【レビュー】『すぐ寝る、よく寝る赤ちゃんの本』
私が手に取った経緯
ネントレ本といわれるジャンルのなかで、はじめて手にしたのがこの本でした。
娘が8ヶ月の頃です。
昼寝も夜も就寝時間はバラバラ。眠たそうにギャン泣きしたら、ひたすら抱っこ・スクワット、ときには授乳で寝落ちさせることもありました。当時9kgの娘を抱いて毎日過ごしていましたが、ある時ぎっくり腰になり、踵も足底筋膜炎になり、夜泣き対応で心身きつい。このままでは職場復帰したとき、夫婦共倒れになってしまう…!と危機感を感じたのでした。
当時YouTubeで子育てに関する動画を見漁っていましたが、そのなかで「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」というチャンネルを知り、ねんねママこと和氣春花さんが書籍を出しているとのことで、早速ネット注文したのです。
動画やブログなどでも情報発信されていましたが、やっぱり「本」は体系立てて編集されているので、1冊くらいは手元にあったほうが見返しやすいのでは、と思ったのです。
この本について
概要
著者について
こんな人向け
スグになんとかしたい(実践的)
必要なことだけ知りたい(前置きはいらない)
睡眠知識はゼロでも、それなりに知っていても読み応えあり(再発見がある)
実はこのブログを書いているのは、この本以外にも数冊ネントレ本を読んだあとです。
そのうえで、この本の一番すばらしいところは「実践的・分かり易い」ことかなと思います。他の本でありがちな、「○○さんの例を見てみましょう」とか、著者の情熱的な熱弁はあまり見られません。
赤ちゃんの睡眠のメカニズム
やってはいけないこと
快適な睡眠の条件・実践編
ネントレ(タイプ別くせ取り→タイプ別ネントレ)
100問100答
上記のような流れで、端的に説明してくれています。また、他の本に比べても文字サイズが大きくてライトに読みやすいのではないかなと思います。
さらに、購入者限定の「寝かしつけHandBook」がダウンロードできるのも大きなポイント。本で紹介されている内容のキーポイントを、数枚の画像にまとめてくれているのです。これは寝かしつけや抱っこなどの最中、スマホで再確認できるという優れもの…!これは寝かしつけや夜泣きに苦労した体験者ならではの気遣いです。
読んでみた感想
はじめて読んだ本ということもあり、目から鱗な情報ばかりでした。
恥ずかしながら私は、赤ちゃんは眠いときに「眠たいよ!」と泣いたあとに寝るものだと思っていたんです。つまり生活リズムや行動は、すべて赤ちゃん任せ。考えてみれば、生まれたての生物がすべて自分主導でできるなんて、そうそうないですよね…。吸啜反射といった本能はいくつかあるにしても。
スプーンの使い方とか、トイレトレーニングとか、親が導いてあげるもの。睡眠も本来は、親が正しい知識を持って、快適な入眠へと導いてあげるものなんですよね。
ネントレ(ねんねトレーニング)はすごく泣かせるもの、という断片的な情報で否定的な考えを持っていたのですが、まずネントレの前にやるべきことがたくさんあること。そしてネントレにも程度があること。なにより、必ずやらなければいけないこと、ではないこと。現状が辛くないなら、これ以上泣かせたくないという思いがあるなら、無理にやるものでもない、といったコメントにも救われました。
私はこの本のおかげで、
子どもの寝かしつけタイミングが分かった
寝室環境の改善で寝かしつけ時間が短縮された
「抱っこ&スクワットで入眠」のクセが取れ、座りながら寝かしつけができるようになった
という劇的な変化を遂げました!ほんとうに感謝でいっぱいです。
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