名トの子達

最強の名前トーナメントにエントリーしたりしなかったりした名前達の覚書です。おおむね開催日(公開日)順に並んでいます


最強の名前トーナメントの概要については下記のサイトや他の方のnote記事などに詳しく載っているので割愛します

生まれた時からボランティア 気前良 傑物(きまいら けもの)

生まれた時からボランティア 気前良 傑物(きまいら けもの)
出場杯:スーパーライト杯2
必殺技1:礼には及びません、助け合いはお互い様ですからね
必殺技2:ありがとうございます!これでボランティアができます!

No.4948

 名トに初めて出した子です。名ト以前に作っていた名前の中で一番強そうな子を送り込んで様子を見てみよう、という目的の下、気前良くんを送り込みました。
 元々はクトゥルフ神話TRPGに連れていくために作っていたキャラ(ステ未振り)です。

 元々の設定については「めちゃくちゃニコニコ(朗らか)してる、でかい、暴力的に優しい。他人に何でも施しちゃう。優しすぎて怖い。優しさの暴力が擬人化されたらこうなる」とメモ帳に書いていました。
 独りよがりで歪な優しさを振りかざしているような感じの子です。最初は「気前良 傑物」の文字通りとてもいい子に感じられるが、徐々にその優しさの気持ち悪さが顕れてきて「きまいら けもの」に見えてくる、という体躯のでかい人怖系お兄さんです。気前良本人は100%純粋な善意のつもりでやってます、自覚が無い。

 二つ名、必殺技はスパライ2のエントリー締め切りの前日~当日ぐらいに考えました。名ト鯖に入った時期がこれぐらいの時期だったため、この日程感になっています。必殺技に関しては提出した瞬間から拙さに身悶えしていました。大会中に開示されなくてよかったと心から安堵しています。
 二つ名の「生まれた時からボランティア」、これは ①なんか凄いボランティアであること、②ボランティアが気前良にとってのアイデンティティであること を示しています。もとは「スーパーボランティア」だったのですが、半ば固有代名詞化しているなという懸念により没になりました。「ハイパー-」はなんだかダサかったのでこれも没(今見るとモンスターボールみたいな名付け経路を辿ってますね)。「生粋の-」も案にあったものの、こんなに身勝手な優しさでボランティアやってる奴が純度100%のボランティアな訳あってたまるか、という理由で完全に除外されました。そんなこんなで最終的に決まったのが「生まれた時から-」という二つ名です。只者のボランティアではなさそうですが、生粋よりは純度が劣っていそうですね。
 必殺技についてです。拙いながらも、どちらも気前良の二面性を感じられるといいなぁという思いで作っていました。必殺技1は支援系の必殺技です。無差別に、普通にボランティア活動をします。優しそうな発言だけど礼を言われる度にこんなことを言っていたら胡散臭くみえてくるなぁという感じ。必殺技2は破壊系の必殺技です。ボランティアでこの世に己の優しさをなすり付けるために、ボランティア活動を行う対象を無理矢理作り出します。災害を起こすなどしてマッチポンプをしているといいなぁと思っていました。流石に飛躍しすぎ。

 戦績:一回戦敗退
 4人乱戦で内2人が爆発力のある方々だったので、試合後は焼け跡の清掃などのボランティアに勤しんでいたんじゃないかと思います。
 ifの話ですが、他ブロックのキャラが出揃ってきて宗教戦争じみてきた辺りで登場するとどうなっていたのかは気になります。

 議論中の「ただボランティアをするために合成され産み出された存在」、「ボランティアの身体を継ぎ接ぎさせたキメラ」というコメントが印象的でした。気前良の存在の歪さが表れていてとても嬉しかったです。
 ボランティアがどうやって戦いどうやって勝つのかというイメージは正直ほぼ無かったので、ボランティア⁉何するの?という流れになったのは想定通りでした。戦うというよりは戦いの後で活きるイメージがある。もっと強くしたい。
 ちなみに、気前良 傑物(きまいら けもの)くんは完全に名前先行のキャラです。執筆現在暫定自己ベストのイカしたネームです。なので「面白い」というコメントが貰えるぐらいにインパクトが残せたのはかなり成功だったと思っています。読みながらガッツポーズしてました。またどこかの大会に出したいですね。

刑事裁判無罪率100%の敏腕弁護士 横車 爆走

刑事裁判無罪率100%の敏腕弁護士 横車 爆走
未エントリー:ボツ名前供養スレ
ボツ理由:法に縛られているため

 没キャラです。
 どんな犯罪を犯した者でも弁護すればたちまち無罪判決を勝ち取ってしまう弁護士です。数多の危険人物を世に野放しにすることで社会をめちゃくちゃにしてしまうという方向性で勝ちたいな、というコンセプトでした。なお、本人に戦闘能力は全くありません。法廷でのみ力を発揮する男。間接的に横車を押していくスタイルです。
 ところが名トの過去ログなどを見ていると、名都の司法はあまりに無法過ぎていることが分かってきました。横車くんが相対的にまともに見える、名都の司法状況に対してインパクトが弱すぎる。
 というわけで没となりました。横車 爆走という名前はとても気に入っています、爆走しているとそれだけで面白いので。

強気な口約束 音無 果無

強気な口約束 音無 果無
出場杯:第三回ギミック杯ス-パ-ギミックバトル杯(無差別レギュ)
必殺技:雲散霧消の言質
ギミック1
 発動条件:相手の必殺技が開示されたとき
 内容:ダイス(1d100)を振り、2または3の倍数が出た場合、こちらの必殺技を発動する
ギミック2
 発動条件:相手の必殺技が記述を行うものであったとき
 内容:こちらの必殺技は問答無用で無効となる

No.5673

 口約束の強制力の弱さから着想を得て作った子です。
 下の名前は「はかなし」と作者は読んでいますが、特に定めてません。
 必殺技は口頭で宣言されることが多いけど、必殺技をお約束だと捉えたとしたら、ただ宣言されただけの必殺技は単なる口約束に過ぎないのではないか?という仮説の下、ギミックと必殺技を設定しました。
 必殺技は、相手の必殺技を無効化するという効果を期待しています。口約束は破られる、ということを表そうとしていました。ところで口約束に対して言質は強そうな感じがしますよね、不思議です。
 ギミック1は必殺技の発動条件です。必ず発動するようにすると超越になりかねないと思い、2/3ぐらいの確率で発動するようにしていました。必ず発動にしてもよかったような気がする。
 ギミック2は、相手の必殺技がちゃんと契約書を提示する場合は口約束ではないので反故にできない、ということを表す条件です。下の画像は「記述を行うもの」についての補足です

ギミック2の「記述を行うもの」の定義

 相手の力を無効化する能力の子なので、超越キャラになってしまわないようビビり散らかしながらギミックを考えていました。

 戦績:一回戦敗退
 スーパーギミックバトル杯を舐めていました。無法というより末法とか世紀末の光景を目の当たりにしているような感じだった。
 無が規制音になり、ライフがマイナスになり、そして何故か『降板』した状態で試合が始まりました。

この時点で色々とおかしい、そもそも開始から第一試合議論開始までに20分掛かっています。なにこれ?
 そして議論開始直後に非対戦相手の選手の必殺技が発動しました。なんで?必殺技が黒塗りになります。なんて?
 引っ掛かりました、うちの音■が。ギミック1発動(1d100→76)により必殺技が発ど…

 完全にカモられた、飛んで火にいる夏の虫としか言いようがない。無効化技の格の違いを見せつけられました。これを見た瞬間に泣いてしまったことは言うまでもありません。ごめんよ音■
 この後ほどなくして再びギミックが発動します。これ、何に反応して発動してたのか未だに理解できていません。

 「冥府の呼び声」は他の選手のギミックによって上書きされたギミックです。「ランダムなギミック」はスーパーギミックバトル杯の出場選手全員のギミックからランダムで選ばれます。ちなみに一人当たりの最大ギミック数は5です。途方のなさがすごい

 逆さエベレストが会場に落下しました。なんで?
 これは逆登山家の選手の方のギミックだそうです。なお、もう一つのギミックは発動条件を満たさなかったために発動していません。なんだったんだろう
 投票は順当に負けました。言い忘れてましたが4人乱戦です。第一試合でした。スパギミ杯のヤバさを示すために序盤の見せしめを買って出た感があります。なお、敗北したため、これまた他の選手のギミックによって蘇生不可能な死を迎えました。スパギミ杯敗者は2度死ぬ。
 
 音■ 果■の自キャラ中最不遇枠の座は揺らぐことが無いだろうと思います。冥府で温かいごはんと毛布に囲まれていてほしい。

服食コーディネーター 西表 西陣

出場杯:グルメクロスレビュー杯
料理人の名前:服食コーディネーター 西表 西陣
メニューの名前:冬の最新トレンド! ひきあげ湯葉と桂大根のコクーンセットアップ ~赤蕪のベレーをのせて~
隠し味:花喰鳥酢のセラム

No.5761

作っている当時のメモ
・山猫軒的な感じの方向性の料理かもor湯葉がメイン?
・着れて食べれる感じの料理
・山猫軒→人に調味料ふりかけ系 酢(千鳥酢?)(着た人を食べることにならない?それはやばそう)
・湯葉(などの食材)メイン→湯葉を着る、あるいは他の食材を着る その上に調味料をふりかける?

 始めに「鴨井西陣」という名前を思いついてから「服食コーディネーター」の肩書を思いついていたと記憶しています。鴨井西陣は完全に語呂です。その後、『注文の多い料理店』って味を着ていたよなーということを思い出したので、山猫軒とイリオモテヤマネコを掛けて苗字を西表に変更しました。
 この辺りで京料理と『注文の多い料理店』の要素をメインに考え始めて上のメモに至ります。

 ちなみに湯葉が着られそうかどうか、食べられそうかどうかを調べるために実際に購入して食べてみていたのですが、どろもちょの濃縮豆腐という感じでした。おそらく汲み上げ湯葉という種類のもので、かつ、パックから直食い(ポン酢はかけました)してしまったためにこんな感想になってしまったのだと思います。実際はきっともっと美味しい。

 引き上げ湯葉はきしゅっとした食感(多分)のフィルムっぽい種類の方の湯葉で、桂大根は桂剥きの大根です。いずれも京料理にありそうで、かつ、着られそうな質感があること、そして黄色と白で金銀っぽい感じの色合いになりそうかなーというところで選定しました。
 赤蕪のベレーは赤蕪で作られたベレー帽です。「~赤蕪のベレーをのせて~」と書くとフレンチでよくある謎の横文字料理っぽさが出たので採用しました。コーデのアクセントカラーですね。金銀赤で縁起が良さそう。
 季節が冬なのは「服屋さんって大抵次の季節のアイテムばっかり売ってる」という偏見からです。元々は秋でした。
 コクーン型の服はなんかゆったり包み込む感じの形状の服です、たぶん。後でちゃんと調べたら上記の食材に合いそうな感じの皺感だったのでよかったです。冬らしいコートっぽい感じの服なんだと思います。
 隠し味の「セラム」は美容液の別名です。つまり美容液です。酢と掛けて『注文の多い料理店』要素の調味料としました。京料理でよく使用される食酢に「千鳥酢」というものがあるのですが、商標になっているため、千鳥を花喰鳥に改めました。花喰鳥は小紋(着物の一種、京小紋などがある)に用いられる図柄の一種だそうです。吉祥文様で幸福を運ぶのだとか。
 「服食コーディネーター」は服飾-とフード-を掛けています。衣と食を繋ぐコーディネーターですね。コーディネーターなので、ブランドファッションデザイナーや尖った創作料理人というよりは、日常に馴染む普段使いできるようなトレンドコーディネートを日々生み出している人というイメージでした。最終的にはかなり創作料理っぽくなってしまったような気がしています。

 戦績:4位 566点
 しっかり食べてもらってる!よかったー!!
 実を言うと、どうやって食べればいいのか全くイメージがついていない状態で提出していたので、「食べられない」というレビューが付くのを最も懸念していました。杞憂に終わって安心しています。カニバ…方面に飛んでなくてよかった……
 衣食の結びつけや食感などの意図がかなり思い通りに伝わっていてもうこれだけで満足しています。オシャレと言って貰えたのも嬉しい!!
 衣食の共通項としての季節というのは、レビューで言及されて初めて気づきました。こんなところまで見て頂いてありがとうございます。
 料理人的には、料理の改善点も挙げて頂けたのもかなり嬉しいです。今度はパンチの効いた味付けにしたいですね。

もちごめバン(赤)

もちごめバン(赤)
出場杯:サイパン杯
陣営:パン陣営
美味しさ:赤飯の味がする。ごま塩が効いている
所属パン連合名:

No.5839

 赤飯入りのもちもちのパンのはずでした。どうしてこうなった
 1分ぐらいで書いて提出した名前です。1分ぐらいで書いてしまったために知らぬ間に自動車になってしまいました。バン。
  なお、サイパン杯は、サイバー陣営とパン陣営に分かれ、タイマンでの合計勝利数を競うゲリラ杯です。サイバーパンク杯ではありません。

 戦績:勝ち
 名トで初めて勝ちました。試合中はずっと爆笑しながら宇宙猫になっていました。誤字あると思わんやん、だって。気が付いたら、対戦相手を轢く文脈とBAN(サイバー特攻)の文脈が付いていた。胡乱。
 ちなみにパン陣営の1つ目の勝ち点でした。

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