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【あき はやおの芸術に乾杯 】第1回「芸術に乾杯!J.S.バッハの音楽会」

「あき はやおの芸術に乾杯」

ーーーこの番組はあき はやおがステキ(素敵)な芸術を求めて世界中をめぐる旅番組。

を妄想して綴ります。ーーー

第1回「芸術に乾杯!J.S.バッハの音楽会」

ドイツ3Bに数えられるバロック時代の作曲家、J.S.(ヨハン・セバスチャン)バッハ。
日本の音楽教育では「音楽の父」と呼ばれています。
鍵盤楽器の演奏家であり、測距演奏の大家でもありましたが、その人生の多くを教会音楽家として全うしました。

皆さんの1番の印象は、やはり音楽室に飾られていた肖像画ではないでしょうか。今の学校の音楽室にも飾られてるんでしょうか…
モコモコにカールした髪型のあの作曲家です。でも、あれはカツラなんですよね。当時の制服みたいなものです。

今でこそ、バッハ偉大と言われ有名です。現代のロックやジャズの世界にまで影響を与え、様々な編曲でも聞くことが出来ます。
が、当時は名の売れた作曲家ではありませんでした。同じ時代にいわゆる"売れた作曲家"はヘンデルでした。
その大きな要因の一つは宗教音楽を作り続けたことが挙げられるでしょう。1000曲にも及ぶ曲を作曲していますが、当時人気だったオペラは作曲していません。
その活躍が再評価されたのは音楽史でいうロマン派の時代なのですが…

と、ここまでいろいろ書いてきましたが、クラシック音楽を語る上で外せないのは歴史のお話です。戦争だったり、王制、貴族の話だったり。正直難しいんです。その産み出された音楽をしっかりと理解するためには、歴史背景を知らなければならない…なんてことを書いてある音楽の本もあります。
私はそういうのを調べるのが大好きで、自称芸術オタクを名乗っている訳ですが…。
そのように時間を割いて、得た知識をひけらかし、音楽を理解したように語るのは、気が引けたりする訳です。
何気なく見ていたテレビから流れてくる音楽、道を歩いていたらどこかの店先から流れてきた音楽、そのようなものに感動してしまう、興味を惹かれてしまうのが、音楽じゃないですか?、と思ってしまう訳です。

バッハが作り続けた宗教音楽のほとんどが、きっと「神の言葉はこんなにも美しく、多くのことを教えてくれるんです」ということを伝えたかったのではないかな、と思います。ただ聞いていても、それは説教のようで、耳に痛いこともあるでしょう。ならば、ステキな音楽と共に胸に届けばいい…と。
これは私の妄想ですよ。
でも、この考え方は今の音楽にも通じるのではないでしょうか。

私のこの拙い文章で、少しでもバッハの音楽に興味を持って頂けたなら、何か聴いてみませんか。バッハの音楽を聴くと、そこから先、たくさんのことが見えてくるかもしれません。クラシック音楽の旅に出たくなるかもしれません。歴史の旅に出たくなるかもしれません。
目的もなく巡ってみると、全く関係ない出会いもあったりするかもしれません。

それでは、あき はやおは一足お先に、バッハの世界に出掛けてきます。どこかで出会えたら、「芸術に乾杯!」と一緒にお酒でも飲みましょう。

J.S.バッハの代表曲
管弦楽組曲第3番(G線上のアリア)
主よ、人の望みの喜びよ
小フーガ ト短調
ゴルドベルグ変奏曲
チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調


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