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パチンコ、スロットの稼働貢献とは

パチンコ業界用語、「稼働貢献」について、ユーザー目線でその意味や必要性について記す。

パチンコやスロットにおける稼働貢献週とは、全体稼働率に対して、その機種の稼働率が上回っている期間である。

例えば、1店舗で考えると、全体稼働率が50%で、新台を1機種10台設置した場合、5台以上稼働している期間という認識で良いだろう。

これが、実際にはホールコンピュータを通して、全国データによる分析が行われた結果、我々が目にする稼働貢献週や稼働貢献終了の数値であると捉えている。

パチンコホールにとっての稼働貢献

この数値が何のために存在するのかという問いには、パチンコ店は稼働率が重要であると推測している。

もし高設定を使っていても、稼働がつかなければ意味がない。パチンコ店が稼働率を重視しているのは、稼働した機種、台の合算によってその日の売上が確定するからである。それであれば稼働する機種を中心に予算編成をするだろう。

しかし、その日稼働する台を予想することは難しい。
パチンコ店はその店舗の一定期間におけるある程度の稼働率平均を見て、稼動するであろう機種に対し、設定配分、予算編成を組んでいると私は考えている。

機種の稼働貢献週は全国データによるものなので、今後どのようにその機種の稼働率が推移するのか予想する参考となるだろう。
自店舗の稼働データが過去の稼働率推移ということに対し、稼働貢献とは、今後の稼働率推移の予想であると言える。

稼働貢献終了した機種が自店舗では高稼働であっても、人気の低下を示しているため、今後、全国データに収束すると考えられるので、自店舗の稼働率も低下するだろうと想定できる。
それを踏まえた上で設定を組む必要性があるのだろう。

稼働貢献週は人気の指標のひとつであるため、このような理由で、パチンコホールにとって重視されていると考える。

メーカーにとっての稼働貢献

稼働貢献は人気台の指標であるが、市場の需要と供給のミスによって、稼働貢献が操作可能であるといえる。

例えば、前作が人気だった台の続編を、必要以上に販売台数を絞れば、稼働率は低下しにくい状況となり、稼働貢献週は伸びる。需要に対し、過小供給となるからである。
逆に、必要以上に販売台数を増やせば、稼働率は上がらず、稼働貢献はすぐ終了する。需要に対し、過剰供給となるからである。

本来は稼働貢献週を見て、必要な供給量および機種の人気を図らなければならないはずである。しかし、実際は、メーカーはホールに台を売り切ってしまえば取引終了となるため、需要と供給のバランスに対してズレが生じている。

稼働貢献終了したから打たないは間違い

稼働貢献終了とは、平均以下の稼働率になっただけであって、急に人気が無くなったわけではない。
そもそも、人気台の指標は、演出やスペック、版権の良さなど、数値化しにくいものである。
そこで、全体の稼働率平均に対する稼働率を、人気の指標としていると捉えている。あくまで稼働率は人気台の参考値であることに留意しなければならない。

パチンコホールは稼働率を高い状態に維持したいと考えており、メイン、準メインで稼働していた機種の稼働率が低下傾向にあれば、設定投入率を上げて、その機種のユーザー離れを防ぎたいと考える。なので、稼働貢献終了したメイン、準メイン機種は打つべきであり、高設定割合を上げるべきである。

さいごに

インターネットやSNS、ブログを見ると稼働貢献について認識が違うのではないかと思える文章が多かったので、私の稼働貢献についての認識を列挙した。
あくまでユーザー視点なので、憶測も含まれております。不正確な内容があるかもしれませんが、ご了承ください。

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