見出し画像

黒川検事長の賭け麻雀騒動で思うこと

黒川検事長の問題は、様々な角度から、考えることが多いですね。

賭け麻雀が犯罪で罷免・辞任の要因になる?
黒川氏の賭け麻雀が、仲間内の賭け事として、社会通念上で許容されている範囲内での賭け事であった場合、何が問題なのか?普通にみんな賭け事(含む、賭け麻雀)やってますよね。(やってない方すいません)

もしメディアや利害が対立する組織が、法律上グレーであるが社会通念上問題無いと皆が行なっていることを、突然問題であるとあげつらった場合に、いきなり犯罪になる、もしくは社会的に葬り去る道具になることを認めるのであれば、法律で明らかに問題がないとされていることしか誰も怖くてできなくなる社会になってしまわないか。そうなると、まあ、既存を変革する革新的なベンチャー起業なんかリスクが高くてだれもやらなくなりますよね。(監督官庁からのノーアクションレターの取り付けや顧問弁護士との綿密な相談は行うとしても、全てをカバーできるわけではないので)どこかで誰かにちゃぶ台返しされか分からないから。。。

コロナ自粛の中、三密で麻雀をしていたことやメディアである新聞記者と身近に接していたことの是非は別の問題として。賭け麻雀での罷免・辞任は、単なる魔女狩りに思えるのですが。。。別件逮捕でそのまま監獄行き的な。

なぜ黒川氏の賭け麻雀が罷免・辞任の理由になるのかその論拠をはっきりさせ、社会的なコンセンサスを取っておかないと、メディアや社会のその時のあいまいな雰囲気に流される社会になって、まわりまわって結局は私たち個人が不利益を被る社会になってしまうじゃないかと。不寛容である一方で、忖度を認める社会。。。

あと、私見ですが、ある程度以上の公職の方は、利害関係者との賭け事は控えるべきであると思っています。賭け事の名目を借りて、わざと負けて事業者(今回の場合は新聞記者)等が公職の方にお金を渡すことが可能となるので、贈収賄が安易かつ合法的(?)にできてしまうからです。これは、行政側の行動指針等で制限をかけておけば、回避できる問題だと思います。公職者の饗応接待の原則禁止の例もありますし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?