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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR 2015

行った! 歌った!! 泣いた!!!

…のっけからハイなテンションで恐縮ですが、一晩明けてもまったく興奮さめやらないくらい、むしろ思い出しては消えない火種に引火してさらにエキサイトしてしまっているくらい、昨晩のPAUL McCARTNEY 「OUT THERE JAPAN TOUR 2015」@東京ドーム公演はすこぶる素晴らしいものだったのです。

個人的にポールのライブは2002年以来、実に13年ぶり。あの時は、小学生のころからある種の“神話”として愛聴してきたビートルズを、とりわけお気に入りメンバー=ポール・マッカートニーの演奏で体感できるということ自体にもう感極まってしまって、ライブ序盤からただただ涙してしまったのでした…(遠目)。

それに比べるとずいぶん冷静に挑んだつもりの今回でしたが、開演前にドーム内に流されていたポールナンバーのリミックス(みたいなSE)と全キャリアを振り返るような映像を見ていた段階で、じわじわ感情が揺さぶられはじめ、いざポールが姿を表し、「マジカル・ミステリー・ツアー」から幕を明けるや、涙腺決壊。前回同様、自分の中の何かが一瞬にして弾けてしまうような感激に襲われてしまったのです。何しろ目の前で歌っているのが――遠方のシートだったので指人形くらい小さかったけれど――あのポール・マッカートニー。御年72とはいえ、すらっとしてスマートで、ヘフナーのヴァイオリン・ベースを弾きながら歌う姿が本当にかっこよくて、その一挙手一投足にいちいち感動してしまいました。

とりわけ印象的だったのは、序盤の「The Long and Winding Road」。改めてメロディの美しさに魅了されたのと同時に、以前より“The Long and Winding Road”という言葉そのものの意味が身を持ってわかってきた(つもり)こともあって、ジ~ンと心に染み入るものがありました(こんな深淵な曲を弱冠27歳で作ってしまったポールの天才性にも、改めて感嘆)。

一曲終えるごとに丁寧に歓声に応え、相撲のポーズをしたりして実にフレンドリーなポール。曲の端々にも現れているけれど、そんなどうにも憎めないチャーミングなところが大好きなんだな~。

本編31曲をブレイクなしで、どころか一度も水すら飲まないでエネルギッシュに駆け抜け、さらにダブルアンコールにまで応えてくれたポール(ビートルズの実質的ラストアルバム『ABBEY ROAD』を再現するような「Golden Slumbers」→「Carry That Weight」→「The End」で締めるという圧巻のフィナーレ!)。いやもう、本当に非の打ち所がない、大満足の2時間45分でした。今度の日本武道館、なんとしてでも観たいけど、いかんせんチケ代が――(SS席¥100,000、S席¥80,000ですって…猛震)。

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【セットリスト(出典:http://pmccartney.com/)】

<Hofner Bass>

1. Magical Mystery Tour

2. Save Us

3. Can’t Buy Me Love

4. Jet

<Gibson Les Paul Electric Painted Guitar>

5. Let Me Roll It

<Epiphone Casino Electric Guitar>

6. Paperback Writer

<Yamaha Piano>

7. My Valentine

8. Nineteen Hundred and Eighty-Five

9. The Long and Winding Road

10. Maybe I’m Amazed

<Martin D28 Acoustic Guitar>

11. I’ve Just Seen a Face

12. We Can Work It Out

<Gibson 12 Strings Acoustic Guitar>

13. Another Day

<Martin D28 Acoustic Guitar>

14. Hope For The Future

15. And I Love Her

16. Blackbird

17. Here Today

<Magic Piano>

18. New

19. Queenie Eye

20. Lady Madonna

<Martin D28 Acoustic Guitar>

21. All Together Now

<Gibson 12 Strings Acoustic Guitar>

22. Lovely Rita

<Martin D28 Acoustic Guitar>

23. Eleanor Rigby

<Hofner Bass>

24. Being for the Benefit of Mr. Kite!

<Ukulele and Martin D28 Acoustic Guitar>

25. Something

<Hofner Bass>

26. Ob-La-Di, Ob-La-Da

27. Band on the Run

28. Back in the U.S.S.R.

<Yamaha Piano>

29. Let It Be

30. Live and Let Die

<Magic Piano>

31. Hey Jude


Encore:

<Hofner Bass>

32. Day Tripper

33. Hi Hi Hi

34. I Saw Her Standing There


Encore 2:

<Epiphone Texan Acoustic Guitar>

35. Yesterday

<Hofner Bass>

36. Helter Skelter

<Yamaha Piano and Gibson Les Paul Electric Guitar>

37. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End

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