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基準点の算定について②

試験も終わり貯めまくった仕事を捌くのに一苦労して
続きが遅くなり、一部のマニアックな方お待たせしています
続きを書いていきます

記述基準点に関しては配点調整してでも30点にもってくるんじゃないか
という反応を数件いただきました
実のところ私も配点調整してでも30点にもってきそうだな
と考えています

法務省が配点調整してでも30点にしそうな理由として
官庁関係って奇抜なことを嫌いますよね
例年記述基準点30点以上で推移しているのに
今年も例年どおりの採点を行い基準点を25点として公表すると
土地家屋調査士の受験者・関係者以外の方からみても
見た瞬間に異常ともとれる数字がでることを嫌うだろうし
今後も残ることはまずしてこないだろうと考えるからです

今見ても平成23年度記述基準点24点の公表は凄いことだな
と感心しています
おそらく試験担当の偉い方が
「配点調整なんてもってのほか、例年どおり採点せよ」
という号令のもと採点が行われ、事実として平均点も下がり
平均点を基準として基準点が決められたんだと思います

手元に平成23年の記述の問題がないので確認できませんが
この年の問題に関しては、傾向がかわり難しかっただけで
試験作成者側の法務省には何ら落ち度はなかったので
配点調整等せずに事実を事実として公表できる土台があったので
自信をもって24点の公表がされたんだと考えます

今年の記述問題に関してはどうでしょう?
受験生のみならず予備校までも解答に困るような問題で
記述基準点25点って発表すると思います?
私はミスを隠そうとする体質と
異常さを嫌う官庁の体質が働き配点調整を行ってくると想像します

今年の記述に関しては配点調整はありがたく働くことになるかもですが
配点調整って実のところは、ありがたくない機能なんです
毎年同じ基準で採点される方が試験の年度別の難易度を容易に知ることができます
開示請求答案を解析している予備校も、ここの配点は高そうだと判断できるので
「ここは絶対書いて配点高いから」と指導することが可能になり
受験生も完走できなくても、いい点数がとれる可能性すらでます

予備校に配点を読ませない為に毎年配点変えてるんじゃない?
という声がこえてきそうですが
毎年毎年変えられては受験生困りますよね?
計算が得意な人
図面書くのが得意な人
申請書例が得意な人
説明問題が得意な人
受験生にとって得手不得手がありその年によって配点がかわる様では
自分の得意とする箇所の配点が高い時にしか合格できない可能性が生まれます
「土地家屋調査士試験はギャンブルの様なものだ
自分にはまる年もあるし、まったくはまらない年がある」
との書き込みをよく目にします
得手不得手の問題ではまるはまらないがあるのは仕方ないことと諦められますが
年によって配点が変わり、合否を左右されては公平な試験とは言えなくなってしまいます

私は記述の配点について
申請書10点
図面系10点
その他5点
くらいの配点が基本となっているのかな?と想像していましたが
とある講師の方が開示請求答案と点数を見比べた時に
「この解答でこんな点数つくの?と思ったことがある」
と言われていたことが脳裏からはなれません
もしかすると年によっては
申請書8点
図面系8点
その他9点
とかの配点がされてる年があるのかなと考えたりします

今年の配点は今年の合否発表があり開示請求答案を解析しないと答えがでませんが
本試験の採点は模試のように間違い1箇所マイナス1点の累計ではなく
場所により最大減点が決まっていて
図面系に8点の配点があれば図面書けなかった場合でも最高で8点減点
間違いの個所あたりマイナス0.5点という感じでの採点であろうと考えています
地積測量図書けていなくても基準点超えてくる方もいるそうなので
地積測量図以外は全て完璧に書けていたと考えるよりも
図面系への配点分減点されただけと考える方が納得できます

本試験の記述に関して散々たる結果だったとの書き込みを目にしますが
結果がでるのは1月です
書けるとこはどこまで書いたかを思い出してみて下さい
自分が思うよりもいい結果になっているかもしれませんよ

書けるところを書かなかった人は猛省して下さい(私のこと)

今回書くのが一番時間かかったわりに
一番とりとめのない文章になってしまいました
読んでいただいた方ありがとうございます

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