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モチベーションって言葉が溢れている。

モチベーションって言葉ってこんなに一般的な言葉だったっけ?

というくらい昨今、モチベーションという言葉が
我が物顔でビジネスシーンを闊歩していますね。

ただ、自分のことでも相手のことでも
モチベーションを管理、コントロールしようとするのが
そもそも有効ではないと思っています。

下がっているのに無理やり上げようとするから無理が生じる。

モチベーションはただそこにあるものとして把握するに尽きます。

とはいえ、わざわざモチベーションが下がることが分かっていて
それを受け入れるのも合理的じゃないので、おすすめなのは
モチベーション阻害要因を可能な限り遠ざける工夫はしておくことです。

ハーズバーグの二因性理論における衛生要因の部分とかもそうですね。

モチベーションにとってマイナスであることが分かっているなら
その部分はあらかじめ対処しておく方がどう考えても効率的。

モチベーションの源泉は人によって大きく異なることがあるけど
誰にとっても嫌なことって意外と共通していたりします。

たとえば人間関係が淡泊であってもいいけど、
それぞれが足を引っ張るような劣悪な人間関係を
当事者として好む人はいないはずです。
自分が引っ張るのはいいけど、
少なくとも引っ張られるのが好きな人はいない。

最新鋭の設備が整っているハイテクな労働環境は求めてはいないし
多少不便であっても、古い事業所であっても別に嫌じゃない人であっても
不衛生で不潔で、いると身体に悪いような職場を好む人はいないはずです。

全員のモチベーションを一つの施策で同時にあげることは難しいし
あらゆる人の希望をかなられるように整えていくのは容易ではないけど
足を引っ張りあうような環境を防ぎ、不衛生で不潔じゃなくすることは
そこまで難しいことじゃないですよね。

発想としてもは自分についても同様です。

例えばエゴグラムにおいてFC(FFSだと拡散性)が高い人は、
人から細かく指示されたり、行動が制限されたりすると
モチベーションを下げる傾向があります。

ちなみに自分も命令されたり、指示されたりするのが嫌いです。

洗濯物の山があれば何も言われなければ自分で畳もうとするけど
妻から畳んどいてって言われたらやりたくないなと思うし、
料理でも味付けとか、盛り付けとかオーダーが細かいとムッとします。

これの対処としては「指示される」状態を許容しないことです。

指示されないためには指示される前に片づけてしまえばいいんです。
相手の好みをあらかじめ把握し、相手の好きな料理を作ってしまえばいいし
細かい注文しなくてもあの人なら大丈夫と思ってもらえる
信頼関係を構築することです。

ま、できてないからいろいろと指示されてますけどね。

モチベーションは管理しなくていいです。
無理やり上げることも別にしなくてもいいです。
ただ自分がモチベーションをあげたり下げたりする要因は把握しましょう。

そして「君子危うきに近寄らず」です。

もちろんモチベーションが自然とあがるようなルーティンを持つことは
とてもいいことだと思いますけどね。自分へのご褒美的なものも含めて。

人に褒められたいなら、人に褒められる行動をとるのが一番です。

ちなみにモチベーションで仕事の質が左右されるのは
ビジネスにおいてよくないですが、高いモチベーションは
フル活用して質の高い仕事をした方がいいに決まってますね。

以上、ご確認ください。

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