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映画「グリーンブック」を家族で見た

(タイトル画像は公式サイト https://gaga.ne.jp/greenbook/ より)

以前見て気に入っていた映画「グリーンブック」を娘たちも含めて家族で見ました。

天才的だけど境遇を含めて孤独なピアニストと、腕力自慢で不器用だけど素直な運転手の心温まる友情が描かれた、実話に基づく見応えのある映画です。
そして結果的に #BlackLivesMatter の背景にどんな黒人差別の歴史があったのかが色々な立場を織り交ぜながら非常に丁寧かつよく伝わってくる内容になっています。

事実に基づきつつ、偏りなく描かれている感じがしますが、それでも浮き出てくるドラマや感情がとても大切なメッセージになっています。シナリオも演技も素晴らしく、人間ドラマとしても見飽きません。伝統的なロードムービー、凸凹コンビのバディムービーのようでもあり、細かいユーモアもバランスよく織り込まれています。

8歳や5歳の娘たちも、大好きなピアノや音楽のシーンを楽しみつつ、途中途中の出来事で「何でこんなことになるの?」という会話になり、家族で今の状況含めて議論するきっかけにもなりました。

一人一人がどう考えるか、今こそ改めて見る映画だと感じます。

ちなみに主演のヴィゴ・モーテンセンはロード・オブ・ザ・リングのアラルゴン役で有名なハンサムな俳優ですが、この役では見事に小太りのおじさんになっています。役作りのために20kg増量したそうで、気合の入れようがよく伝わってきます。

今も根深い課題を深く考えるにあたり、「一人一人は普通のことを普通にやっているだけ、それが普段通りの行動・習慣・しきたり・風習だったり文化だったりを何気なく行っているだけでも、誰かに強い苦しみを与えてしまうことがある」という事実が浮き彫りになった映画だと感じます。
一度ぜひ見てみてください。

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