MIXの概念について

MIXってなにすんの?についてお話します。

MIXとは、音の各トラックの「音量」「位置」「高さ」「広がり」をコントロールする作業です。

音量はフェーダーで、位置はPANでコントロールすることができ、高さはイコライザーでより分けることができます。

フェーダー、PAN、イコライザー、空間系エフェクターを使って、3次元的(2次元+周波数的)に音を分離したりすり合わせたりするのがMIXです。

フェーダーをいじると、おもに音の奥行きをいじることができます。音が小さいほど遠くで聞こえるように聞こえます。空間系エフェクター(リバーブ)とか、ダブラーとかでも遠くにすることができます。

PANは左右に音を振ることができます。原理的にはLチャンネルとRチャンネルの比率を変えています。 これを使うことで、同じ音量、同じ周波数でも別々に聞かせることができるので、非常に有用です。 とりあえずかぶっている音があったらPANをふってみてください。

空間系エフェクターはPANの広がりを調整することができます。基本的に収録した音はモノラルなので、ダブラー、コーラス、ディレイ、リバーブ、エキスパンダーなどで広げていきます。

イコライザーは周波数で分けて音量を変えることができます。例えば、低い音が出るベースとキックはできるだけcenter(0%)でおきたいので、イコライザーで分けることが多いです。

以上のように、音を3次元的に理解するのがMIXでは大事です。
それぞれきちんと住み分けるか、ぶつけるかを考えて配置していきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?