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メタルガルルモンX抗体ってかっこいいんですよ

この記事はメタルガルルモンX抗体(以降メタガルXと表記)の布教を目的としています。
目次と内容については以下の通りです。


1.メタガルXの魅力
筆者がなぜメタガルXが好きなのかについて述べます。読み飛ばし推奨です。

2.デジモンカードゲームにおけるメタガルXデッキの特徴
メタガルXというテーマについて筆者が感じる強みと弱みを述べます。

3.デッキリストと採用カードの解説
筆者が現在使用しているリストと採用カードの役割を説明しながらデッキ全体の解説を行います。
デッキの回し方や勝ちパターンについてもここで触れます。

4.現環境における立ち位置について
BT-14 BLAST ACE環境における立ち位置や相性について筆者なりに述べます。ここは様々な意見があると思いますので、あくまで1個人の評価として読んでいただけたら幸いです。

5.これからの展望
EX-5アニマルコロシアムのカードが追加されたメタガルXデッキについて述べます。

それでは本章へ進みます。

1.メタガルXの魅力(読み飛ばし推奨)


筆者がメタガルXを好きになったきっかけは、2005年に公開された「デジタルモンスター ゼヴォリューション」です。この作品に登場するメタガルXがもうカッコイイのなんの。
🌾以下作品のネタバレを含む内容となります。


何がいいってオメガモンと対峙するまではロイヤルナイツにも事情があるのではと一方的に敵視しない優しさとも危うさともとれる心。トコモンを守るために自身の犠牲を厭わない優しさと行動力。最後までドルモンに希望を残した「命はそこにあるだけで美しい」は今でも覚えてる大好きなセリフです。
復活してからも熱いです。マミーモンの射撃に対して「いいタイミングだ」って返せる粋なところカッコよすぎます。ウォグレXとの再開のやり取りもエモいですし、指示を出しながら前線で戦う姿はリーダーとしてのポテンシャル100点満点でもう好きが止まらないです。

とまあ挙げればキリがないのですが、この作品でメタガルXが大好きになりました。このデジモンがカードになってると知りデジカの世界に足を踏み入れました。最高にカッコイイデジモンです。
以上メタガルXの魅力でした。

2.デジモンカードゲームにおけるメタガルXデッキの特徴

強み
・アクティブ効果による連続攻撃ができる
・バウンス(手札に戻す)や消滅効果で相手盤面に干渉できる
・バトル消滅耐性がある
・リソースが尽きにくい
・X抗体テーマ特有のサポートカードを使える
・LV5から積極的に相手のセキュリティを攻撃できる
・ACEによる読み合いを押し付けられる

弱み
・理想ムーブ完成までの要求値が高い
・セキュリティ効果のある除去オプションに弱い
・青と紫の2色採用による安定感の低下

以上が強みと弱みになります。
青特有の速さと盤面干渉を得意とするデッキになります。また、細かいプレイ次第でできることが多いデッキタイプでもあると筆者は考えています。前のめりに殴りたいし相手のテンポを遅らせたい欲張りなテイマーさんに大変オススメなデッキとなってます。
しかし、X抗体テーマ特有の進化ラインを綺麗に揃えられなければ出力が落ちてしまうところや、攻撃途中で除去オプションを踏んでしまうと強みである連続攻撃を活かせなくなってしまうため万能なデッキタイプではありません。また、青と紫の2色採用している都合上メモリーブースト等のサーチカードが上手く噛み合わない場合もあります。この安定感の不安を構築で埋めて行けるかが大きなカギとなります。

以上、デジモンカードゲームにおけるメタガルXデッキの特徴でした。

3.デッキリストと採用カードの解説


ここでは筆者が使用しているリストと採用カードについて解説していきます。

Lv2
プカモン

最強のLv2です。X抗体で進化元が増えやすいので相性も良く、全てが噛み合ってます。現状これ以外のLv2を優先する理由がないので4枚採用です。

Lv3
ガブモン(BT-5)

初動の進化元、サーチどちらでも役割をこなせる万能カードのため4枚採用です。

ガブモンX抗体

最強カードです。進化しても良し、登場しても良しで腐る場面が無いのが優秀です。ガブモン(BT-5)同様4枚採用です。

ガブモン(EX1)

後続の確保やテイマーによる選択の幅を広げることを目的として採用しています。紫のワーガルやメタガルが手札破棄により発動する効果を持つので単純に手札が増える事が大切になります。
サーチガブモンより優先度は劣るため2枚採用です。

ガブモン(ST8)

相手のデジモンにアタックする必要がある時やメタガルXのブロッカーの圧をかける時に役立ちます。
こちらもサーチガブモンより優先度は劣るため2枚採用です。

Lv4
ガルルモン

このデッキの要です。 ターンに1回の制約がないため連続攻撃をすればするほどドローできる最強カードです。このドローで進化ラインを繋げたり後続の確保ができますし、手札破棄の種も確保できます。このカードがあるからデッキとして成り立っていると言っても過言ではありません。
デッキを回しきる為にも必須なカードになるため4枚採用です。

ガルルモンX抗体

DPの高いブロッカーに攻撃しなければいけない時や、相手の殴り返しに強く出れるのが強みです。耐性があるかどうかが勝敗に直結する場合も多々あるため、進化元に入れておきたいカードになります。
腐る場面がなく、どの対面でも必要なカードとなるため4枚採用です。

Lv5
ワーガルルモン(P)

最強カード故に公式の魔の手により制限をかけられた悲しき獣です。このカードの有無でワンショットが決められるかどうかの難易度が大きく変わります。引けてるなら迷わずプレイしましょう。
4枚採用したいところですが涙を流しながら1枚のみの採用です。

ワーガルルモンX抗体

連続攻撃の要です。バウンス効果も優秀で相手のLv5のブラスト進化をケアすることができます。
4枚採用されることが多いカードですが、この構築では3枚です。全てのサーチカードの対象になるため序盤に引けていなくても必要な場面では手札にキープできている事がほとんどです。
ワーガルルモン採用枠を増やすために3枚採用です。

ワーガルルモン(ST16)

規制されたワーガルルモンの代用です。ガルルモンが進化元にいなくてもアクティブになれるところや、相手の除去ができるということで差別化はできていますが、現状青のワーガルルモンの方が優先してプレイされます。しかし、デッキの動きとしてワーガルルモンから攻撃を始めることが求められるため必須パーツであることに変わりはありません。
青メモブの対象にならないため、少しでもドローで引き込める確率を上げるために4枚採用しています。

Lv6
メタルガルルモンX抗体

パラのイラスト背後にウォグレXいるのエモすぎませんかね…。

このデッキの切り札であり完璧で究極のサイボーグ型デジモンです。連続攻撃とバウンス、ブロッカーにもなれる器用なカードです。最もLvの低いデジモンと制約はありますが、全てを手札に戻すことができるため、プレイ次第で相手盤面を一網打尽にできるパワーを持っています。
役割の多いカードのため3枚採用しています。

ズィードガルルモン

対クオーツモンメタです。後述のメタルガルルモンACEではLvの低いデジモンしか除去できないため、1枚でクオーツモンを返せるカードが欲しいと思い採用しています。ガルルモン名称なのでガブモンのサーチにも引っかかります。
このデッキはクオーツモン1枚でほぼ詰むため対策必須です。構築の好みにはなりますが、1枚採用するだけで不利を覆せるカードなら採用した方がいいというのが筆者の持論になります。環境にいないカードなら割り切ることもありますが、クオーツモンはハンターや植物といった環境で見る機会の多いテーマに採用されているカードのため対策しています。
理想ムーブに関わるカードではないため1枚のみの採用です。

メタルガルルモンACE

不可能を可能にするパワーカードです。除去、メタガルXへの低コスト進化、ブラスト進化によるカウンターとブラフととにかく役割が多いです。ですがオーバーフローという明確な裏目があるため考え無しにプレイするカードではありません。このカードをプレイすることでリーサルが見える、もしくはこのカードをプレイしないとゲームを決められてしまう場面でなければキープしておく方が無難です。
出力を上げるためには必須のカードですが、使い所を選ぶカードであることに変わりないため2枚の採用です。

Lv7
オメガモン

オメガモンのパラでこのカードのみガルルキャノンが大きく描かれているため採用しています。カッコイイ。

最後の攻撃を決めたり、セキュリティを削りきって除去耐性を持ったまま相手にターンを返したりとプレイして損することのない優秀なカードです。
複数枚あると事故の元になりますし、2回使うことのないカードですので1枚採用です。

オメガモンX抗体

最強カードです。セキュリティ残り1枚からゲームを決めたり、除去耐性のある相手のデジモンに対して、メタガルで除去し切れなかった場合に使います。
オメガモンと同様の理由で1枚採用です。

デッキの特性上サーチとドローで山札を掘るのでLv7は1枚採用でも手札にキープすることができます。

本宮大輔

サーチ兼行動保証の2つの役割をこなす器用なカードで、初動で使いたい1枚です。
ヤマトよりも優先度は高いですが、クールボーイの方が低コストでリソースを稼げるため2枚採用となっています。

石田ヤマト

このカードは紫ワーガルルモンやメタルガルルモンとのシナジーを考えて採用しています。特にメタルガルルモンとは相性が良く、ブラスト進化でメモリー4奪うプレッシャーを与えたり、進化時の手札破棄の枚数を抑えたりできます。
効果は強いのですが、安定感を第1にしなければならないため1枚のみの採用です。

クールボーイ

低コスト高パフォーマンスのX抗体テーマを支える最強テイマーです。
2コストと登場コストも軽いため、序盤にメモリーを与えずにターンを返したり、中盤でもプレイしながらリソースを稼いだりととにかく器用なカードです。
4枚採用したいカードではありますが、メモリー3確保のテイマーも必要なためバランスをとって3枚採用になっています。

攻撃プラグインA


ワンショットを可能にするカードです。プカモンでジャミングを持てるためワーガルルモンの連続攻撃のバリューを上げるために採用しています。現状メタガルでワンショットを警戒されることは余りないため奇襲にも役立ちます。特にワーガルルモン(P)と絡めるとワーガルルモンX抗体まででワンショットが決められるため上振れたら破格のスピードでリーサルを組めます。
セキュリティ効果も優秀で手札が増えるだけでも役割を果たすため見た目以上に役立つカードです。
毎試合プレイするカードではありませんが、このカードのお陰で勝てた試合も多いため要所で引き込めるように2枚採用しています。

ブルー・メモリーブースト!!

デッキを安定して回すための潤滑油です。前述の通りパーツが一つ欠けると大きく出力が落ちるデッキなのでサーチカードは必須になります。
ディレイを使用する基準は主に2つ、メタガルXに進化してもターンを継続する場合と、テイマーを出せていない時に育成のガルルモンをバトルエリアでワーガルルモンに進化させる場合に使用します。
全てのカードをサーチできる訳ではないため他のデッキほどバリューが高くありません。そのため3枚の採用です。

アイスウォール

最強の受け&遅延カードです。
このデッキの負けパターンとして、

・ワンショットを決められず建て直している間に相手の盤面が整いリーサル。
・ワンショット相手に速度負けしてリーサル。

の2つがあり、この負け筋をケアできるカードのため採用しています。手打ち想定ですが、セキュリティ効果も言わずもがな優秀なので積み得です。
制限カードのため1枚のみの採用です。

X抗体

メタガルの出力を上げるカードです。実質的な進撃の付与、進化元の量増し、受けと器用な働きをしてくれます。ワーガルルモン(P)とワーガルルモンX抗体のコンボ、メタガルXやオメガモンとオメガモンX抗体とのコンボでは必須のパーツとなります。
これまで3枚採用していましたが、ワーガルルモン(P)の規制に伴い毎試合必須のパーツではなくなったこと、2枚で特に不便だと感じることがないことといった理由で現在は2枚採用です。

長くなりましたが以上で現在筆者が使用しているリストと採用カードの解説となります。「メタガルXの強みを引き出すこと」をコンセプトに組んでいます。
デッキリストは百人百様なのでこうした方が最も勝てる!と考えつくテイマーさんは多くいらっしゃると思います。アドバイスや別アプローチ等メタガルというテーマをもっと深く理解するためのお話は大歓迎ですのでお気軽にDMください。

では実際にこのリストでの回し方や勝ちパターンについて説明します。

勝ちパターン1:ワンショット
条件
・育成エリアにワーガルルモンがいること
・手札に攻撃プラグインA、ワーガルルモンX抗体、メタルガルルモンACE、メタガルXがある
・メモリーを2確保できる盤面ができている(大輔orヤマトorメモブ)

ワーガルルモンで2点×2回、ワーガルルモンX抗体で1点、メタルガルルモンACE+メタガルX進化でリーサル。

これは1例ですが、ワーガルルモン(P)やオメガモン、オメガモンX抗体とのコンボで様々な状況からワンショットを決めることができます。最速3ターンでリーサルまでいけるため引きが良ければ速度は現環境でも1級品です。

勝ちパターン2:盤面制圧
条件

・前のターンに相手の育成エリアからバトルエリアにデジモンが移動している。
・メタルガルルモンACE、メタガルX、オメガモンX抗体で盤面を処理できるだけのメモリーが確保されている

ワンショットと動きは似ていますが、相手の育成エリアからデジモンが出てきたタイミングで盤面を全処理し、相手が建て直している間にリーサルを狙うカウンターパターンになります。
現状メタガルXでのワンショットが決まる確率は体感3割のため、こちらのパターンでリーサルを狙うことも十分有り得ます。そもそもワンショットが決まる盤面を整えるまでに相手がアクションを起こさない方が稀なので、相手のテンポを遅らせる為にメタガルXなどをプレイすることも多いです。
除去を狙いながらセキュリティを2~3枚削り、返しのターンで相手育成エリアで建て直してる隙に残りのセキュリティを削り切り、Lv7でリーサルを狙います。

細かいプレイングについて挙げればキリがないため、主な勝ちパターン2種について紹介しました。相手のデッキの勝ちパターンを想定し、ターンに余裕があるならワンショット、相手の動きだしの方が早ければ盤面制圧といった具合にゲーム展開を変えていきます。基本狙うのはワンショットパターンですが、臨機応変に対応していきましょう。プレイによって細かい対応ができるのがメタガルXの強みですので、使えば使うだけ上達できるいいデッキだと思います。
以上、デッキリストと採用カードの解説でした。

4.現環境における立ち位置について


ここでは、BT14 BLAST ACE環境(以降14弾環境と記載)におけるメタガルXの立ち位置と環境でみるデッキタイプとの相性を筆者なりに説明していきます。
14弾環境におけるメタガルXの立ち位置は準環境から一つレベルを落としたくらいのものだと感じています。Teirでいうところの2.5くらいです。というのも、現状青のデッキで勝つのであればミラージュガオガモンデッキが1番環境に対して戦えるからです。バウンスと連続攻撃質が高く、メモリーも増やせる。またデッキスロットの空きもあることからミラージュガオガモンの方が環境に適しています。
ミラージュガオガモンとの差別化として
・Lv5から攻撃を開始できる
この1点くらいでしかメタガルXが明確に勝る点がないのではないかと思うくらいミラージュガオガモンは強いです。とにかく青で勝ちたい方はミラージュガオガモンを練習しましょう。
ここまでネガティブな内容が続きましたが、メタガルXで勝てないという訳ではありません。環境の移り変わりとして、追い風になっている点と向かい風になっている点があるので触れていきます。
追い風になっている点は明確な不利対面の現象にあります。後述しますが、ベルゼブモンやムゲンドラモン、ブラックウォーグレイモンのような除去オプションが多彩に採用されるデッキや、高いDPでの攻撃誘導のあるデッキには不利がつきます。しかしこのデッキはいずれもエンジェモン(BT14)を採用しているデッキに対して不利がつくこと、単純にデッキテーマが増えたことにより使用者が少なくなっているため苦手対面が少なくなったと感じます。
逆に環境的な向かい風としてウェヌスモンとシャイングレイモンルインモード(以降ルインと表記)を搭載した黄色ワクチンデッキの台頭が挙げられます。メタガルXデッキは進化時効果と攻撃時効果でアドバンテージを稼ぐため、ウェヌス1枚で事実上のエクストラターンを取られてしまいます。ルインも同様に全体-10000を与えられるとワーガルルモンがバトルエリアに出れなくなるため事実上のエクストラターンとなります。この2枚はクオーツモン同様出されるだけで大きなアドバンテージをとられるので環境にいて欲しくないカードになります。
上記のことをまとめると苦手なデッキが減って増えたということで特別メタガルXが通りやすい環境ではないということです。

次に各デッキとの相性について述べていきます。
🌾テーマの名称を略して表記しているものがあります。

有利対面
・ブルーフレア
速度勝負だとこちらに分があります。仮にワンショットを決められなくてもデッカーグレイモンがなければそのまま押し切れるため有利と感じます。

・アンフィ
ブルーフレア同様に現状では速度勝負で勝てます。しかし新規で追加されるアンフィモンACEでリーサルターンが大幅に短くなるため有利対面では無くなると予想します。

・ガンマモン
バウンスで除去することで強力な消滅時効化を発揮させずに一方的にアドバンテージをとることができます。

・Dブリガード
数が増えてもメタガルXまで繋げることでほぼブリガードラモンまで除去することができます。オメガモンX抗体に繋げることができたら確実に盤面を空にできます。

・ダクナ
ガンマモン同様バウンスで除去することで消滅時効化を無効にできます。ワンショットまで貯めるため退化も脅威になりにくいです。

五分対面
・ミラージュ
速度勝負で勝ち、尚且つフルムーンメテオインパクトを掻い潜る必要があるため安定して勝てる対面ではありません。相手のミラージュガオガモンが居るだけでガルルモンの攻撃時効果がデメリットになることにも注意です。
カウンターパターンで1度返し、フルムーンメテオインパクトを手打ちされなければ勝てますが、最近は複数枚採用されている構築が多くなっています。筆者も直近の試合ではフルムーンメテオインパクト手打ちでテンポを取られて負けた試合が多いです。

・ハンター
 相手を除去することは用意ですがらスペリオルをケアしつつゲームを組み立てなければいけない点とクオーツモンが着地する前にゲームを決めないといけないため引きが大切になります。ハンター側もクオーツを立てるために数ターンはかかる為その隙にゲームを決め切れることもしばしばあります。
テイマーに頼らずメモリーブーストを駆使してゲームを展開できればメタガルXのブロッカーでリーサルターンも遅らせることができます。

・ウォグレ
純正ウォグレはウォーグレイモンX抗体が採用されていることも多く、このカードをプレイされると一気に勝ちが遠のきます。グレイモンX抗体による複数回使用できる耐性も厄介です。
しかし防御面には付け入る隙があり、八神太一(BT12)によるブロッカー付与がなければワンショットで決め切ることができます。また、ウォーグレイモンX抗体がなければバトル耐性で凌いで攻撃を再会できるため、速攻で勝負を仕掛けることが重要な対面です。

・赤ハイ
ウォグレ同様カイゼルでメタガルXを除去されるのが負けパターンになるため、ワンショットを狙いにいくゲーム展開となります。中途半端な攻撃はテイマーやブラフマストラの裏目を引きやすいため、ギリギリまでワンショットの準備に専念することが重要です。ブラフマストラ手打ち等ある程度の負け筋は割り切っていきましょう。

・デューク
カウンターパターンでアドバンテージを取りやすい相手になります。しかし山札破棄を中心としたデュークにはキーパーツをトラッシュに落とされるためこちらの理想の展開に持っていきにくくなり、早期のパーツ確保が求められます。また、クリムゾンモードによるショットもあるため、勝ちやすい相手ではないです。

・アルファ
アルファモン(BT13)によるメタガルXやオメガモンの攻撃停止でワンショットがほぼ決まらない対面になります。耐性持ちであるため、除去にはメタガルX+メタルガルルモンACEもしくはオメガモンX抗体が要求されます。ここで返す事ができれば大きくリードした展開になれます。
攻撃プラグインAをプレイすることで登場コスト10以下のデジモンのみでセキュリティを割り切れるため、積極的に狙いましょう。

・ロイヤルナイツ
プカモンによるジャミングで序盤からセキュリティに攻撃できるようになったため、不利対面から五分まで勝てるようになりました。ブロッカーが立ちやすいデッキですが、持ち前の除去で相手のテンポを取りに行くことができます。
オメガモンやデュークモンで除去されるとこちらのテンポロスになるため、先に手札が揃った方が勝ちのゲームになります。

・黄色ワクチン
ウェヌス、ルインと苦手なカードが多い相手ですが、現状5分程度の勝率はあります。勝ちパターンとして最速でワーガルルモンまで進化できれば、相手のパタモン(BT14)が進化する前にセキュリティを減らせるため、ウェヌスやルインの着地ターンを遅らせることができます。そこから連続攻撃でリーサルまで持っていける試合がありました。
ただこれはお相手が初手にパタモンがないことを前提としているため、初手にパタモン進化されるとほぼ詰みます。初めて黄色ワクチンと対戦した時は相手の先行2ターン目にウェヌスモンが着地し封殺されました。
理想ムーブの押し付け合いでは不利ですが、再現性ではこちらに分があるため五分の相性としています。

・クロハ
バウンスによりセーブを無効化できる強みがあります。単純なダメージレースでも引けを取らないため苦手な相手ではありません。しかし、X4で打点を稼がれたり、X7で除去とブロッカーを立てられるとこちらのテンポロスとなるため、セーブをさせない動きが重要な対面になります。

・ベルフェ
 下準備中にゲームを決め切れば勝ち、決められなければ負けの至極単純な勝負です。先に揃った方が勝ちます。勝率は体感5割くらいなので五分としてます。最速アスタスリーブレイジでブロッカーを蘇生するの辞めてください。

・SoC
ワンショット対決特有の先に揃った方が勝ちのゲームです。お互い除去手段を持つため、ワンショットを決めることが求められます。デッキとしてまだ発展途上の部分があるためなんとか五分を取れていますが、将来的には勝率は落ちると思います。

不利対面
・シャイン
 純正シャインであれば速度勝負で勝てることも多いですが、ウェヌス採用型やルイン採用型も増えてきているため現状不利対面になります。とにかくウェヌスやルインの着地ターンが早く、除去もあるためこれらを全て掻い潜るのは至難の業です。カウンターパターンで細い勝ち筋を狙います。

・ブラウォワンショット
 速度勝負に勝ちにくく、中途半端な攻撃はメモブやクールボーイの裏目を引くため勝率の低い対面になります。退化でこちらのテンポを遅らせることもできるため甘えたプレイも許されません。筆者はこのデッキ相手に一度も勝てていないです。

・植物
 展開力とリソースの稼ぎ方がバグな上クオーツまでのアクセスも容易という苦手しかない対面です。ズィードガルルモンやオメガモンX抗体を引けてようやく五分といった具合です。全てはクオーツモンが悪い。

・ロゼ
 ロゼモンバーストモードが着地すると事実上のエクストラターンをとられます。植物同様ズィードガルルモンやオメガモンX抗体で誤魔化せれば勝ち筋が見えます。

・ブラウォ
 テイマーは焼かれアクティブになると除去され攻撃誘導されとにかく嫌なことばかりしてくる対面です。勝ちパターンとしてはブラウォを誘ってブラウォXになる前に除去してそのままリーサルまで走り抜けるというプランになります。

・ムゲンカオス
ブラウォと同様の理由で不利対面になります。ブラウォと違うところは1度除去しても次のターン何食わぬ顔で別個体が出てくるところです。出てくるな。耐性、退化と優秀な効果が多く1度完成すると中々崩せません。相手の事故を祈ましょう。

・ベルゼ
除去札がとにかく多くワンショットを決めるのは絶望的な対面です。相手のデジモンを捌きつつ、Lv3を展開して少しでもオプションの裏目を減らしていきます。相手のセキュリティが残り3枚くらいまで気合いで削り、後は祈りながら連続攻撃を仕掛けましょう。相手のトラッシュを見つつ先に仕掛ける意識が大切です。

全体的に相手の動きを気にするよりは自身の強い動きを通せるかという勝負になりがちです。コントロールよりも扱いやすいため初心者のテイマーさんにもオススメできるテーマになっていると思います。あと相手のセキュリティを攻撃する時に除去オプションを踏まないように祈りながら攻撃するスリルも味わえます。
環境トップではありませんが使っていて楽しいテーマなので興味が湧いたテイマーさんはぜひ組んで遊んでみてください。(最近デッキパーツが高騰気味なのがお財布に優しくないですが…)

5.これからの展望


メタガルXはEX5アニマルコロシアム、BT15エクシード・アポカリプスで継続的な強化が確定しているため、今より環境上位に食い込むことが予想されます。
ただし基本ギミックは変わらないためウェヌスやルインが環境にいる間は窮屈な思いをすることは間違いありません。さっさと制限かけてもらいましょう。

せっかくですし新カードにも触れていきましょう。

メタルガルルモンX抗体
強いことしか書いてありません。旧メタガルXと違い連続攻撃はできませんが、進化時に相手の攻撃を抑制できるためほぼ確実にターンが帰ってくることが保証されます。自身がブロッカー持っているのも偉いです。
除去は紫の手札破棄効果と合わせることでほぼ全ての相手デジモンを除去することができます。しかしプレイできるカードを山下に送るため、使い所には気をつけないといけません。元から除去は強みの1つなので、この効果に頼らずとも何とかなると思います。何とかならなかった使いましょう。

最後に
以上でメタガルX布教記事は終了になります。初めてnoteというツールを使ったため見苦しい点が多々あったかとは思いますが、お読み頂きありがとうございました。これを機にメタガルXの使用者が1人でも増えればと思います。
デジモンカードゲームは相棒と一緒に様々なデジモン達と戦えるのが最大の魅力だと感じるので、相棒はコイツ!というテイマーさんも多いと思います。ゲームなので環境的に勝てる時期勝てない時期はありますが、全てのテイマーさんが自分の相棒と共にゲームを楽しんでもらえたらと思います。その相棒にメタガルXという選択肢が増えることを願い、締めとさせていただきます。お読み頂きありがとうございました。

(感想やその他聞きたいこと、こういうのを記事に載せて欲しい等あればDM頂けると幸いです。)




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