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鴨川南下大作戦頓挫回顧録

白馬の殿下の奇跡の勘での爆破
はくばのでんかのきせきのかんでのばくは

スーツのまま夜行バスに飛び乗り、肩の凝る6時間後、早朝の八条口に降り立つ。タワーを拝まずそのまま南北線へ。
北大路で降りて資珈琲。チャイラテとフリーバナナ。
犬を愛でる。

ふたばで豆大福を買い、荒神橋の飛び石、上流に向かって座る。
ひんやりと冷たい。
帰宅。ゆうくんとあつこさんは元気そう。自転車に乗ったあいのさんともすれ違い。
大好きなルミさんはパリに。

ukiでメロンパンを二つ買って、丸太町通の入口から御所に入る。グラウンドに老年ソフトボールプレーヤーたちを感じながら、ベンチでひと眠り。
みかんジュースとオレンジジュースの違いは何なんだろう。

いっぱいだと思っていたはずのお腹にレギュラーサイズのチキンブリトーがすっぽり。
建て替えの終わった教会を横目に、河原町通をずっと下って。新しくできたという高島屋の蔦屋書店へ一応挨拶。本屋さんというよりもアートギャラリーですね。目当ての本はない。

ソワレへ寄り道。写真映え?でも薄暗いし。そっか僕のスマホにはナイトモードなんて無いのか。
芝生の広場で本日二度目の昼寝。
待ちに待った回文の本を手に入れ、六曜社の地下。
直感と本能の話をして、それらに対する反応速度と素直さの違いについて考える。

持ち物を整え、復活の鴨川湯へ。道中はデートとそれ以外との境界について。この街は何度も見せてくれる。僕がこの世で最も好きな、美しく儚く輝くヒコーキと夕焼けの景色。

濃い赤色に染まっていく山々。いつになったら道を変える覚悟を持てるんだろうか。
湯上り、スーパーで夜ごはんとお酒を買って、それ行けカープを3番まで熱唱。

幸せの再確認と、刻刻と迫るサヨナラ。
祇園四条という場所はなんて寂しい場所なんだろう。
いつもここだよ。
僕を夏の京都から引き剥がすのは。
いつもこれだよ。
鴨川沿いの暗闇に潜む夜行バス。
ただ、その中でも明るさを放ってくれるのがあの人のすごいところで、これからも大丈夫だと思わせてくれる。
きっとまたすぐに会えるし、すぐ会えなくても繋がっている。
ベタな表現だけれども、その通りだし。

みたいな歌詞の歌があったら多分嫌いじゃ。

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