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静岡おでん旅。

静岡おでんに魅力を感じてから早1年半。ようやく再訪できた静岡市。今回もカウンター飯が楽しすぎました。


静岡おでんのなかみ

静岡おでんといえば、その黒さを引き出す出汁ともなる牛すじ。それから黒はんぺんが定番。でも今回初めて食べてとっても好きになってしまったのは「しのだ巻」。メニューを見ていて知らない名前を発見したので、「しのだ巻ってなんですか?」と尋ねると、「いや〜食べてみてほしい!」ということなのでお願いすると串に刺さった細長くて白っぽいものが。こんにゃく??ひとくち口に入れると程よい弾力。なんでも「しのだ巻」というのは油揚げで包んだ白身の魚のすり身だそうで。いやぁ味も染みていてクセになる美味しさ!食べてみてと言った気持ちもわかるなぁ。静岡おでんは汁を飲まずに平たいお皿に盛るスタイル。そこに粉節と青のりをたっぷりかけていただきます。だからこその継ぎ足し継ぎ足しのお汁で真っ黒おでんができるのだそう。訪れた際はぜひご当地の味をご賞味あれ。
ひとつ言い忘れていました、静岡おでんにはやっぱり緑茶ハイ。静岡に来たからには緑茶ハイもお試しあれ。

牛すじの下がしのだ巻

青葉横丁と青葉おでん街

静岡市、居酒屋含めて色々なところで静岡おでんが食べられます。でもせっかく行ったからにはおでん屋さんが集まる横丁に行きたいと思い、初めの年は「青葉横丁」へ。当時は青葉横丁しか知らなかったからですが(笑)今年もワクワクと青葉横丁へ行くと、あいにくどのお店も満席。諦めかけていると外で一服していたおじさんが、もう出るから待ってな!と言ってくれてありがたく入ることができました。「いしの屋」さんは、暖かい雰囲気でおすすめなどなどたくさん教えてくれます。しのだ巻を食べてほしいと言ってくれたのもここのおかみさん。そして何よりここのお店で美味しかったのは黒ハンペンフライ!おでんに入っている黒はんぺんとは別物で、わざわざ特別に仕入れているそう。ふわっふわでほのあまくて、思わずおかわりしちゃいました。それからこういう場で欠かせないのがお隣に座ったご夫婦との出会い。高校野球の応援バンドが好きで、わざわざ京都からその大会を見にきたというお父さんと、それに付き合って観光は別行動よ〜!と笑う元気なお母さん!野球のことやら京都のことやら話に花が咲き、私たちが出る時には、もう行ってまうの〜?さびしいなぁ〜!と言ってくれる優しく楽しい方々でした。

青葉横丁

そしてそして1軒目を後にした私たちはもう一つあるという横丁へ!地図で調べると目と鼻の先でした。どうして前回は気づかなかったのか(笑)こちらは「青葉おでん街」という名前でまたまたたくさんのお店が軒を連ねています。お腹はいっぱいだし、満席なら雰囲気だけ見ようか〜と言っていたのですが、ここでもまた、ちょうどお店から出てきたおっちゃんに、ここの店、ちょうど今ふたつ空いたよ!とお声がけいただいたので、ご縁だなぁと伺うことに。やはりこういう繋がりや出会いが旅の醍醐味ですよね。こちらは元気一杯の女将さんがひとりで切り盛りするお店「千代咲」。ここでももちろんしのだ巻。1軒目よりお醤油強めで酒が進む〜。お隣になった清水エスパルスファンのおじさんと、女将さんといろんな話題で盛り上がりあっという間に時間が過ぎていきました。
どちらの横丁も甲乙付け難い、入ったお店がご縁のお店、皆さんのとっておき体験、見つけてみてくださいね。

青葉おでん街

天神屋

静岡といえば「天神屋」。メディアでも取り上げられ県外の人にも少しずつ認知されつつあるような印象ですが、ここにも静岡おでんがあるのです。もちろん好きな具を好きなだけ選べます。富士の白雪というのが有名と聞いたので今回はそれに挑戦。もちもちの外側の中に程よいサイズの肉団子。たしかにこれは美味しい〜。地元にあったら通うかもと思いました。
とまぁ静岡おでんが食べたくて再訪した静岡だったので、たくさん食べられて大満足。カウンター飯ならではの人との出会いにも大満足。夏でも冬でもいつでも食べる静岡おでん、みなさんもぜひ。

静岡県民の強い味方、天神屋
テイクアウトおでん

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