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右乳房全摘手術後 1日目〜2日目

術後の夜は、血圧が低すぎて車椅子を使わされていたのですが、
朝になり血圧戻り、普通に歩くことが許可された。

朝食後、身体拭きタオルをもらい、着替える。
それだけで、精一杯。

それなのに、まさかの別の階にあるレントゲン室まで歩行訓練がてら移動です。まさに、亀の歩み。

そして、何よりも右胸がなくなってしまったことを考えるだけで、泣ける。
自然と涙が溢れるのです。
意外なほどにショックだったのです。

ショックを受けることは想定内ではあったけれども、自然と涙が溢れるまでいくとは思わなかった。

そして切ったお傷は意外と胸なので動かないせいか、そこまで痛くはないのでした。

主治医に「身体は痛くないけど、涙が止まらない」と訴えてみました

とても優しい主治医なので、「それはとても普通のことだよ」と言われました。

術後なので、右胸の下からドレーンが出ていて、そこからの排液がトマトジュースのようでした。

症状のない状態で、癌なので取りましょうと言われるがままに、
全摘した右胸。自覚症状ないし、なんだか取り残されてるような寂しさだったのかもしれません。

そして、その夜から、アルプラゾラムを飲んで就寝するのでした。

あとは地味に喉と鼻腔の間に痰のようなものが絡みついてしまい、ひたすらに苦しかった記憶があります。看護師さんに言っても手立てなし。とりあえず、座っていることで、少し楽でした。なので、デイルームへうろうろしたり、テレビ見たり少しできるようになりました。デイルームで、85歳のおじいちゃんとお話ししました。

人にはさまざまなドラマがあるなあとしみじみ思うところでした。

いずれにしても、退院したら耳鼻科に行く決心だけは固かったです。笑

術後2日目になると、胸がないという事実と向き合わなければ、それなりに回復していたと思います。人間の身体って凄いなあ。

そんな時期でした。

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