名トの子達 その5

最強の名前トーナメントにエントリーしたりしなかったりした名前達の覚書その5です。おおむね開催日(公開日)順に並んでいます


最強の名前トーナメントの概要については下記のサイトや他の方のnote記事などに詳しく載っているので割愛します

逆猫舌の女

逆猫舌の女
出場杯:月刊終わり杯
必カス技:低温やけど
カスゴミ:夏が嫌いらしい

No.7756

 ストック産、冷たいものが苦手なおねーさん。
 「逆猫舌の女」というフレーズだけ思いついてそのまま放ったらかしになっていた方。猫舌は萌え要素だけど逆になっても萌えるかな~とか考えてた気がする。
 必カス技(必殺技)とカスゴミ(意気込み)は杯の応募フォームが出てからやっつけで書いたもの。あんまりに冷たいものを食べると低温やけどを負ってしまうので必カス技に。これ完全自己ダメージ技だな。夏が嫌いな理由はかき氷とかアイスとか冷やし麺類とか冷たい食べ物が流通しまくるからです。一口で頭キーンってなってそう。

 戦績:敗退
 終わり杯、なんも覚えてない。突然募集が始まって確か30名ぐらいの選手が一緒くたに乱戦になって色々あってマジで全然知らない選手が優勝をかっさらって行っていた。いや全然違うかも。何だったんだろう。とにかく熱でうなされている時に見る夢みたいな脈絡の無い杯だったのは覚えてる。あと干支モチーフの名前シリーズが出てて凄くてひっくり返った記憶がある。
 逆猫舌の女、「いい」「萌え」と言われていたので嬉しいですね。ずっと厚着してそう。

ホリソマムの服

ホリソマムの服
必殺技:ブートショー
出場杯:ガラの翻訳者杯
元の名前:穿ちのハニカムマニカム
元の必殺技:聳えのスクリューショット

No.7830

 内容秘匿杯(元真名:翻訳お試しゲリラ)に出した子。

 ガラの翻訳者杯では、応募された名前が「日本語→ハワイ語→クルド語→シンド語→韓国語 →ヘブライ語→日本語」への翻訳が通された状態で出場しました。杯名も「翻訳お試しゲリラ」が上記の経路での翻訳が通された結果の名前です。

 元の名前は穿ちのハニカムマニカム、元の必殺技は聳えのスクリューショット
 元名前について。完全語感先行型の名前です。「ハニカム」を軸に「ハニカムマニカム」と同じリズム感・語感になるような音を当てはめて作ったもの。ハニカムマニカムが先にあったというより、ハニカムマニカムを声に出して読んだ時のリズム感が先にあって、そこと同じになるように嵌め込んでいった感じです。文字だと説明しづらいな。二つ名はハニカム→ハチの巣→ハチ→針の連想から、刺突の最上級(?)である「穿つ」を持ってきました。このキャラのイメージカラーがあったらミツバチ模様になると思う。
 元の必殺技。読みは「そびえのすくりゅーしょっと」。名前の方で六角柱形の長い杭(工具っぽい)を撃ち込んで戦うイメージが浮かんできたので、これを必殺技で表しています。撃ち込んでいるのでショット、工具イメージからスクリューが来てます。タッカーみたいにパチャパチャ撃ちまくってその辺に刺さりまくっているんだろうな〜というイメージから聳えるをあてています。

 戦績:一回戦敗退
 原型が泣いて逃げ出すぐらいに別物になってる、やばすぎる。再翻訳ってすごい、なんもわからん。
 ホリソマムの服、服であることによって全てが台無しになっていた。ホリソマムがholy some armだったら?とか言われてたのも面白かった。ホリソマムの服が出た時点で自選手であることはもちろん分かっていません。普通に他の選手だと思ってた。
 ホリソマムの服とブートショー、なんで服統一が成立しているんだ。元の名前と必殺技より統一感があるかもしれない。ブートショー、自分には出せない格好良さがあっていい。普通にかっこいい。ホリソマムの服はハニカムマニカムのドロップ品かも。いや、ドロップ品から作れる装備かな。
 ちなみにガラの翻訳者杯出場者は元の名前と併記で全国図鑑に登録されています。有難い。

インスタント縁切り神社

インスタント縁切り神社
出場杯:突発!最強の名前とおなめんと
必殺技:〆切縄

No.7840

 ストックの肥やし。締切ぎりっぎりに出して抽選に通ってしまった。
 インスタント縁切り神社は「鷲益~子」フォーマットに付ける二つ名として思いついてストックで眠ってた名前。縁切り神社の力を持つ縁切り神社人間が居たら面白いかも~というネタだったと思う、確か。
 必殺技は応募フォームが出てから考えたもの。募集期間が10分間で締切スレスレかぎりぎり超過したかもぐらいに提出したので「〆切やばすぎる」「これで落ちてたら本当にインスタント縁切りでウケるな」とか考えていたのが反映されて「〆切縄」になっている。

 戦績:準決勝敗退
 定員倍率3倍以上(定員は8名)の抽選で通ってしまった。どうしてご縁があってしまうんだ。
 一回戦の対戦相手は商店街の擬人化でした。ベストバウト過ぎる。客との縁を切って勝っていました。あと「片方を殺すことで縁切りを達成する」とか「お湯注いで3分待ったらあらゆる縁が切れて美味しくなる」とか言われてました。神棚感覚であるのかも。
 準決勝では「ぎるてぃ♡」な方と対戦しました。競って必殺技が出たし再投票でも競るという接戦が繰り広げられていた。最後はダイス負けです。縁切り神社らしい負け方。途中で「神社って神の力を必然的に宿すから超越判定でもええかも」と言われていて本当に面白かった。縁切りも強いし超越かもしれない。

《思念連結五円玉》Hypno-八千矛-ルイ

《思念連結五円玉》Hypno-八千矛-ルイ
出場杯:第249回非公式戦プレプレゲリラ
必殺技:貴方の縁を繋ぎましょう-Countless Allusion-

No.7876

 めちゃくちゃ縁結びする催眠術師です。インスタント縁切り神社の対義語。
 直前の杯にインスタント縁切り神社を出したので、逆にめちゃくちゃ縁結びをする奴作るか~ということで作ってた子。神社→縁結び→ご縁がありますように→五円玉→催眠術 という連想でご縁結びまくり催眠術師の方針に。
 二つ名がはじめにできた。催眠で対象の思念を連結することで縁結びをするというイメージ。催眠術の古典に則って紐を通した五円玉の振り子で催眠術を掛けています。名前と必殺技は募集フォームが出てから慌てて作りました。
 名前、ギリギリ格好良さそうだけど胡散臭い名前を目指して作りました。Hypnoは催眠という意味。八千矛やちほこは縁結びの神としても知られる大国主命の別名です。ルイは係累とかの累です、カタカナだとしゃらくさい感じがしていいかなって。ハイフンでそれぞれを繋いでいるのは思念連結っぽさを意識していた気がする。いけ好かない催眠術師っぽい胡散臭さが出ていると嬉しい。
 必殺技、決め台詞とルビ(?)です。これ言いながら五円玉振ってる。決め台詞の方はまぁそのままなので言うことは無し。ルビの方、助けてほしい。助けてほしいと思いながらGoogle翻訳を駆けずり回ってた。信用できないをうろ覚えでCountlessにしたら無数になってる。Allusionの方は暗示、特に仄めかしとかの意味です。軽く調べた感じだと。英語力が無さ過ぎる。本当にスマホで検索とエントリー両方やるの面倒臭すぎる、普通に辞書片手にPCでやった方がいいです。

 戦績:一回戦敗退
 分かりづらい!そりゃそう!突発ゲリラに出す名前じゃない。いやゲリラじゃなくても勝ててないな。
 八千矛が「バチボコ」と読まれていて面白かったです。

孤立無縁のギャル あずち

孤立無縁のギャル あずち
出場杯:第五回最強の名前トーナメントプレ
必殺技:笑顔に当たる拳はない

No.7919

 友達いっぱいギャル。あるいは友達全然いないギャル。
 初めて参加する公式戦に出した子。ストック内から「本戦には出さないけどシンプルで勝ち筋がありそうなキャラ」として選出してる。必殺技は提出直前に付けたもの。
 「孤立無縁のギャル」という二つ名を初めに思いついて、これを主軸に練ってた。孤立無縁の解釈が自分の中で割れてる。確か思いついた当時は「孤立で無縁」つまり孤立無援の強化版みたいな感じで、マジで本当に後が無いギャルって滅茶苦茶強いんじゃないか?という解釈で作っていた、気がする。もうあんまり覚えてない。で、提出する時は「孤立とは無縁」つまり孤立無援の真逆で、どんな奴でもたちまち絆してしまうクラスの中心で燦然と輝くギャルの中のギャルという解釈で扱っていた。俺の中の良いギャルのイデアを全て体現しているようなギャル。解釈が真逆になってる。
 名前のあずちについて。「〜〜ち」というあだ名はくどくないギャルっぽさと可愛さがあって親しみやすいので「〜〜ち」にする方針で考え始めてた。本名の名の上2音の後ろに「ち」が付いて、かつ呼びやすさのある名前を考えて「あずち」になりました。多分本名の名の読みは「あずさ」辺りなんだろうな。ギャルであずさはあんまりイメージ無いかもしれない。あと、あずちに安土があてられるな〜とか後で思ってました。天下取りギャルになれるといいね。
 必殺技!第五回の応募フォームが出てすぐに慌てて考えました。ギャルの強み、会話をなんとしてでも繋ぎ仲良くなろうとする執念とかも浮かんだけど、やっぱり「笑顔」が一番しっくりくる。笑顔とは他者に対して敵意や害意が無いことの証明であり他者を承認し受容する証でもある。あずちは誰に対してもその優しい笑顔を向け、笑顔を絶やすことはない。というわけで「笑顔」を電子辞書で引きました。そしたら「笑顔に当たる拳はない」が出てきた。慣用句らしい。意味は「笑顔の相手にはなぐりかかることもできない、ということ」(広辞苑第七版より引用)らしい。広辞苑第七版より引用、というか手持ちの電子辞書に入ってる辞書だと広辞苑にしか載ってない。でも良いですね、一番良い。「笑顔に当たる拳はない」、笑顔で全てを絆すギャルが言うと重みが違う。あらゆる武器があずちに当たる寸前でピタ……と止まるさまが目に浮かぶ。はい、採用です。これが一番いい。
 
 戦績:一回戦敗退
 あずち、想定を上回り過ぎているぐらいに刺さっていて驚きました。オタクのあずち妄想が繰り広げられていて本当に凄かった。あずちに寄せられたコメントを列挙しますね。問題があればすぐに消します。

【議論中】
・ギャルいる
・ギャルが孤立無援
・あずち、なんで来ちゃったんだよ
・ギャルきたああああああああ
・ギャルなのに孤立無縁なんだ
・孤立無援のギャル、ただただ可哀想だけど
・なんで俺がぼっちギャル好きなのバレてんだよ
・孤立無縁のギャル、公式戦って感じがする
・自分たちがギャルに優しいオタクになろう
・ギャル、こども食堂のお世話になってて欲しい
・孤立無援のギャル、初期っぽくて好き
・安土桃山時代のギャルだったら凄い。孤立無援って死すぎるから
・孤立無援、『必要無い』ってことなのかもな
・孤立無援のギャル、見た目だけデビューしたけど中身は陰キャのままなんでしょ?
・ただでさえ強いギャルが孤立無援になったらどうなると思う…?
・俺たちはあずちの仲間だから…!
・孤立無縁のギャルあずち、一匹狼感あってめちゃくちゃ萌。
 しかし悲しいことにこれはバトルなんですが……。
・そこに同じクラスのギャルが話しかけてくるという、第1話
・「え、誰……?」
・あずち 本名 ガチ予想
 東野 千種(あずまの ちぐさ)
・あずちが孤立無援なのは、友達を戦いに巻き込まない為だ
・あずち 得意科目 ガチ予想
 世界史
・あずち、どこにもそんなこと書いてないんだけどめちゃくちゃ格闘強そうなんだよな。
・孤立無援なの、仲間を呼ばずともすべてを蹴散らせるから説
・あずち………すきだ……………。
・あずちは世界史得意だからな
・あずちには孤高の強さがあるよ
・あずちーーーーー!!!!!!!
・あずち、ルービックキューブとか知恵の輪解くのが妙に早い
・あずち、身長172cm
・おれはあずちが教室であたふたしているのを特に話しかけたりすることもなく眺めてるクラスメイトである
・あずちはプリクラに400円かけるか渋るけど、マックには躊躇なく行く
・ギャルに絆されすぎだ
・あずちちょっと好きすぎるな、

【投票後】
・あずちに10票入ってる
 あずちは友達だとおもってないけど向こうはもう「ダチ」だと思ってるクラスのギャルの票かな
・あずち……………………………………。
・でも、あずちは数学ちょっと苦手だからな
・絶対にあずちには話しかけない 好きになっちゃうから

【杯後開示時】
・ほんまにありがとう!!!!!!!!
・ギャルって良いですからね
・あずち ありがとうな
 おれはあずちを眺めるためだけに体育の選択を卓球にしたことがある
・あずちって身長何センチ

 オタク達が怖いです。妄想の解像度が高過ぎる。そしてギャル好きすぎ。
 議論の感じだと、あずちの解釈は友達全然いないギャルでしたね。孤立無縁が孤立無援の同義語というか割と混同されがちだった印象があります。オタクの欲の顕れである可能性もある。名前考えてるときに想定していた解釈も結構出ていたし全く想定していなかった解釈(妄想)も沢山出ていました。得意科目とか身長の話題が出ていたのが一番の驚きポイントですね。彼らの書いたあずちの全が見たい。私は未だにあずちの解釈が定まっていません。あずちの身長、友達いっぱいギャルだと低身長で友達いないギャルだと高身長かなという感覚が個人的にある。また、議論で出てきた解釈の中では特に一匹狼、孤高のギャルという解釈が滅茶苦茶好きでした。
 投票、議論の感じで「これはカス判定を受けて負けるな」と思っていたので10票も貰えて驚いています。競りには入れなかったけどそれなりに強いとは思って貰えていたんだな……よかった……。
 あと、「公式戦って感じがする」「初期っぽくて好き」と言われていたのがかなり嬉しいです。あずちを出すときに公式戦の名前の雰囲気っぽさがある名前という観点でも考えていたのでめちゃくちゃ嬉しい。この言葉が見られただけで今回出場した甲斐がありました。

 今回初めて公式戦に参加したんですけど、はちゃめちゃに楽しいですね、名ト公式戦。誰も彼もがぎらぎらしていてとても熱い。普段の非公式戦も楽しいけど、公式戦はやはり熱量が段違いな感じがします。第六回も楽しみだ。

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