6/24の続き

トンファー持たせて、突きの矯正もしたなあ。

手首のズレ、握りの甘さ、脇の開き、重心のズレ、全部分かる。

一本の棒を刺すように、重心や関節の向き、角度を揃えて…きゅっと握れば。
突きの一発くらいは誰でもできるて。

試しに前から拳を叩いてやると、力で堪えようとしても押されて崩れる。

手首で曲がる。

そういうことやで?
こんなの当たっても、相手に衝撃伝わるわけ無いわな。

ポンポン叩きながら、耐えられる体や関節の角度を棒の方向で見える化していく。

何発かに一度はマシなのが打てるようになったから、あとはその感覚の再現だけやで。

ちなみに、私が構えたのを叩いてもらったら、叩いた相手が痛がってたw
なんでやねん…

そういえば、「振る」んやないよ、とも。
振り出したら、回ってくるのが見えるでしょ?
さきっぽだけ見えるようにしといて、長さだけ変えたので叩いたり突いたりするのよ。

棒や竹刀なんかでも同じなんやけどな…想像力足りんなあKさん。


Tさんには横蹴りを教える。

ぶっちゃけた話、前蹴りの変形やで、これも。
腰を切って距離を稼ぎ、その旋回で足を「振り出す」。

この感覚でいけば、前への蹴り方。
もうひとつは骨盤を上に振って、振り出すやり方。
軸足の股関節も使ってる。

これは横への対処やね。
違うやり方を同じ名前で括ってるから分からなくなる、というのはよくあることよね。

でも、分からなきゃ使わなきゃいいだけだし、特に問題も無いのよな。

私のできるのは、こんなのがあるよ、と並べてあげること。
選ぶのは当の本人なのよ。

足首の極め方は指にあるのよ、と教えたんだけど…なんか無理っぽい?
ならまあ、かかとで蹴るだなー…

極めができんから甘くなるけど。
振り出す力だけに頼るから。


下突き、ボディブローの打ち方も説明してみた。
膝を使った上への移動と、体重移動の力の合成で威力を出すんやで、と言ったけど…伝わってんかね?

一番わかり易いのは、スクワットしながら正面を打つことやね。
それで力の方向が分かれば、あとは一瞬で重心だけ落として股関節の切り返しで打てる。

Iさんは何とか理解したかな。
Tさんも、やってるうちに体力はつくから…繰り返すことよ。


ぺちぺちおっさん共が組手やってる横で、こんなこと教えてた。

まあ、楽しくはないかもしれんが、大事なことなんやけどなー。
まあ殴りっこには必要無いわな。