速はないです。
最初に乗って走り出した時、こんなに遅いの?と驚きました。
なんせ125ccが初体験だったもので。
流れの早い環八で試乗したってのもあるかもしれません。

ただ、走り出して回転を上げると印象は変わります。
SX125のエンジンは高回転型で元気に回ります。
回せば楽しいですね。音もいいです。

高回転をシフトチェンジで繋いで走り回れるような場所、例えばGROMのレースをやってるようなカートコースを走ったらすごくおもしろそう。
あと峠には平坦な区間ってありますが、そういう所で走らせたい。

一方で苦手だなと思ったのは都会の信号。
止まってしまうと再び高回転に上げるまでの間がしんどそうです。

上り坂も当然しんどいので「止まらずに走れる平坦な区間」がベストです。

改めて思いましたが、やはりバイクは回して乗るとおもしろいですね。
SX125は発進したら1速と2速はレブまで回して流れに乗ります。
緩いカーブはずっと3速全開。
小排気量のスポーツ車にいいタイヤを付けて山に行くのは楽しいですきっと。

そう言えば最近よく見ますよ、GSX-R125とか。
なるほど、あれは楽しいから走りに来てたのか。全く知らなかった世界です。

ぼくの腕前じゃ400もあったらもうコーナーでアクセル全開なんてとても出来ないですよ。
でも125なら全開で走れるかも知れない。
おっかなびっくり走るのではなく、ちゃんとスポーツしてる気分になると思う。

そう言えば、KTMのRC125を見た時「こんな本格的なレーサーをどうして125で出すんだろう?」と疑問でしたが、そうか、そういう使い方ができるわけだ。

RC390が峠で最も楽しいバイクじゃないかと密かに思ってましたが、自分の技量に合わせたらそれはRC125かもしれない。

あれ、そしたらこのSX125でもいいわけだ。

RC125(KTM)よりSX125(Aprilia)の方が13kgも軽いです。
ブレーキや足回りの質はKTMがずっと上だろうけどお値段はぜんぜん高いしね。

平日の道志みちをビーン!と快音響かせて走ったらおもしろいだろうなあ。

ぼくのトライデントは660ccです。
下からトルクがあってスラロームが走りやすい。
上まで回せばなかなか鋭い加速をするのでおもしろい。

でもそれはクローズドのコースだから出来るので、何があるか分からない峠で上まで回し切るのはちょっと…

以前から気になってる豊かなトルクで走る1200ccクラスの大排気量車、そして今回気付いたビンビン回して走り回れる250cc以下の小排気量車。

真逆のこれら二つがこれからのぼくの注目セグメントになりそうです。

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