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【あき はやおの芸術に乾杯 】第2回「芸術に乾杯!ベルニーニの美術館」

「あき はやおの芸術に乾杯」

ーーーこの番組はあき はやおがステキ(素敵)な芸術を求めて世界中をめぐる旅番組。

を妄想して綴ります。ーーー

第2回「芸術に乾杯!ベルニーニの美術館」

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598年〜1680年)はローマの芸術家です。
芸術家と呼ばれるのに相応しく、様々な作品を残しています。彫刻、建築、絵画と多岐です。

あき はやおとベルニーニの出会いは、学生時代に読んだ小説です。
ダン・ブラウン作の『天使と悪魔』です。
小説を読んでいる最中に我慢出来ずに大きめの本屋へ行き、ベルニーニの作品が見れる本を探しに行ったのを覚えています。

初めて見た印象は「生クリームみたいだなぁ」です。

それはベルニーニの彫刻作品を見たときの感想です。今考えると、曲がりなりにも文章を書く仕事をしている身として、なんという語彙力の無さだと愕然とします。しかし、ある程度年齢を重ねた今でも抱く印象は変わりません。生クリームなんです。
舐めたら甘いのかな…と余計なことも考えます。到底、石とは思えません。

先にご紹介したJ.S.バッハと違い、ベルニーニは若くして才能を認められ、多くの作品を残し、今でもローマでその作品たちは愛されています。
自分の目で本物のベルニーニ作品を観る。これは死ぬまでに叶えたい夢の一つです。
のちに小説『天使と悪魔』は映画化され、ベルニーニ本人について多くは語られませんが、映像の節々にベルニーニ作品を観ることが出来ます。

ベルニーニ作品は大なり小なり本当に様々です。教会、聖堂、噴水、天使像…
名前が一番有名だと思うのはサン・ピエトロ広場ではないでしょうか。

カトリック総本山、サン・ピエトロ大聖堂の前に広がる広場です。ベルニーニ最大の仕事だと言われています。
この楕円形の広場は今なお、人々が集まる場所です。広場は合計372本の石柱に取り囲まれていて、更に140体もの聖人像が広場に集まった人々を見守るように並んでいます。
実際に広場に立つと、さぞ壮観なんでしょうね…
サン・ピエトロ大聖堂の中にも作品はあります。大天蓋バルダッキーノです。28メートルの巨大さはさることながら、細かい装飾の美しさには目を見張ります。

ここまで散々書いてきましたが、本物を見ていない私に、ベルニーニの作品について語る資格はないかもしれません。きっとないでしょう。
が、写真だけでも伝わってくるその美しさを語らずには入られませんでした。

ベルニーニが生きたのは先にご紹介したJ.S.バッハとほぼ同じ時代です。ベルニーニもまた、神様や天使様の美しさ、信仰の美しさを誠心誠意、伝えたかったのかもしれません。
世界にはまだまだ知らない美しいものがたくさんあります。それは日本にだって数え切れないくらいあるでしょう。

私のこの拙い文章で、少しでもベルニーニの作品にに興味を持って頂けたなら、美術館へでも出掛けて、様々な芸術作品を見てみませんか。作品を観ると、そこから先、たくさんのことが見えてくるかもしれません。世界旅行の旅に出たくなるかもしれません。歴史の旅に出たくなるかもしれません。
目的もなく巡ってみると、全く関係ない出会いもあったりするかもしれません。

それでは、あき はやおは一足お先に、本でも開いて、ベルニーニの世界に出掛けてきます。どこかで出会えたら、「芸術に乾杯!」と一緒にお酒でも飲みましょう。

ベルニーニ代表作
アポロンとダフネ
聖女テレジアの法悦
サン・ピエトロ大聖堂内部の大天蓋
サン・ピエトロ広場
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会



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