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【Marvel Snap デッキ解説】シリーズ3⃣デッキ「パトリオット」解説

【はじめに】

この記事を読む為の所要時間はおよそ15分です。
こんにちは!AKIです。今回は「パトリオット」デッキの解説になります。
先日、ようやくパトリオットを手に入れまして、色々試してきましたのでここでお伝え出来たらなと思います!よろしくお願いします。
環境へ対応していこうと模索を重ねた末、色々な構築にたどり着きました。
紹介する構築が多いのと、今回から記述形式を変更しているので内容が濃くなってしまいますが、デッキの理解度を上げることに貢献できているのではないか?と思います。今シーズンはもう終了間際ですが、来期パトリオットを使ってインフィニティになりたいという方への一助になればと思います。

※当記事で使用しているゲームのプレイ画像の著作権は筆者には帰属しません。ですので本記事で利用している画像の転載及び配布を禁止いたします。


【パトリオットデッキの強力な点】

さて、このデッキは何故流行っているのか、私なりにパトリオットデッキを計500戦ほど回した結論を書きます。

☑現在のリーチ、リーダー、サーファー環境との相性の良さ
☑サンドマンの採用を無理なく行える
☑パトリオットの3コストだとは思えない全体出力
☑いっぱいカードをプレイできるのが楽しい!

これらが使っていて強力だなと感じた点です。
要は、現在の環境にすごくマッチしているということです。一部説明していきます。

vsリーチ:無効にされたカードはパトリオットの効果対象に!

vsリーダー:どの動きをコピーされても、パトリオットのバフがある以上こちらの動きを上回ることができない点やコピーされたミスティークの効果は無効になる

vsサーファー:サンドマンを採用することで明確なメタとしての立ち位置を確立。サンドマンのデメリットはウルトロンで解消できるので実質デメリット無し。ウルトロンが引けない場合も想定してブルードやシニスターを採用する。

これらが現環境にマッチしている点です。先日のメタレポートを見ていただいた方はわかると思いますが、サーファー採用のデッキがすごく多いんですね。その対応をするためにリーチを握る方が一定数いまして、環境の大部分をそれらのデッキタイプで占めています。その大部分のデッキに対して強くでることができるパトリオットは環境に多い理由となっていると結論づけました。ただ、相手も永続メタカードを入れたりしているので立ち回りによっては普通に負けもありますが、前述した通り環境立ち位置が良いのでランクを盛る観点から見ても使いやすいデッキです。


【構築紹介】

(基本構築:カイ・ザー採用型)

MarvelSnapZone様の構築を使用させていただきました。
今回はこちらの構築を基本構築として採用させていただいております。
バフカードを4枚採用している点とインビジブルウーマンで永続メタに強く出られる点が好印象です。バフカードをプレイできないと弱いので構築上無理なくバフカードを採用できるのはパトリオットの良さが出てますね。
スクレイガールでキルモンガーを誘い、ウルトロンを通すプレイングも強力です。

(強い点)
☑Kazooに似ている部分があるのでシリーズ3初心者の方でも扱いやすい
☑全体バフ持ちを多く採用しているので安定度が高い
☑キルモンガーを1コストカード、デブリで誘いウルトロンを通すことができる

(弱い点)
☑バフ持ちを置きたいターンが固定化される点からくる対応力の低さ
☑最低でも+3以上のバフがない場合のパワー不足感
☑相手に動きを読まれやすい


(筆者構築:マジック採用型)

ウルトロン無し!

筆者はパトリオットを使っていて、マジックを採用した方が強いと感じています。というか彼女の存在がいるだけでデッキとしての完成度が2段階変わると言っても過言ではありません。
マジックを採用すると、こんな動きができます。

◇パトリオット+ミスティーク+オンスロートによる全体+8バフ
◇パトリオット+ミスティークをプレイした後にウルトロンをプレイ

等です。バフを掛けられないと弱いこのデッキに猶予を与えることでバフカードを遅めにプレイしても問題にならず、総合的に見て安定感が増します。
永続無効が怖いから最終ターンにパトリオット+ミスティークをプレイしたいという点は既知の事だとは思いますが、このカード達をプレイした後にウルトロンをプレイしたい時ってありませんか?マジックならそれを可能にするという訳です。

(強い点)
☑オンスロートをプレイする余裕を作れる
☑パトリオットデッキの課題であるパワー不足を補うことができる
☑パワーが高いカードを採用しているのでミラーに強い

(弱い点)
☑ロケーション変更に弱い(6ターン目にリンボを変更されるとそのままゲーム終了)
☑相手の助けになる可能性もあるので、その動きを超える必要がある(相手を選んでプレイする必要がある)


(筆者構築:サンドマン採用型)

筆者のイチ押しデッキです。
モラグの注目ロケーション中だったのでサンドマンが強力でしたね。Kazooが多かったのも追い風でした。(※注目ロケーション用ではありません。)
そもそもパトリオットを使いたくなったのもサンドマンを上手く使えないか?という発想からきていて、パトリオットデッキの相談が来た時もこのサンドマン型を推していました。
パトリオットが手に入ってから実際に手に取ってみると本当に環境に刺さっていて強力なデッキでホッとしましたね。

(強い点)
☑環境に多いサーファー採用デッキや展開系のデッキに強く出られる
☑サンドマンのデメリットをウルトロンや展開系のカードで解消している
☑マジックを絡めた時はサンドマン無しの状態と遜色ない火力を出せる
☑キルモンガーに強い

(弱い点)
☑マジックが絡まないと十分なパワーを出せない場面がある
☑サンドマンをプレイするタイミングを見極めないと自分の首を絞める
☑コスモを採用していないので永続メタが刺さりやすい
☑コスモを採用するとデッキとしてのパワーが下がる点が課題


(番外編:シルバー・サーファー採用型)

オコエよりスカーレットウィッチが強いとのこと。実際強かったです。

こってり様の構築を掲載させていただいております。
こういったデッキちらほら見るのではないでしょうか?
パトリオットデッキよりはサーファーデッキになってしまいますが、グッドスタッフの適応力がありながら十分なパワーを出せるのでバランスの良い強力なデッキになっております。
現環境はリーチが多いのであえてセラを採用しない構築となっています。
筆者はリーチ環境でセラを外した方が強いのでは?と思いながらセラミラクルを使っていましたが外すまで踏み切ることができませんでした。
そんな中こってり様がこの構築でインフィニティに到達されていたので度肝を抜かれましたね。
パトリオットの情報を隠しながらプレイをしていくと、最終ターンに相手の想定していたパワーをずらすことができます。ここが使っていて強いと感じました。
(強い点)
☑環境に合わせたグッドスタッフで構築されているので対応力が高い
☑プレイングによるSNAPの読まれにくさ
☑パトリオットを置くロケーションのパワー不足をシルバー・サーファーで補っている

(弱い点)
☑リーチ対面はパトリオットをプレイできていないと勝ちが薄い
☑パトリオットとシルバーサーファーがどちらもプレイできていない場合のパワー不足感


(番外編:序盤構築)

シリーズ3⃣にはいったばかりの方へ向けた構築です。正直、kazooを使う方が強いですが、パトリオットをどうしても使いたいって人に向けて構築しました。カードが揃い次第、上記4種類の構築を使うようにしましょう。
このデッキもそこそこ強いので、シリーズ3⃣のカードでパトリオットしか持ってないよという方は試してみてはいかがでしょうか!


【代替案】

ウルトロン ⇒ ドクター・ドゥーム等

ウルトロンの代替案はこのカードしか思いつきません。単体ならですが。
それでも十分な代替にはなっていないと思います。基本構築以外はウルトロンを出さなくても勝てるシーンが多いのでウルトロンだけを持っていない方は基本構築以外を試していただければと思います。
ブルード、シニスターのような1枚で複数枚になるカードを採用すればウルトロンの採用価値が薄れます。絶対的なパワー、相性から見るとウルトロンい軍配は上がりますが、持っていない方は構築で補えいましょう。

ミスティーク ⇒ バニラ系カード(サイクロップスやザ・シング等)

ミスティークはこのデッキにとって重要なパーツですが、シリーズ3⃣に入ったばかりだとパトリオットとミスティークを両方所持している人は少ないと思います。パトリオットはコンセプトカードなので代替ができませんし、このミスティークの代替案も役割がかぶっている訳ではありません。
こういった場合の代替案に困ったら有識者に聞くといいでしょう。
マーベルスナップ界隈は温かい方が多いので遠慮せず聞いてみてください。
私のことを有識者と判断していただけるなら私に聞いてもらってもOKです!


【主要カード採用理由】

マジック

採用理由:全体バフを貼る為の時間稼ぎ、サンドマンを上手く使う為に採用。
使用方法:このカードは積極的にプレイします。どの構築でもマジックを絡めるとデッキパワーが安定しますが、ロケーション変更カードを相手が採用していて、5ターン目までにそれらをプレイしていなければマジックを使わない立ち回りを考える必要が出てきます。
リンボは変更されたターンに効果を失うので6ターン目に変えられるとそのままゲームが終了する点は明確な弱点になります。

サンドマン

採用理由:環境に多いサーファーや展開デッキに対して強く出られる
使用方法:サーファーが採用されていれば4ターン目にプレイしますが、この時SNAPをしましょう。基本的にプレイするだけで相手の撤退判断になり得ますが、乗っかってくる場合もありますのでSNAPするに越したことはないです。ただ、積極的にプレイするカードではないことを念頭に置いてください。マジックがないと自分の首を絞めることにもなります。


【デッキの動かし方】

(通常パターン)

◇5ターン目までに十分にカードをプレイできている場合
⇒6ターン目にパトリオット+ミスティークをプレイ

※注意点として、後攻をとれていないならパトリオットとミスティークは別々のロケーションにプレイしましょう

◇5ターン目までに十分にカードがプレイできない場合
⇒6ターン目にウルトロンをプレイするためにバフ持ちカードを事前にプレイして盤面を厚くする

※これがパトリオットデッキの強みです。バフを厚くすれば最後のウルトロンで形成逆転できます。コスモを採用していないなら、永続効果を無効にされた時の被害を抑える為にバフ持ちカードはロケーションを分けてプレイしてください。


(マジック使用パターン)

このパターンは展開例を記載します。
(展開例①)
・6T パトリオット+ミスティーク 
・7T ウルトロン
(展開例②)
・6T パトリオット+ミスティーク
・7T オンスロート
(展開例③)
・6T オンスロート
・7T ウルトロン

盤面の状況に合わせてプレイしていきましょう。全然難しいことじゃないので使っているうちに慣れてくると思います。私はすでにマジック不採用のパトリオットを回せない体になりました。本当に強い。。。。


(サンドマン使用パターン)

サンドマンを使用する上での最強の動きを記載します。サンドマンが刺さる相手にはこの動きを通すだけで確実に勝てますので覚えておきましょう。
3T:パトリオット
4T:サンドマン
5T:マジック
6T:オンスロート
7T:ウルトロン

上手くいくと、各ロケーションのパワーが15以上になります。
プレイ制限をされている状況で相手が15以上のパワーを2ロケーションで作ることはまず不可能なのでこのデッキにサンドマンがいかに噛み合っているかがわかると思います。


【このデッキの弱点・対策】

(vsカード)

永続メタカード

Q.どんな影響があるの?
⇒永続効果を軸として構築しているのでここが無効にされると不利です。

Q.対策は?
⇒コスモで永続無効を防ぐ、コスモがなければ無効にされる前提でロケーションを分けてプレイする。


エアロ、マグニートー

Q.どんな影響があるの?
⇒オンスロートと絡ませたい場面で移動させられると想定していたデッキのパワーが下がります。後述するロケーションに移動させられると目も当てられません。

Q.対策は?
⇒ロケーションを埋めて、移動を想定していたロケーションに移動できなくさせることですね。


リーチ

Q.どんな影響があるの?
⇒パトリオットを無効にされたら撤退です。

Q.対策は?
⇒リーチデッキだとわかり次第パトリオットをプレイしてください。
エレクトラがプレイされたら次のターンにパトリオットをプレイする等がイメージつきやすいでしょうか。
リーチデッキに関してはいろんなデッキに入っているので試行回数を重ねて環境を把握することが大切です。
これを読んでいる初~中級者の方はこちらの記事を読んでいただくと情報戦の重要さがわかると思います。


(vsロケーション)

静寂の島

Q.どんな影響があるの?
⇒永続無効にされるロケーションは相性が悪いのは既知の事ですが、
エアロやマグニートーと絡めることにより、こちらのデッキに大打撃を与えてきます。

Q.対策は?
⇒他のカードでこのロケーションを埋めれば問題はありません。


【SNAP/撤退判断】

ここが一番大事ですよね。もし今回紹介したデッキを使ってランクを上げるのに困ったら気軽に質問してください。

(SNAP)

☑自分の最強の動きができる場合
☑サンドマンを出す前にSNAP
☑5ターン目までにSNAP判断をする
☑全体バフが5以上載せられそうなら
※パトリオット+ミスティーク+ブルーマーベル等

(撤退)

☑パトリオットが使い物にならない場合
☑全体バフが3以下になりそうなら
☑6ターン目に先行をとってしまい、相手がキルモンガーを採用している構築で、こちらの盤面が1コストカードが多い状態

(ランクを盛る上で)

このデッキは相手に動きを知られている前提でプレイします。
サンドマン型は全然環境で見ませんが、パトリオットというデッキタイプの特性上ネタは割れています。このようなデッキを使う際には、

1キューブを犠牲に4キューブ稼ぐ」考え方を適用すると思うようにランクを上げられません。ではどうするのか。それは

2キューブを犠牲に4、8キューブを稼ぐ」の考え方を適用します。相手にネタが割れている以上、強い動きはばれていますし、こちらのSNAPにも乗っかってきやすいです。
そしてこの考え方は自殺行為に等しい場面もありますが、パトリオットデッキは最後の動きが複数あるのでこの考え方が適しているデッキタイプになります。

この考えを適用するまでに40キューブ程度は犠牲にすることでしょう。構築を自分のものにしてからが初めてインフィニティへの出発点になりますので撤退判断を早めてキューブを犠牲にして勉強していくことが大切です。


【ゲーム内スクリーンショット】

使用しているスクショを貼っておきます。イメージがつきやすくなると思いますのでご参考までに。

VSバエロ:キルモンガーを見越してウルトロンをプレイ。リーダー出されても勝ち
VSゼロシュリ サンドマンが上手く刺さりました。

【おわりに】

お疲れ様でした。ここまで読んでいただきありがとうございます。
シリーズ3⃣「パトリオット」はいかがだったでしょうか。
インフィニティに到達できるポテンシャルは十分にあります。
私が使っているサンドマン型はおすすめ構築ですので真似できそうな方は真似してみてください。
環境メタデッキの側面もありますので、使っていて新鮮になるのではないでしょうか。楽しくランクを盛りましょう☝
わからない事があれば気軽に質問をください!
重ねてになりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
よろしければTwitterをフォローしてください!一緒に遊びましょう☝
では良いSNAPを! 

【この記事を書いた人】

S6終了3日前からマーベルスナップをインストール。
S7・8インフィニティ到達。CL3100。
マグニートー、アダム・ウォーロックが好き。

著者:AKI マーベルスナップ Marvel Snap
Twitter ⇒ @AKI_marvelsnap

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