名トの子達 その7

最強の名前トーナメントにエントリーしたりしなかったりした名前達の覚書その7です。おおむね開催日(公開日)順に並んでいます


最強の名前トーナメントの概要については下記のサイトや他の方のnote記事などに詳しく載っているので割愛します

刀鬼 国正

刀鬼 国正
出場杯:第六回最強の名前トーナメント
必殺技①:赤手
必殺技②:空剣 掃刀
必殺技③:なし

No.8414

作っている当時のメモ
 刀人間が作りてぇ〜!虚刀流とか百鬼丸みたいなやつ。コマタナ、キリキザン、刀剣男士とかもイメージプールに入る感じの。
 徒手空拳と掛けた必殺技
 没:刀手 剣斬
 没:空剣 掃刀

 第六回本戦に出した全身刀人間です、鬼かも。

 コンセプトはメモに書いてる「刀人間が作りてぇ〜!」の段落です。手刀が本物の刀並みに斬れる武道家あるいは文字通りの全身刃物人間が作りたくて作った子。

 二つ名の「刀鬼」は刀使いではなく刀そのものに近いあり方であることを示しています。格が高そうな二つ名を付けてみたかったというのもある。鬼は比喩だけど本当に鬼だと思われていても面白いかもしれない。

 国正は同田貫正国から正国を取って順番を入れ替えたものです。ただ、以前何の由縁も無いのに「国正」だけが思い浮かんでいたことがあった(当時は二つ名が思いつかなくて没にしていた)ので、実質そのリベンジっぽくもなっています。

 必殺技は赤手空拳のもじりです。赤手空拳は徒手空拳と同様の意味で、赤手も徒手も空拳も素手を表しています。

 必殺技①は素手で相手を斬る技です。赤手が手刀、特に血で染まった手と読まれたら一番意図通りかなという感じ。赤鬼の手でもいいかも。元々は「刀手 剣斬」でしたが手刀そのまま過ぎる、解釈がぶれる、見参と掛けてるのがなんかダサい、くどい等の理由で没になりました。

 必殺技②「空剣」は空拳の拳が剣になっています。なぜこんな変え方をしたのかよく分かりませんが、兎に角これまた素手です。エアカッターとか刃形の衝撃波を打っていたら面白いな〜とか思いながら考えていた気がする。
 没案の「空剣 掃刀」では掃討の討が刀になっています。範囲攻撃、あるいは相手の武器を払い飛ばすイメージです。いやこれ格好いいな、これに直そう。
 直しました。必殺技②は「空剣 掃刀」です、没案じゃなくて採用案です。ここ、後で読み返したら何のことか全く分からないだろうな、初めて読んでいる方ももし居たらごめんなさいね。

 シンプルで格が高そうな名前・必殺技を目指したけどちゃんと格高そうに見えてるかな、なんとなく怪しい気がする。格高くあってくれ〜。

 戦績:予選一回戦敗退(ブロック内3位、3位通過者中26位)
 うお~!自選手の中で一番始めに出ましたね。第六回の洗礼を一番受けていた気がする。必殺技出せなかったの悔しい~!!

 第六回の選手、レベルが高すぎる。アプデでバージョンの一の位が増えたときぐらいに見たことが無い構成の強い名前が出てきまくってる。

 予選一回戦は4人乱戦、めちゃくちゃかっこいい選手達と当たってました。尖りに尖った名前が多い!
 一回戦は選手たちの名前の咀嚼に議論が割かれがちですね。うー、インパクト負けしちゃった所もある気がする。「刀翁」九鬼 さん(図鑑No.0575)とぱっと見名前が似ているという言及もありましたね。刀鬼の既存チェックはしたものの雰囲気の似た名前のチェックまでは手を広げられなかったのが悔しい。
 でも刀鬼本人(?)についての言及も頂いています。公式戦は全部の名前が議論中にある程度触れられている感じがしてありがたい。「刀鬼ってシンプルに良いね 刀使い以外考えられない」「刀鬼って名前で普通に銃使ったらそれだけでブラフだ」「ここ全員格闘家だったらおもろいな」「刀が鬼になっている可能性も否定できない 想像してみてください 鍔から手が、柄に足が生えている刀の鬼を」といった声などをいただきました。シンプルにし過ぎて手の内が分かりやすくなり過ぎてしまったのかもしれない。

 刀鬼 国正、もっと強くしてやりたいぜ。ひとまず今日はお疲れ様!


自律駆動万物縫合ミシン『ソーイング・マイウェイ!』

自律駆動万物縫合ミシン『ソーイング・マイウェイ!』
出場杯:第六回最強の名前トーナメント
必殺技①:ジグザグ・ソー・ラン!
必殺技②:*ギアチェンジ* ボタン・ホール・パンチ!
必殺技③:*ギアチェンジ* スティッチ・スティッチ・ギャザリング!

No.8429

作っている当時のメモ
 糸使い ミシンモチーフ
 滅茶苦茶爆走して全部縫い付けるやつとか
 ギアチェンジで縫い方が変わる
 直線縫い、ジグザグ縫い、三段縫い、ボタンホール…

 第六回本戦に出した暴走ミシンです。かわいいね。

 糸使い出してぇ〜!→ミシンキャラってあんまり居ないな→暴走ミシンという感じで生まれた子。

 勝手に動いて何でもかんでも縫いまくるのがそのまま二つ名に、製品名はgoing my wayのgoにsew(縫う)を掛けたものになっています。
 自律を自立にするか一度迷ったけどミシンから生脚が生えていたら泣いちゃうという理由で自律に決定していたりする。ミシン本体に車輪が付いていてそれで爆走しているというイメージです。

 必殺技では色んな縫い方で相手を縫合しにいっています。①はジグザグ縫い、布端のほつれ防止で行う縫い方です。作者はなんとなく波縫いと混同している状態でこの必殺技を作ってしまったので、イメージ的にはフィールド全体を駆け回ってざざーっと縫っている想定です。あと「ソー・ラン」の部分がソーラン節過ぎる、愉快そう。

 必殺技②、ボタン穴縫いです。ギアチェンジしてます。ボタン穴は縫って・切るという二段階の操作が必要で1つの必殺技に集約するのが難しかったため、ハトメ穴パンチに掛けて一個にまとめています。いや、ハトメ穴とボタンホールを混同していただけかも知れないな……。

 必殺技③、更にギアチェンジして全てを縫合しにかかっています。縫って縫って集める。ギャザーはズボンのゴムベルト部分やフリルなどのくしゃっとしているあれです。手で一つ一つ押さえながら縫い進める方法と、仕付け糸で粗く縫ってから仕付け糸を引っ張ってギャザーを作りその上を縫いとめる方法があったはず、たしか。

 戦績:予選二回戦敗退→敗者復活一回戦敗退
 ソーイング・マイウェイ!、第六回に出た自選手の中で一番ハネた子かもしれない。たいへんよくがんばりましたで賞を進呈したい。本当によく頑張った。

 予選一回戦!ほのぼのお裁縫空間過ぎるマッチングでした。個人的ベストマッチングかもしれない。ソーイング・マイウェイ!、実は出した時点だと「カスだと思われるんじゃないか……?」という予期の方が強かったので、登場してすぐの反応で「いいな」と言われまくっててこの時点で驚いていました。「軽快な名前でいいなぁ」←うれしい。
 試合中の議論だと、万物縫合が結構効いていた感じがします。対応力の広さを感じてもらえていた気がする。「ミシンに剣を振り下ろそうとすると、ミシン針で腕が壁に縫い付けられ……」「脳内で斬る⇔縫うで今無限ループ入ってる」という声もありましたね。
 投票、3競り。ジグザグ・ソー・ラン!が出ました。「いいな~!」「かわいーー!」「ソーランソーラン ハイハイ」「元気でよろしい」といった反応がありましたね。ソーイング・マイウェイ!って、もしかして滅茶苦茶かわいい……? 議論では、競った相手選手の1名が「はさみ」の名前だったので、はさみとミシンの斬り縫い合戦になっていました。脳内イメージだと二名で熾烈な斬り縫いレースが行われていた。すごい。
 そして、勝ち。勝っちゃった、こんなことってあるんだ。「名ト史上でもかなり稀な、ミシンが勝った例」「産業革命だ」「これがミッシングリンクか……」「自分の脳にこのミシンが欲しい」「名トの歴史はミシン前とミシン後に分けられる」等々言われていました。こんなことってあるんだ。

 予選二回戦!登場したときに「あ!」と言って貰えるの、嬉しいですね。「非人間型のスタンドイメージ」「普通にめっちゃミシン」とか、外見の話もされていました。「ソーイング・マイウェイの、!が好きすぎる」←うれしい
 試合中の議論だと「ソーイングはハサミと真っ向勝負して縫いきってるからな パワーあるよ」「武器持ちなら多少縫われても対抗できるけど拳使いは」「道具持ち武器持ちに滅法強いの凄いミシン。手を許さない」などの声がありました。ミシンがどうやって闘うのかの議論って見れる機会なかなか無い。有難いね。
 投票は3票差でストレート負け。あと1票で必殺技2が出せたのに~!パンチ技で噛み合いありそうだったのがより悔しいですね。「握った拳は縫えなかったか」←本当にそう、悔しい~~!!

 敗者復活一回戦!4人乱戦でしたね。ここもすごい組み合わせでした。ヴァサシさんとの噛み合いの議論がされてたのずっとおもろいな。
 あとアイマスのGO MY WAY!!がソーイング・マイウェイ!で替え歌されててめちゃくちゃウケてました。作ってるときに脳裏を過ぎりまくっていたので。やっぱり思うよね、そまえ。
 ヴァサシさんとの噛み合いなどなど、「振動してる相手に対する縫い合わせ、あんまり刺さる感じがしないかも(超高速でブレてるのを縫うのってできるか?という)」「ミシンが自動駆動するのいつ見ても良い ミシンってずれないようにあんなにドッシリ構えてるのに」「ミシンの連続攻撃を左右に振動することで全てかわすムサシ」「ミシンって縫えなくても音速で針をブスブス出来るので強い」「縫合に揺れは効くのか」「ヴァサシは振動している ミシンもガタガタ言う これはつまり……?」「カプ?」「ミシンの揺れとヴァサシの揺れが丁度反対で接触した時に完全に静止する回」「ミシンとムサシ合体させたら空とか飛べるんじゃないか、これ」本当に面白過ぎる、名トのトロの一つだと思う。
 投票、ヴァサシさんと競りました。*ギアチェンジ* ボタン・ホール・パンチ!が出せたのめちゃくちゃ嬉しい。予選二回戦で拳使いと闘ったことでこの必殺技を会得したのだとしたら滅茶苦茶アツいので私はそう解釈しています。戦いの中で学習して成長するミシンって凄いですよ。対するヴァサシさんの必殺技、雷!雷!?ミシンに電気はやばい、ここもう完全にメタ取られたと思ってヒーーーーッ!!となってました。インパクトも強過ぎる。かなり良い戦いをさせてもらいましたね。
 ソーイング・マイウェイ!最後まで善戦してて本当に凄かった。最強のミシンだよお前は。試合後に開示した時に「ミシン、物騒なのに不思議と楽し気でかわいい」と言われていてかなり嬉しかったです。皆さん応援ありがとうございました!!

 あと、必殺技開示後の議論の中で「ミシンにおけるパンチって拳じゃなくて、「糸を使わずに、ブスブス刺しまくって縫う」ものなんだよな」という話があって、気になって調べてみたら「ニードルパンチミシン」という種類のミシンが出てきました。7~12本ぐらいの針の束がブスブス刺しまくって綿やら布やらをくっつける感じのミシンらしい。初知りだ。こんなミシンあるんだ、というか針の量が多すぎる、怖い。必殺技2の解釈こっちでも滅茶苦茶いいな、むしろこっちにしたい。


節足鼠 大黒

節足鼠 大黒
出場杯:第六回最強の名前トーナメント
必殺技①:膨喰Ⅰ 鼠鋼
必殺技②:《不完全変形》貌蝕Ⅱ 蟻芯暗器
必殺技③:《完全編隊》暴喰Ⅲ 蟻鼠濫蝕

No.8460

作っている当時のメモ
 蝕む節足鼠 大黒
 アリみたいな鼠ロボかも
 変形する、必殺技で。 鼠→蟻に

 第六回本戦に出したアリネズミメカです。

 かなり前から本戦用に温めていたストックなので名前を思いついた経緯があやふやになっています。初稿が「蝕む節足鼠 大黒」で、節足鼠を一番はじめに思いついていたはず。アリとネズミを合体させる→節足鼠→これだけだと分かりづらいから蝕むを入れよう〜みたいな流れ。
 ネズミから大黒を思いついて、クロオオアリとも掛けられるな〜という理由で名前が大黒に決定してました。
 ちなみに大黒天はシヴァ神が仏教に取り入れられた際の姿とされています。

 二つ名の「蝕む」は後に蛇足に見えてきたため削りました。議論だとぱっと見で鼠と大黒が繋がって認識されやすく、後から節足が引っ掛かる感じになると思う、多分。
 節足と名前の構成から機械であることの示唆、節足と大黒からアリが要素に含まれていることの示唆をしているつもりです。実際試合でどう読まれるかは未知数なのでどうなるのかな~という感じ。

 必殺技①、ネズミ形態です。読みは「ぼうしょくいち ねずみこう」。ねずみ講と掛けて倍々に膨れ上がるように増殖していくイメージの技。いっぱい増えて食い荒らすので「膨喰」、ロボであることの明示も兼ねて「鼠"鋼"」となっています。単純にめちゃくちゃでかくなる技と読まれそうな気もする、膨張率が高い合金を鼠鋼と呼んでいるという読みとか。

 必殺技②、アリ形態(過渡期)です。読みは「《ふかんぜんへんけい》ぼうしょくに ぎしんあんき」。必殺技①で増殖した鼠メカを食い破って中から大量の蟻メカが飛び出してくるというイメージの技。対戦相手にわらわらと群がった鼠の中から更に大量の蟻が出てきたらめちゃくちゃ怖いと思う。
 外側の鼠を食い破って蟻が出てくるので「貌蝕」、鼠メカの中に蟻メカが入っているので「蟻芯暗器」です。疑心暗鬼とも掛けてる。この必殺技がでたとき鼠メカはきっと気持ちの悪い虫食い状態になっている。
 完全にアリではなくネズミメカのボディも中途半端に残って動いているので「不完全変形」です。実は虫の不完全変態とも掛けているんですけどアリは基本的に完全変態です。必殺技で想定している絵面も蛹を食い破っている感じなので正味完全変態です。でもここは不完全を使いたくて……。

 必殺技③、鼠も蟻も入り混じって全部食べ尽くしちゃうぞ形態です。読みは「《かんぜんへんたい》ぼうしょくさん ぎそらんしょく」。全部食べ尽くしちゃうので「暴喰」、鼠メカと蟻メカが溢れかえって何もかもを蝕むので「蟻鼠濫蝕」です。必殺技②から発展して鼠メカと蟻メカがそれぞれ自立して食い荒らしを行っているので「完全編隊」です。完全変態とも掛けています。
 インディ・ジョーンズで観た何でも食い荒らす獰猛なアリの大群が出てくるシーンが念頭にあった気がする。ああいう感じのイメージです。

 大黒、名前だけだと「なんだこいつ分からん」でぬるっと負けそうな気がする。これが一番不安です。みんなに怖がってもらえるといいな。

 戦績:予選一回戦敗退→敗者復活→本戦一回戦敗退
 大黒ッッ!!!第六回出場自選手の大本命、これ以上ないほどに計画通りの大暴れをしてくれた自慢の秘密兵器です。本戦の景色を見せてくれてありがとう!たらふく食って休んでくれ

 予選一回戦!なんかすごいマッチングだった、一小節置いて「?」がくるぐらいの。ちょっと深呼吸するね、ごほん。さて、大黒についての言及を見ていきましょう。「節足の、鼠?」「節足の鼠??」「大黒なんか好き」「節足鼠、おそらく動物なのに名前がある」「節足鼠ってすごいこと言ってるな」「ネズミはカスじゃないだろ」「それか節足鼠人間?」「節足鼠あんまり見た目想像したくないな」「節足ネズミきもそ~~~」「節足鼠キモいかも」「足がいっぱいある黒いネズミ」「メカもあるか メカであってくれ、よ」「節足鼠ってどういうこと?ムカデみたいに胴が長くて足がいっぱいある?」「節足鼠、えげつない」「怖っ」「節足動物→かわいい子はかわいい ネズミ→かわいい 節足鼠→????」「節足鼠、人間の2つ名とかじゃなくてそういう生き物なのかな 大黒は詳しい種の名前……?個体の名前……?」「大黒天関連だと思う」「節足鼠、大きかったらワンチャンあるけど普通の鼠サイズだったらただただキモいだけ」「大黒って大黒天の鼠か」「新宿でネズミ捕まえてたらなんか見つかったんだがwwwって写真がツイートされる」なんかもう言及ほぼ全部転記してるな。かなり解釈が分からない感じになってましたね。なんか気持ち悪そうというのは共通してそう。議論で初めて知ったんですが、ダイコクネズミは実際にいる種らしいです。普通のラットらしい。
 投票、競らずに負けちゃいましたね。得体の知れなさ<なんか分かんないなーという感じだったのかも、概ね予想通りですね。まだ敗者復活に入れるブロック2位通過だったので「フーン……」となってました。「節足鼠、本当に節足動物みたいな鼠解釈でいいんだろうか」「もっとちゃんとした意味がある?」←勝者発表直前にこの投稿があって個人的に滅茶苦茶アツかった。伏線すぎる

予選一回戦後にツイートしかけた下書き
予選一回戦後にしたツイート

 敗者復活一回戦!4人乱戦でした。「節足鼠、絵で見るとめっちゃかわいいけど実物はこわそう」「鼠、節足なのがなんか引っかかるんだよな。たくさん集まって一つになる様を節足と言ってんのかな」と言った声がありましたね。
 投票は二名での競り。違う選手ではあるものの、ソーイング・マイウェイ!も拳で闘う選手と当たってましたね。2戦目で拳と闘う縁があるのかもしれない。必殺技!膨喰Ⅰ 鼠鋼が出ました。出てすぐに「こわいな」と言われてたの、嬉しいですね。必殺技①の時点で怖がってもらえるとは。「Ⅰ」にも引っ掛かってもらえてましたね。Ⅱ以降への興味を引き出したり、まだ余力があって底を見せていない印象をつけられた気がします。「個体じゃなくて足が倍々で増えてたらエグい キショすぎるから」←ヤスデすぎる

敗者復活一回戦後にしたツイート

 敗者復活二回戦!3人乱戦でした。大黒単体についての言及だと「ネズミこえ~」「大黒の底知れなさ好きだなー」「普通の鼠じゃないしな」「節足鼠こわすぎる 得体の知れなさが」「鼠なんなんだろうな」「鼠、撃ち殺しても死ななそうで怖い」「節足鼠有り得んキモイ」「殺す条件がダルそう」と言われていましたね。怖がられてて嬉しい。
 対戦相手のうち、特に絡繰巨人兵さんとの噛み合いについての議論が多かったですね。「大黒はゴライアスを喰えるのだろうか 鼠って端っこから齧っていくイメージあるしデカブツを侵食できそう感はあるな、群れだし」「絡繰だし内部から攻めそう」「ただVS数となるとゴライアスの仕込み武器が有効な感じもある」「内部に侵入されても体内に武器仕込んでそうだしな」といった声がありました。
 投票!絡繰巨人兵さんと競りました。よっしゃ!出ました、《不完全変形》貌蝕Ⅱ 蟻芯暗器。これが出したくて仕方がなくってねぇ!「ひえ」「うああああグロい」「え」「うわ~~~~~~!」「うっひょ」「疑心暗鬼だ」「むさぼりに来たぜ」「見せてきたな」「ヒ~~~」「キモ~(最高)」「もっと得体の知れなさが増した」「グロく、そして俺の1番好きな変形だ」「ゾクっとした 文字なのに」気持ちがいいですねぇ!本当に、全部にSUPER GRINを付けにいくところでした。対する絡繰巨人兵さん、暗器方陣でまさか暗器が被るとは思わんじゃん!これだから名トはやめられない、面白過ぎる。
 暴食の群れと包囲網のチェイスです。まじで嬉しい。「大黒本当に好きだな 気持ち悪い(褒め言葉)存在が好きだから」「鼠一匹通さない包囲ができるか否か」「どっちが勝ちますか?と聞かれた時に答えられない、これ」「囲んだゴライアスと内から破ろうとする鼠はいいねお互い暗器なのが刃を隠し持っていて最大限警戒している感じ出て」めちゃめちゃアツかったですここ。有難い。
 そして勝ちました、本戦に出れるよ!夢かこれ、夢みたいだ。現実だ。
「やべえ奴が復活した」←これ主催補佐の個が言ってて激アツでした。めちゃくちゃ嬉しい

敗者復活二回戦後にしたツイート

 本戦一回戦!すごいところまで来てしまった。私はもう大黒の必殺技②を出せた時点でかなり満足してしまったので、本戦の試合はボーナスステージだと思って臨んでいました。いや臨めなかったんですけど、本戦だけ直前の生活が長引いて序盤全然リアタイできてなかった><。。泣いています。自選手の負け目に会えないがち、投票が遅い奴は全てを失うとはまさにこのことです。せめて投票だけでも入りたかった、たとえ負けたとしても。
 本戦一回戦の第一試合目でした。早いわい!敗者復活も第一試合目でしたね。大黒、意外とせっかちなのかな。試合はタイマンで、対戦相手は無差別殺人鬼でした。無差別殺人鬼の殺人対象に節足鼠が入るのかどうかが議論されていましたね。大黒、ずっと得体の知れない存在として扱われていたの、かなり凄い。鼠解釈、大きい鼠解釈、概念的な鼠解釈、鉱物混じりのネズミ解釈、群れ解釈、鼠じゃないかも解釈……予選から3戦経たこの時点でも色々ありました。鼠イメージが強めだったかな。
 そして投票、競らず負けでした。ほんとに悔しい、予選ストレートの選手はやっぱり強い!それでも5票差ぐらいまで喰らいついてて、ほんとに、ほんとにね、子の巣立ちを見送る親の気持ちになってました。よく頑張ったね大黒。

試合後に開示したときのやつ

 大黒の見た目イメージ、作ったときは解像度が低かったのでおもちゃのシンプル過ぎマウスのイメージだったんですけど、大量のネズミが集まったぶくぶくの肉塊みたいなイメージもアリだなという感じがしてます。でもあんまり具体的にイメージ確定しきれないかも。路地裏の暗闇から大量の光る眼が覗いているとか、ボディは鈍色っぽい感じかなーという辺りだけなんとなく揺らがないイメージですね、個人的には。作者が勝手に言ってるだけなので、名前を見てそれぞれに視えたイメージが正しいです。どんな姿でもめちゃくちゃ喜びます。

 最後に試合後開示のときに貰ったコメントの抜粋をば
 「あんな短い名前の中に入れる要素の詰め方がキモいくらい綺麗すぎて最高」←嬉しすぎる
 「節足鼠が「節足鼠て笑」で済まされなくて本当に良かった」←←←←これこれこれこれこれこれほんまにこれ!!!!大黒の暴れっぷり、完全に議論者に対する信頼で成立した戦績でした。本当にありがとうございます。

 第六回公式戦、国正もソーイング・マイウェイ!も大黒も沢山応援いただいてありがとうございました!! 超楽しかったー!!


御用商人 口寄たらし

御用商人 口寄たらし
出場杯:福男杯
生年月日:1956年7月18日
血液型:A型

No.8676

 みたらし団子モチーフの御用商人さんです。おじいちゃんだね。

作っている当時のメモ
 みたらし団子モチーフ
 シャーマンとかビーストキング方面っぽい?

 ストックから出した子です。二つ名として「御用商人」が出てきた後でみたらし団子から名前を作ったという記憶はある。かなり前に作り置きしていた名前なので命名時の記憶があやふやです。みたらし→誑し→動物を誑し込む+御用商人→仲良くなった動物を呼び寄せる→口寄せ という連想経路をたどっていそうな気がする、メモ見た感じだと。お上に色んな動物を売りつけてる方なんだと思います。あと恐らく「みたら」だと分かりにくいと思って「たらし」にしたんだと思うけど、なんか色気が漂ってるしみたらし団子モチーフなのが分からなくなってるよ。いやでも「たらし」の方が締まりは良いんだよな……みたらしはどこなんだよ。

 福男杯は福男レースに則り(?)、そのブロックで最も運が良さそうな選手に投票し、その得票率と同じレートの特殊なダイスを振り、そしてそのダイスが示した番号の選手が勝ち抜けていくという特殊なルールの大会です。本当に運勝負。賭けっぽい要素も感じて楽しみですね。

 雰囲気めちゃくちゃ好きなんだけどバトル杯には出せないよなぁという名前で持て余していたところ、福男杯のフォームを見つけたのでエントリーしてもらいました。なんとなく運勝負に弱くはなさそうな気がする、たらしさん。
 生年月日と血液型はフォーム入力時に決めました。
 生年月日、口寄たらしさんは若人ではないだろう、名前的に中年でもないだろう、ということで老人だろうな~という年齢に設定しました。67歳か、そんなにおじいちゃんじゃないかもな。でも戦後に生まれてそうだな~という感じがしてこの年にしてます。若翁だね。
 血液型はなんとなく真面目というか手堅そうだからという理由でA型にしています。なお作者は血液型占いを信じていません。血液型割合に基づいた確率ダイスを振るべきだったのかもしれないな。

 戦績:二回戦敗退
 ちょっと運がいい!口寄たらしさんが福男レース走ってる絵面、どうやってもキャラ崩壊系ネタ画像にしかならないと作者の中で話題になっています。
 第一試合!通常のバトル杯なら絶対に出てこないであろう選手が数多く出てくる中、この試合はかなりバトル杯の趣があるマッチングでした。口寄たらしさんに関する言及(抜粋)「口寄たらし、なんか芸人に居そう まあまあ太ってて髭が汚い」「口寄たらしさんは黒髪ロング中性的で俺にめちゃくちゃセールストークしてくる美人さんだよ」「御用商人のうさん臭さに口寄せのうさん臭さが掛け合わさってすごいことになっている 激臭」「歴史上の御用商人っておしなべて悪い事をしていた」「口寄たらしさんは中性的美人黒髪ロング黒スーツ白手袋胡散臭い笑顔で激高いめっちゃいらんものをセールスしてくれる」外見の解釈が多かったですね、胡散臭くて全然信用できないタイプの人柄というイメージは共通して持たれていそう。
 投票結果は11:11、実質普通の1d2でした。1/2に強い男。

 二回戦!縁起が良さそうなマッチングでしたね、この二人の並んだ写真をスマホの待ち受け画像にすると運気がアップしそうな気がする。これ口寄たらし本人が言ってたら面白いな、言ってたことになりませんか?「晴れ空のような性格の男とうさん臭いが惹かれる男」「腐れ縁の長い付き合いであってほしすぎる」←良い。ありがたい。
 そして投票!5:2の2の方、百分率だと29%です。流石に難しい、ここで敗退です。たらしさん、敗退後に会場の客列に甘酒売りつけてて欲しい。

 そして福男杯には、全選手の生年月日を「星座×干支×血液型で運勢を占えるサイト」で占い、最も運が悪かった選手が一回戦後に脱落するというルールもありました。星座×干支×血液型の組み合わせは576通り、口寄さんは運の良さで403/576位でした。なんだかんだでセールスに失敗しまくっているのかもしれない。口寄たらしさん(1956年7月18日生まれA型)は蟹座×申年×A型になるみたいですね。


迷路マスター 袋小路あれれ

迷路マスター 袋小路あれれ
出場杯:福男杯
生年月日:1994年5月6日
血液型:O型

No.8691

 入浴中に突然思いついたマッパー系迷路マスターです。

 袋小路姓→あれれ名→迷路→迷路マスターという順序で思いついた子。必殺技は 虱潰しの方向音痴(ストレイ・オートマッピング)。必殺技が無い杯だったので作者が言ってるだけです。
 入浴中にあれよあれよと考え付いたためにこれはこれで言うことが無い。なので同じ説明の再発明をします。袋小路に入った奴は「あれれ?」と言う。→これが名前なので滅茶苦茶袋小路に入るしその度に「あれれ?」と言っている。→袋小路が沢山あるのは迷路。→迷路で袋小路に入りまくっているということはマッパー(マップ全てを埋めないと気が済まない奴)である。→マッパーは(掛かる時間はともかくとして)迷路を確実に攻略できる。→迷路を踏破しまくっている迷路マスターである。→しかし「あれれ?」と言いまくっているので無意識にマッピングを行っている。→方向音痴でマッピングをしている→迷路マスター 袋小路あれれ(必殺技:虱潰しの方向音痴(ストレイ・オートマッピング)) 完成!!

 お誕生日。月日のほうは迷路の日(5めい6日)にちなんでいます。「迷路マスター」と呼ばれるまでには決して短くない時間が掛かったことでしょう。少なくとも十代ではない。しかし三十代以上で「あれれ」が名前なのってどうなんだろう。じゃあ二十代か、ということで1994年になってます。杯開催時点で29歳。ギリギリ30歳に差し掛かっていますね。1994年に確定したのはフィーリングなので本当にあれれ?かもしれない
 血液型。大雑把のO型と言いますよね、あれです。こっちはかなりすんなり決まりました。こういう時のこじつけにはうってつけ、血液型占い。大雑把とはいえ全てのマッピングに成功して踏破しているはずなのでかなり精密ですよ。きっと。

 戦績:一回戦敗退
 あれれちゃん、かわいいかわいい言われまくってて嬉しい!あれれちゃん呼びした瞬間にDr.スランプの方が想起されている様子も散見されましたね。議論中にあれれの姉「あらら」「いらら」と兄「アリアリ」と従姉妹「はわわ」が生えてきていて凄かった。あららさんはおっとり姉でいららさんはツンデレ姉らしいです、世界観が日常系過ぎる。あれれちゃん、右手の法則も本当に使っているかもしれない、そういう雰囲気がある。「あれれちゃん、頭がキレてめちゃくちゃ運いいのとポンコツで不憫なのどっちも想像できる」←嬉しい
 投票!あれれさんは12:8の8の方、百分率だと40%の確率でしたね。結果は負け、今日は運が悪かったみたい。「あれれーーーーーーーーーー!!!!」←あれれさんの悲鳴らしいです。かわいい。

 そして福男杯には、全選手の生年月日を「星座×干支×血液型で運勢を占えるサイト」で占い、最も運が悪かった選手が一回戦後に脱落するというルールもありました。星座×干支×血液型の組み合わせは576通り、あられさんは運の良さで2/576位でした。一回戦敗退者の中では一番高かったらしい。嬉しすぎ、実質準優勝かもしれない。あれれちゃん(1994年5月6日生まれO型)は牡牛座×戌年×O型になるみたいですね。


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